引きこもりのサーヴァント鬼丸国綱はモテる…いやなんで? 作:黒鬼丸
「マスター拾った。」
「わぁぁぁぁぁ!!!雁夜さんだぁぁぁ!!!」
「静かにしろマスター。」
「え?!なに?!」
「おや新しい人ですか。」
「……え?ここ何処?!」
「起きたか。お粥食うか?」
「さ、桜ちゃんは?!」
「あっちで龍之介さんとお絵描きしてる。」
「え?!だ、大丈夫なの?!」
「あっはい無害ですので。」
「……あのなんで。」
「アルターエゴさんに聞いてくだせぇ。」
「理由か?家の前に倒れていたからだが?」
「…え?」
「子供を悲しませてどうする。」
「でも…俺…」
「
「……桜ちゃんがひとりぼっちになってしまう?」
「ようやく気がついたか。」
「そ、それはダメだ!生きる!桜ちゃんの為に!」
「ふと思ったんだが…うちに来ないか?」
「え?」
「家を出るのなら宿が必要だ。」
「部屋なら余ってるからいいよー。」
「………あの…ありがとう。」
「……その前に職を見つけろ。」
「職って言ったって…なにをすればいいのか。」
「写真家に興味ありませんか?」
「写真撮るの好きだけど…カメラなくて…」
「アルターエゴさんー。お古のカメラあったよね?」
「ああ、あれか取りに行ってくる。」
「え?そ、そこまでしてもらっていいのかな?!」
「使わないよりかは。」
「ありがとう!大切にするよ!」
「先ずはゆっくり休め。」
「アルターエゴさん…ありがとう。」
「……アルターエゴさん。おじさん。」
「どうした桜。」
「私、お子様ランチ食べてみたい。」
「……お子様ランチ?えーっと…」
「少し大人向けのランチにしよう。」
「ほんと?」
「ああ。」
「楽しみ。」
「……桜ちゃん…」
「雁夜さん。先ずは桜ちゃん優先で。」
「うん。そうだね。」
少しずつ少しずつ人馴れしてもらう為ここに暮らすことになった雁夜さんと桜ちゃん。バーサーカーは何故か大人しかったので鬼丸さんがプリンあげたら懐かれた。
「俺には懐かなかったくせに!」
「美味いものに目がなかったか。ドンマイ雁夜さん。」
「おじさん。」
「ん?桜ちゃんどうしたんだい?」
「……わがままいっていい?」
「い、いいんだよ?!」
「……あのね…可愛いお洋服着てみたい。この子みたいに。」
「うん、いいよ。」
「ありがとう。」
桜ちゃんが初めて笑った雁夜さんと桜ちゃんを可愛がっていた龍之介さんやジルさんは泣いた。
「服作らないと。コスプレイヤーの服を作っていたワイの実力が試される時が来たか。」
「どんな服がいい?」
「魔女。」
「可愛いな魔女。」
「うん。」
「色んな服作るからね!」
「うん。無理しないでねお姉さん。」
「おーよ!」
可愛い服を着て大満足な桜ちゃんであった。雁夜さんとバーサーカーさんはカメラを構えて写真撮ってた。
間桐雁夜
地道に貯めたお金で小さな写真館を建てた結果街の人気者の写真家になっていた。桜ちゃんのことを大切に思っている。だからこそ生きると決意した。
間桐桜
最初は笑えなかったがアルターエゴ陣営の家に来てからというもの笑顔を取り戻しつつあった。可愛いお洋服が好きなお年頃。少し大人なお子様ランチが好き。みんな大好き。初恋はきっと鬼丸さん。
バーサーカー:ランスロット
最初はギクシャクしていたが一緒にお世話していくうちに仲良くなった。子供の育て方について鬼丸さんから渡された本を読んで学んだ。