モンハン勢がダンまち世界に迷い込むのは間違っているだろうか   作:H-13

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サクサクとヘファイストスが専属鍛冶師になりましたが椿でも持て余すと武具を見た瞬間に分かったからです。それにまだまだ鍛冶師として成長の余地があると気付かせてくれたからその感謝も含んでます。ゴブニュには横取りされたくない←



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「ヤマト君!君は一人で龍に立ち向かっていたのかい?」

 

「パーティを組む時とトントンだったがこの頃はもっぱらソロだったな。」

 

「そんな君が僕と契約してくれるなんて嬉しいよ!」

 

「まぁまぁ。俺もこの世界じゃ新参者だし…何れ帰れる様になったらユクモ村に帰るかもしれないしな。身軽な方が気が楽さ。」

 

「…そうだね。その時は君の意志を尊重するよヤマト君。欲を言えば僕もユクモ村に行ってみたいけどね!」

 

「オラリオに比べちゃ狭いとこだが良い村だ。全部紹介してやるよ。」

 

ヘファイストス・ファミリアのテナントを出て、神ヘスティアと共にその廃教会へ向かう道すがら情報交換と言うほどの事では無いが、軽く言葉を交して行く。フル装備に禍々しい鎌を背負った見るからに強そうな偉丈夫と神が並んで歩いている姿は多くの人の目線の先に居た。

 

大きな道から逸れ、裏道へ。道が間違っていなければこの辺りに…あった。

 

神ヘファイストスがボロっちいと言うだけあって見てくれはボロボロではあったがちゃんと地下室に行ってみれば生活出来るだけの広さはしっかりと保たれていた。

 

うんうん、これならちょっと掃除するだけで暮らせる。タダ宿なのだ。寒くなくて雨風に晒されないだけでヤマトにとっては花丸であった。

 

「…ん?神ヘスティア?」

 

いつの間にか、あの小さい丸っこい神様が居なくなっていた。

 

あれだけ賑やかだったのに、ヤマトの雰囲気に陰りが見えた。

 

廃教会の入口。入る時には無かった封筒が落ちていた。拾い上げ…書いてある文字を読みあげれば大体の内容は把握した。

 

バベル。その最上階。神フレイヤからの招待状。ああ、そうか。誰だかもなんの用か知らないがこの俺に喧嘩を売りに来たのか。

 

来た道をUターンする事となった。ミア母さんから貰った私生活がおくれる最低限の荷物を廃教会の地下室に置き…取り敢えずは神ヘファイストスの元へと脚を運んだ。

 

「…ヘスティアは見えないようだけれど。何か武器についての要望?」

 

ヘファイストスの質問には、封筒ごと神フレイヤから送られたであろうソレを見せた。

 

「フレイヤに目を付けられたのね…何かした?」

 

「いや?何も。先ず神フレイヤが誰か知らん。」

 

「……何もして無いの部分が嘘…というよりも無自覚で何かやった様に感じたけど?」

 

「…確かに何か不躾な視線に対して殺気を叩き付けたが。それが神フレイヤだと?」

 

「視線はこの建物の上から?」

 

「そうだ。」

 

「なら90%くらいフレイヤね。…それで…ヘスティアは?」

 

「連れ去られたのだろう。」

 

「…フレイヤは美の女神よ。魅了されて終わり、なんて呆気ない結末も有り得るわ?」

 

「忠告は有難いが…俺はヘスティアを選んだ。ソレを邪魔されたんだ、文句位は面と向かって言わないと気が済まない。」

 

「…貴方はなんだかんだ規格外だものね。…ヘスティアの事頼んだわよ?」

 

「まだ恩恵すら貰ってないんだ。ちゃんと連れて帰る。」

 

恩恵が刻まれていない部分を誠だと感じ取ったヘファイストスは引き留めようか思考を回した後に諦めた。

 

恩恵、神の助けも無しに巨龍に挑み一方的に狩る?有り得ない話が有り得る話として目の前に居るヤマトが体現していた。ならば…フレイヤに真正面から喧嘩を売りに行くのも…不可能では無いと。

 

 

 

「あら、…漸く来てくれたのね?名前、教えてくれないかしら...?」

 

「黙ってろビッチ。神ヘスティアは何処だ。」

 

「……あら、釣れないのね?貴方のコトが知りたいだけなのに。」

 

魅了を最大解放したフレイヤの神威と怒気を纏い【終焉】を既に抜刀したヤマトの殺意がぶつかり合う。

 

オッタルすら脚を踏み入れられない神の本気。下界で扱える限界値。ソレを受けながらヤマトはゆっくりと自らの攻撃範囲内にフレイヤを収めた。一振りでフレイヤの首を刎ねられる。そんな距離。

 

天空すら支配して支配下に置く天龍、マグマすら意に介さず泳ぐ黒竜。はっきり言ってそいつらの咆哮と比べてしまえば物足りず真正面から抵抗出来る程度には、目の前の美の女神は弱かった。

 

「5つ数える内に神ヘスティアを出さなければ四肢程度は貰ってゆくぞ。」

 

「…な、何故…恩恵も無いヒューマンが抗える!」

 

「コレ以上を体験してるからとしか言えんな。…最初から俺が本気で怒ってなきゃ、魅了されてたかもしれんし。紙一重だろ?」

 

オッタルの叫びともとれる問に軽く答えながらごー、よん、さん、にぃ。と無慈悲に進むヤマトのカウントダウン。

 

「…じょ、条件があるわ」

 

「なんだ。」

 

「私の、オッタルと戦って頂戴。勝ち負けに関わらずヘスティアは貴方に先に返すわ?」

 

「俺の業は対人用じゃねぇんだよ。それでも良いのか?」

 

「ええ。」

 

「そいつが死んでも?」

 

「それは…困るわね。」

 

「フレイヤ様、私が負けると…?」

 

「大切な貴方だもの。負けるのは良いけれど、死ぬのは私が許さないわ。」

 

「…ヤマト君、助かったよ。ありがとう。それにしても…フレイヤの魅了に掛からなかったのかい?僕はこうして無事だからその怖い雰囲気をどうにかしてくれないかい?」

 

目の前で神と猪人のイチャイチャを見せつけられながら解放された神ヘスティアを隣に置きながら殺意をゆっくりと収めて行く。

 

「オッタル、2人をホームへ案内してあげて?」

「?」

 

あ、戦うのはやるのね?どうしようかなぁ…コレ。




次回VSオッタル

正直アルバトリオンやアカムトロムより下界に降りてきてる神(色々封印済み)の神威が勝てる訳がないと思ってる作者です。異論は認めるけどこの作品内は認めないのでよろしくお願いします。
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