兎はうちはの瞳に導かれて   作:筋肉の神

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暇な時投稿するので気長にお願いします


うちはと兎

はるか昔から世界には強者と弱者がという区切りが存在する。

強者は世界を我がもの顔で蹂躙し、弱者は一途の光にただ縋るだけ。

縋った光も闇に飲み込まれ消えていく。

かつて英雄がいた。英雄はどんな強者にも立ち向かい決して逃げなかった。自身の背後にはいつも守るべき人々(弱者)がいたからだ。

 

だが、英雄は無敵ではない。

英雄は巨悪に殺された。

英雄が殺されたが、英雄の意思を継いだものによって巨悪は倒される。

 

何度おとぎ話読み返しても結果は毎回同じ英雄は殺されてしまう。おじいちゃんは僕におとぎ話をした後こう言った

 

「英雄になれ」

 

 

 

 

 

 

 

 

ここは迷宮都市、オラリオ

ダンジョンを攻略することを生業とする冒険者がこの町を活気づけている

幼い神はかつて眷族がいた

名をうちは神楽

「神楽くんがダンジョンに遠征に行ってもう5年か」

 

幼い神は悲しげにその一言を空に向けて言い放った

 

「僕は止めたんだ、恩恵を授けた次の日に遠征に行くなんて英雄でもできっこないだろうてね」

 

「なんやヘスティアまだあのクソガキが生きてると思っとるんか?5年やぞ、うちのフィンやアイズたんでも5年は無理や、しかもあいつが行きおったのは深層1人で行くのがまず間違っとるんや」

 

 

「ロキ、ヘスティアをあんまり虐めないであげて」

 

「わぁーたわぁーた、ちょっとからかっただけやヘファイストス。ほんじゃあなドチビ」

 

幼い神、ヘスティアとロキが話していたところに悲しい顔をしていたヘスティアを守るようにヘファイストスが話に割って入った

ロキはさっさとどこかへ行ってしまった。

 

「ヘスティア、いい加減に新しい眷族を探しなさい。神楽もそれをキット望んでいるわよ」

 

「でも…」

 

「何?」

 

「誘ってはいるんだ。だけどみんなには「こんな弱小ファミリアには入りたくない」

って言われるんだ」

ヘスティアは途中ムカつきながらそう言った

 

 

「フフッなんだ。もう立ち直ったのね。なら私が言うことは何もないわね。またねヘスティア」

ヘファイストスはそう言うと去っていった

 

 

「はあ〜今日も誰も僕のファミリアに入ってくれないな」

ヘスティアは独り言を言いながら路地裏を一人寂しそうに歩いている。

正面から自分と同じく寂しそうな少年を見つけた。

ヘマは出来ない。そう思い少年に近づく。

少年は疲れきった表情で椅子に座っている。

 

ヘスティアは少年の横に行きこう言い放った

「ねえ君、ボクのファミリアに入らないかい?」

 

 

それからしばらく経った日の朝

「神様離してください。僕はダンジョンに行きたいんです」

 

「ダメだベル君、1人で行くのは危ないせめてパーティを組んで行ってくれよ」

 

ヘスティアに誘われた少年ベルは、服を掴んで離さないヘスティアを振り解こうとするがなかなかヘスティアが離れない。

思いっきり振り払ってもいいが、ヘスティアが言っていることは間違っていない何より我が身を心配してくれている。ヘスティアにそんな事は出来ない。

 

「大丈夫です。今日はそんなに無茶しないですから。」

 

「そんな事言ったってベル君この前だってミノタウロスに襲われたじゃないか、

魔法だって覚えて君が冒険しないはずが無いじゃないか。」

 

「うっ…」

 

ヘスティアに正論を言われて言葉に詰まるベル

しかし場は静寂に包まれることは無く、混沌に嵌ってしまう

「帰ったぞヘスティア」

混沌を呼び起こすであろう人物が現れた

「君は………神楽くん?」

 

「えっ?神様誰ですかこの人?」

 

「は?この子誰?少し遠征に行ってた間に新入りか?」

 

ヘスティアは無言で近づき神楽のみぞおちをぶん殴った

 

「少しじゃ無い」

 

 

 

 

 

 

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