錬金術師で改造人間だけど何か質問ある? 作:カラグリヤッホイ
300:一般錬金改造マン
そういえば今日がツヴァイウイングのライブ開催日だよね
301:名無しの質問者
うわでた
302:名無しの質問者
ゴリラマンじゃん
303:名無しの質問者
せめて変身しろ
304:名無しの質問者
ゴキブリのような扱いをされるスレ主がいるらしい
305:一般錬金改造マン
錬金術を使えば呪殺もできるって言ってなかったかなあ……
306:名無しの質問者
ヒェッ
307:名無しの質問者
すんませんでした
308:名無しの質問者
お許しください
309:一般錬金改造マン
出来るわけねーじゃん。引っかかったなアホが!
310:名無しの質問者
クソガキぃ!
311:名無しの質問者
で、いつまでその設定続けるの?
312:名無しの質問者
そろそろ苦しくなってこない?
313:名無しの質問者
よく練られた設定ってことは認める。その年にしては素晴らしい。褒めてしんぜよう
314:名無しの質問者
どこ視点だ。親か
315:名無しの質問者
イッチはわしらが育てた
316:名無しの質問者
草
317:一般錬金改造マン
お前らが質問くれねーから雑談スレと化してるけど質問くれれば答えるよ?
318:名無しの質問者
イッチはライブ見に行くの~?
319:名無しの質問者
スレタイと全く関係ない質問で草
320:名無しの質問者
ワイ現地入り、高みの見物
321:名無しの質問者
>>320 もう許さねえからなあ?
322:名無しの質問者
見てえよお!俺もツヴァイウイングのライブ生で見てえよお!
323:名無しの質問者
仕事が憎い……!
324:名無しの質問者
クソ、配信を見るしかないのか……!
325:一般錬金改造マン
チケット落ちしました!後輩二人は生ライブ見に行くらしいけど!羨ましいなあ!
326:名無しの質問者
悲しいなあ
327:名無しの質問者
ショッギョムッジョ
328:名無しの質問者
なんだ仲間かよ、早く言えよ
329:名無しの質問者
おれたちゃ仲間だ
330:名無しの質問者
一人ぼっちは、寂しいもんな……
331:一般錬金改造マン
実はマイファーザーから継いだ物体αことレナス=アルマくんを胸に仕舞ってから妙に彼女たちの歌が心地いいのだ。普通の歌ではこうはならないからふっしぎー
332:名無しの質問者
脳みそ弄られて色々変わったんじゃない?
333:名無しの質問者
そう考えるとイッチの両親はマッドやな。息子大改造してるやんけ
334:名無しの質問者
お前の両親ショッカーとかゴルゴムだったりしない?
335:名無しの質問者
力んだらベルトでない?
336:一般錬金改造マン
試してみたけど炎の剣しか出なかったわ
337:名無しの質問者
出てるやん草
338:名無しの質問者
中二病真っ盛りですね
339:一般錬金改造マン
持つと大火傷するけど
340:名無しの質問者
草
341:名無しの質問者
ふぁーーーwwwww
342:名無しの質問者
自分を貫くゲイボルグみてえだなお前な
343:名無しの質問者
さてそろそろ待機するか
344:名無しの質問者
楽しみだにゃあ
掲示板に書き込みつつももうすぐ始まるであろうライブに備えて、ジュースを確保し、ポテトチップスを開け、ヘッドフォンをパソコンに挿す。そういえば立花に小日向はそろそろ会場についた頃だろうか?うっかりしたところがある立花はともかく小日向がいるからまああまり心配する必要はないだろう。中学生をナンパするようなバカもさすがに居ないだろうし。
俺が錬金術師になってからはまだノイズも現れてない。ノイズが現れるときは特有の空間の揺れがあり、それを感知する道具もご先祖の知識で作成した。そもそもノイズが現れるのも開けっ放しのバビロニアの宝物庫の出口に気づいたノイズが出口から落っこちてるようなものなので正直偶然的で予測はできないし、確率もそんなに高くない。そんなホイホイ出てくるなら人類は滅んでるからだ。
まあつまり、何が言いたいかと言えばライブを楽しむ余裕くらいはあるということである。CDですら歌声を聞くとテンションが上がるというのにライブだとどうなってしまうのだろうか。怖いけど楽しみである。そんなことを考えてるとパソコンのそばに置いておいた携帯電話が着メロの逆光のフリューゲルを盛大にならして震えた。液晶を確認してみると、立花?あいつライブじゃなかったのか?
「立花、どうした?」
『せんぱぁ~~い!助けてください~~!』
「……何があった?」
『未来が、未来が~~!』
「小日向に何かあったのか!?」
『これなくなっちゃって私一人なんです~~!うぅ、私呪われてるかも……』
……なるほど、つまり立花は小日向にドタキャンを食らってしまったのか。すわ小日向に何かあったのかと思って椅子から腰を上げて中腰になっていたのをもう一度椅子に座りなおして立花の話を聞く態勢になる。まあ少しだけ話を聞いておけばいいだろ。流石にライブ中に通話してくるわけもないし。ただ不安なだけだろう、可愛い後輩ですこと。
454:名無しの質問者
速報 始まるまで残り5分
455:名無しの質問者
配信実況スレはここですか?
456:名無しの質問者
>>455 そうです
457:一般錬金改造マン
いやここ質問スレなんだが?
458:名無しの質問者
掲示板で本題からずれないと思ってる貴様はド3流だ
459:名無しの質問者
勉強になってよかったな
460:名無しの質問者
でもイッチ貴様も配信待機してるんだろ
461:一般錬金改造マン
はい
462:名無しの質問者
素直でよろしい
463:名無しの質問者
そういえば学生は休みなのか……
464:名無しの質問者
何だ貴様社畜か?おれもだ
465:名無しの質問者
掲示板やってんじゃねーよハゲ!
466:名無しの質問者
やばい仕事中なのにレスやめられないんだけどwww
467:名無しの質問者
ツヴァイウイングのライブだし有休使って休めばいいのに
468:名無しの質問者
>>467 まだお前はこっちにくるなよ
469:名無しの質問者
>>467 世界の真実に気づくな
470:名無しの質問者
純粋兄貴可愛い、食べちゃいたい
471:一般錬金改造マン
お、始まった。FOOOOOっ!!!
472:名無しの質問者
いの一番にイッチがノリノリになってて草
473:名無しの質問者
みれない私に愛の手を
474:名無しの質問者
ないです
475:名無しの質問者
そんなあ
476:名無しの質問者
おー、金かかってるな
477:名無しの質問者
うおおお上から降ってくるのやっば!
478:名無しの質問者
すげえな、高校生なんだろこれで
479:名無しの質問者
身体能力高すぎぃ!
480:名無しの質問者
あーやっぱ歌が上手いよなあ
481:名無しの質問者
イッチの霊圧が死んだ
482:名無しの質問者
どこ行った
483:名無しの質問者
生きてるか?
484:一般錬金改造マン
聞き惚れて意識とんでました
485:名無しの質問者
まだまだ行くぞおおお!
486:名無しの質問者
うおおおおお!
487:名無しの質問者
いえええええ!
488:名無しの質問者
えっ!?
489:名無しの質問者
なに!?
490:名無しの質問者
これ演出か……?
491:名無しの質問者
にしては悲鳴が迫真すぎる……
492:名無しの質問者
待って配信切れたぞ!?
493:名無しの質問者
最後……ノイズって聞こえた
「なんでよりにもよってこのタイミングで……!」
羅針盤を模した魔道具が回転してノイズの出現を知らせた。乱暴にヘッドフォンを脱ぎ捨てて異空間から取り出したヘッドギア……鉄仮面と呼ばれるそれを頭につける。途端に触覚が鈍くなる。麻痺の概念を込めた痛覚を殺す哲学兵装のそれと、分厚い皮手袋、俺にはかなり大きいがご先祖が使用していた現物だ。当時はいたらしいドラゴンの皮で作られており、長い年月を過ごしたことで不壊の概念を得た後天的な哲学兵装。
今来ている服を錬成しなおして戦闘用の服装に再錬成する。背中にご先祖が使っていた剣を背負い、錬金術で作ったアイテム……神秘的に光る液体が入ったボトル、イノーフボトルを部屋の床に叩きつける。ボトルが割れて、中の薬品が揮発して俺を覆い、俺の目の前の空間を歪める。俺はそのままゆがめられた空間に飛び込んだ。
ライブ会場の屋根、展開されて翼のようになっているそれの一つの上に降り立った俺、下では既にノイズが人を襲い始めている。立花は無事か……?それも気がかりだけど、今はこの状況を何とかするのが先決!背中の剣、「刻罪の剣」と呼ばれるそれを抜いて飛び降りる。振り下ろしと同時にレナス=アルマから光の星霊力を引き出して剣に纏わせる。振り下ろしと同時に稲妻が走った。
「襲爪!雷斬!」
3つの爪のような稲妻がオタマジャクシのようなノイズを消し飛ばし、炭の塊に変える。ご先祖の戦い方、初代から今までのレナス=アルマ使用者の戦い方はきちんとできるようだ。伝えられた知識が勝手に体を動かし、レナス=アルマのエネルギーを技という形に変えていく。ノイズは位相をずらし、こちらの攻撃を無効化してくるがレナス=アルマにはそれを貫通する力がある。
それは星霊力、世界に満ちるすべてを司る星のエネルギーはたとえ位相をずらしてもそこに存在する。レナス=アルマが放出した星霊力は別位相の星霊力にも感応して……結果的にそこにある位相全てに攻撃をぶち込むことが出来る。俺の放った稲妻は位相をずらしたノイズだろうが関係なしにすべて焼き尽くしたのだ。
「……歌……?」
ここまでやってようやく気付いた。歌が聞こえる、アップテンポで勇気付けられるような……そんな歌。雷を纏った拳で殴り上げ、広域のノイズに雷を纏った一閃を見舞う。雷牙一閃と名付けられたそれが俺の目の前のノイズを一掃したことでようやく俺は周りを見渡す余裕ができた。俺から少し離れた先でプロテクターのような鎧を付けた二人組の女……ツヴァイウイングの風鳴翼と天羽奏が戦っている。
なんだ、あれは。錬金術師としての知識がそれの中身を伝えてくる。ひどく不格好で、それでいて天才的な発想と技術力。まさか、聖遺物を歌で励起させ続けて鎧に変えるだなんて。使用されているエネルギーを見るにフォニックゲインと呼ばれる歌によって発するエネルギーだ。適合者の心音を何千年も聞かせ続けてようやく起動したレナス=アルマとは違う正規の手段によるアプローチでの聖遺物の起動だが、技術体系が全く異なる。俺の……古代の知識にないということはここ最近になって発見された技術に違いない。
錬金術師としては開発者に是非とも話を聞きたいところだが、今は戦力が増えただけありがたい。彼女たちが俺を敵と誤認しないように祈る。彼女たちは恐らく対策しているようだが、俺はノイズの炭素転換への耐性を持たない、つまりミスは許されない。彼女たちを相手にしながらノイズの相手もするのは少々初陣にしては荷が勝ちすぎる。
「絶風刃!」
風の星霊力を引き出し、斜め十字に切り付けた風の刃が射線上のノイズを炭に変えて道を作る。俺はその道を走り、ツヴァイウイングの二人の目の前に立つ。こちらを気にしていた彼女たちがいきなり俺が現れたことで警戒をあらわにするが俺は彼女らに背を向け、水の星霊力を錬金術で練り、詠唱で形を整えて行使した。
「渦巻くは紺青の誘い!メイルシュトローム!」
圧縮された水の奔流がノイズを押し流して潰していく。背中を向けているが、攻撃する様子はないようだ。ひとまず安心ということで、事態の収束を優先するために一言だけ彼女らに残すことにする。
「……俺は敵じゃない」
「あんた……待て!」
天羽奏が何かを言おうとしていたが、それを気にせずに俺はその場を離れる。目標は、目の前にいる大型のノイズ。周りのノイズが寄り集まって完成されたそれは今使ってる刻罪の剣で対処できないこともないが少々面倒だ。避難も粗方終わったようなので、少しばかり本気で対処しても大丈夫だろう。なんせこれは、周りへの被害が大きすぎる。
刻罪の剣を背負い、自分の胸に手を当てる。胸中のレナス=アルマが喜ぶように震えたような気がした。真っ赤に熱した状態のいびつな鉄の棒……形容するならそういう風になるだろう。炎の星霊力そのものを形にしたそれの柄を握って胸から引き抜く。握った手が瞬時に焼ける。周りのコンクリートがそれを抜いただけで黒く焦げて発火する。不壊の哲学兵装の手袋越しに握ってるにもかかわらず俺の手を燃やしていく炎の剣。鉄仮面の痛覚麻痺がなければ握れないそれを両手で握りしめ、下から斜めに振り上げるように大型ノイズを切りつける。
「魔王炎撃波!」
一閃がノイズを真っ二つに焼き切り、遅れて発された莫大な豪炎がノイズの残りを焼いていく。俺はそのまま別のノイズに突っ込んで炎の剣でノイズを切り捨てていく。くそ、どれだけいるんだ。まるで次々と沸いているようじゃないか。燃えるがれきの山を見回すと……そこに俺の後輩、立花響が呆然とした表情で立ち尽くしていた。
主人公の戦闘服はアライズのアルフェンが初期に着ていた群青の戦闘服とほぼ同じです。鉄仮面も同様。
では今日の更新はここまでとします。続きは明日に。
感想評価よろしくお願いいたします。