赤き覇を超えて   作:h995

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昨日投稿予定だった話です。

はやて、大爆発の回。
本来は前話と合わせて一話分になる予定でした。

追記
2018.11.23 修正


第十一話 夜天の王

 僕が人間をやめた時、あっさりと悪魔の言いなりになった事に対する矛盾点をはやてに突かれ、更にリヒトによって僕に人殺しの経験がある事を看破された僕は、僕の過去の全てを打ち明けた上であの時の心境を告白した。その結果、はやてには散々叱られてしまった。五歳も年上なのに情けないのも確かだが、それによって少しだけ心が晴れた様な気がした。……そんな我が義妹の将来が、楽しみだったりする。

 こうして兄妹の絆を改めて実感する中、ようやくリアス部長とソーナ会長のついての話になった。ここ一カ月程であった事をはやてに話していくと、はやては両腕を組んだ状態で唸っている。

 

「う~ん。アンちゃんには悪いけど、このままやとわたしはちょっと信用できへん。アンちゃんが何と言おうとも、アンちゃんが人間をやめる直接のきっかけはあの二人や。そやから、この二人については自分の目で確認せんことには何とも言えへんよ」

 

 そういうことなら、はやての部活動のない日を選んでオカ研に来てもらえばいい。僕はそう思ったのだが、はやては違った様だ。

 

「……アンちゃん。わたしをオカ研に連れて行こう思うたんやろうけど、それはちょっと違うで。わたしが実際に確認したいんは、全く別の事やから」

 

 そう言い切った時のはやての力強い眼の奥にあるものを、僕はもっとしっかりと確認するべきだった。

 

 

 

Side:リアス・グレモリー

 

 ライザーとのレーティングゲームから三日後。

 

「ここ、何処なの? 確かに駒王町ではあるけど、人の気配が全く感じられないわ」

 

 私は今、異常な状況下にあった。

 

「……どうやら魔術で構築された結界の中の様です。しかもかなり高位の。これ程の強度と精度、そして展開範囲を並立させた結界を見るのは、流石に私も初めてですね」

 

 ソーナが解析を終了したけど、その結果は技術に秀でたソーナを唸らせるほどの物だった。信じられない事に、駒王町を完全に覆ったこの結界に取り込まれたのは私達二人だけだった。

 

 ……この結界を展開した相手は、明らかに私達だけを狙い撃ちしている。

 

 私はその事実に恐怖を感じていたのだけど、このままでは埒が明かないと判断し、さっそく覚醒したばかりの「探知」を使おうとした。

 

 ……でも。

 

「その必要はないで。今、顔を出したる」

 

 突如関西弁で声を掛けられた事で、私は「探知」の使用を中断せざるを得なかった。そうして空の上から現れたのは、柔らかい笑みを浮かべている栗色のショートヘアの女の子だった。黒い生地と金の装飾で統一したタイトスカートとノースリーブを身に纏い、先端に剣十字を象った杖を右手に持ち、百科事典程の大きさと漆黒の装丁を持つ一冊の本を左手に携えている。

 

「こうして顔を合わせるのは初めてやな。いや、あん時はお父ちゃんとお母ちゃんが随分と世話になったなぁ。お陰でわたしもトコトン肝が冷えたで。そんで今は、一つの事で頭がいっぱいや」

 

 ここで、女の子の表情が一変する。

 

「……殺してやりたい。こないな事、今まで毛の先程も考えた事なかったで?」

 

 柔らかい笑みから、激しい怒りと憎悪のものへと。

 

「なんや、そのツラは? ひょっとして、自分達のやったことが正しいことやったなんて思うとったんか? ……ふざけんのも大概にせぇや。アンちゃんの人の役に立つ物を研究開発したいっていう大きな夢とそれに向かって一生懸命頑張っとった人生を台無しにしよってからに、そんな寝言を本気でほざくつもりやったんか?」

 

 その女の子は怒りと憎悪を露わにしたまま私達を見下ろしながら、静かに名乗り出す。

 

「あぁ、自己紹介がまだやったな? わたしは兵藤はやて。私立駒王学園初等部の六年生や。初等部の料理の鉄人なんて呼ばれとる。ホンで、アンタら悪魔が食いモンにしようとした駒王帝こと兵藤一誠の義理の妹で、アンタらを殺気と覇気だけでヘコませた夜天光の騎士、リヒト・ツァイトローゼ・フォン・ナハトヴァールの主をしとる夜天の王や」

 

 ……それは私達がけして避けては通れない、イッセーの家族からの断罪だった。

 

「わたしは名乗ったで。次はアンタらの番や。……名前、さっさと名乗らんかい。あんまりモタモタしとると、一発デカイのブチ込むで?」

 

 少女、イッセーの妹であるはやてちゃんは私達に名乗る様に急かす。……でも、その余りの魔力量に私の体が震え上がってしまっている。上級悪魔でも魔力量に関しては上位にある筈の私から見ても、明らかに規格外な魔力量。もはや最上級悪魔はおろか魔王にすら匹敵すると言っても何らおかしくはない魔力量など、人間が持ち得るものではない。そんな「ありえない」存在が今、私達に激しい憎悪をぶつけているのだ。恐怖を抱いても仕方がなかった。ふと見れば、ソーナもまたすっかり怯えてしまっている。それでも、気力を振り絞って名前を告げようとした。

 

「わ、私は」

 

 でも次の瞬間、ソーナは10 m程吹き飛ばされた。そして気絶したのか、そのまま動かなくなった。私は一瞬、何が起こったのか解らなかった。でも、はやてちゃんの方を見て、嫌でも理解してしまった。

 

「わたしみたいな子供如きに怯えて、声すら震える。そんな腰抜けの名前なんか聞きとうない。そっちのアンタ。さっきの人と同じことしてみい、同じ様に痛い目見てもらうで」

 

 剣十字の杖からわずかに立ち上る魔力の残渣から、抜き打ちでソーナに魔力弾を放ったのだと。……「探知」を使っていなかった私には、全く解らなかった。魔力弾が放たれる際の前兆も、放たれる瞬間も、そして放たれた後の軌道すらも。

 これが、卓越した魔導の技量を持つイッセーをして、魔導に関しては自分以上と言わしめた夜天の王。この様な存在が、私達に勘付かれることなく私の管理する駒王町に住んでいたなんて。

 私はこの少女の存在に対して、隠れていた事に対する憤り以上に、それを為した技量の凄まじさに対して驚きを感じていた。同時に、自分の魔力制御の技量の余りの拙さに情け無さすら感じていた。……これが、私達から見ても魔力の扱いが明らかに別格であったロシウが求めている最低基準なのか。私は自分がこれから目指すべき高みを、この瞬間にはっきりと自覚した。

 

 だから、まずは名乗ろう。堂々と胸を張って。そうしなければ、この小さな大魔導師とはけして向き合えない。

 

 私はそう決心すると、お腹の下に力を入れ、握り拳をしっかりと握り締める事で体の震えを止め、背筋を伸ばして声が震えない様に、けれど大声になり過ぎない様に気をつけながら名乗りを上げた。

 

「私はリアス・グレモリー。この土地を管理する者よ。そして、貴方のお兄さんである兵藤一誠から忠誠を捧げられている者でもあるわ」

 

 その私の名乗りを聞いたはやてちゃんは、剣十字の杖を静かに下ろした

 

「何や、やればできるやないか。ちょっと安心したで。……あんな、リアスさん。もしこの程度の魔力でアンタまで怯えとったら、アンちゃんが何と言おうとも、わたしはアンタ達からアンちゃんを引き離すつもりやった。そんなヘタレ共に、わたしの大切なアンちゃんはけして任せられへんからな」

 

 その言葉を聞いて、私はどう反応すればいいのか困ってしまった。……つまり、私達は試されたのだ。果たして、年下の女の子に試された事に憤ればいいのか、イッセーの主として認められた事に安堵すればいいのか、それとも、小さくとも偉大な魔導師である夜天の王の試練を乗り越えた事を誇ればいいのか。私の心中は様々な感情で混沌としていた。

 そして、余りにも信じ難い事実に気づいてしまった私は、早速はやてちゃんに確認を取る。

 

「はやてちゃん、でいいかしら?」

 

「別に構へんよ?」

 

 呼び方の確認を終えた私は、本題に入った。

 

「じゃあ、はやてちゃん。さっき、この程度の魔力と言っていたけど、全力じゃなかったの? 上級悪魔でも特に魔力量の多い私から見ても恐怖を感じるくらいだったし、明らかに最上級悪魔の域にまで届いていたのだけど」

 

 その私の言葉に、はやてちゃんは明らかに首を傾げていた。……嫌な予感がする。

 

「へっ? そうなんか? まだ半分も出してへんかったんやけど。だから、たかがあれくらいで怯えるなんて期待外れも良い所やと思うたんやけどな。何や、悪魔言うても意外と大したこと無いなぁ」

 

 ……アレで半分も出してないの? どうかすれば、魔王の域にまで達していたかもしれない、あの量で?

 

 私はもう唖然とするしかなかった。この子、魔力量に関しては既にお兄様を筆頭とする魔王様達と同格かもしれない。流石は赤龍帝であるイッセーの妹。血は繋がらなくても、やっぱり規格外だった。

 驚くべき事実を私が確認した所で、はやてちゃんは急に態度を改めてこちらに頭を下げて来た。

 

「さっきはとんでもない失礼をして、済みませんでした。兄が大変お世話になっています。わたしは兵藤はやて。兵藤一誠の義理の妹です」

 

 はやてちゃんは関西弁だった言葉使いすら改めて、自己紹介をやり直していた。……人に対するこの真摯な態度は、間違いなくイッセー譲りだった。

 

「はやてちゃん、頭を上げて頂戴。むしろ私達の方がイッセーに助けられているの。だから、ね?」

 

 私はそう言って、はやてちゃんに頭を上げる様に頼み込む。……本当なら、むしろ逆だ。悪魔がイッセーに対して行った、余りに一方的で非道な行いに対して、私達の方がはやてちゃんに頭を下げて誠心誠意謝らなければならなかった。すると、はやてちゃんは静かに頭を上げて、私に話しかけてくれた。

 

「……やっぱり、アンちゃんの人を見る目は確かやな。アンちゃんが人間をやめた時の話は、実はアンちゃんから全て聞かせてもろうとったんや。本当ならそんな事をするまでも無く捨て駒にされとった事も、それを回避する為にリアスさん達が頑張ってくれた事も」

 

 どうもイッセーは予めはやてちゃんに事情を説明していたらしい。それだけに、続く言葉に対して私は一瞬頭に血が上った。

 

「でもな、そん時に不安になった事があるんや。それは、もしこのままアンちゃんがリアスさん達の側に居った時、リアスさん達はその内アンちゃんに縋り付く事しかできへんようになるんやないかって。そして、それが唯でさえ重たいモン背負うて生きとるアンちゃんの更なる重荷にしかならへんのとちゃうかって」

 

 ……私を、ソーナを見縊るな。そう怒鳴り付けたかった。でも、圧倒的な魔力を見せられた時の私達の振る舞いを顧みて、上った血は一気に下がっていった。

 

 もし仮に、あの時の相手がはやてちゃんじゃなく、しかもイッセーが側にいた時、果たして私はイッセーに縋り付く事が本当になかったのか? そして、本当にそうなっていたら、イッセーは私達を守ろうとしてまともに身動きが取れなくなっていたのではないのか?

 

 自分でその考えに至った時、はやてちゃんが何を心配したのかを理解した。そして、ライザーが忠告した事が今やっと実感を伴って理解できた。

 

「……そうね。はやてちゃんの懸念は解らなくもないわ。イッセーは私達の中でも飛び抜けて強いし、それにとても頼り甲斐がある素敵な男性だもの。主として、そして女として、つい頼り切りになってしまいそうね」

 

 私は自分の思いを口にしたんだけど、それは失言だった。そして、はやてちゃんはそれを聞き逃したりはしなかった。

 

「なぁ、リアスさん。ひょっとして、アンちゃんの事……?」

 

 こう問われた時、私はしまったと思った。でも、ここで逃げたらイッセーへの思いは嘘となってしまって、彼に届かなくなってしまう。そう思った私は、はやてちゃんに白状した。

 

「……そうよ。だからお願い。イッセーには黙っていて。この想いは、自分の言葉でイッセーに直接伝えたいから」

 

 すると、はやてちゃんは私の頼み事を聞き入れてくれた。

 

「えぇよ。リアスさんの気持ち、同じ女の子としてようわかるわ。でもな、あくまでアンちゃんの気持ち次第やで? それだけは、忘れんようにしてや」

 

 ただし、同時にあくまでイッセーの意思を尊重する様にとしっかり釘を刺されてしまった。……はやてちゃんは、本当に出来た女の子だった。できれば、私の義妹になって欲しいと思った。きっと、とても気立てのよい可愛い妹になってくれる筈だから。その為にも、ちゃんとイッセーのハートを射止めないと。私は決意を新たにしていた。

 

「あっ、それとな」

 

 でもそこで、はやてちゃんが言い忘れていたとばかりに言葉を追加してきた。

 

「もしアンちゃんの事をホンマに好きやと言うつもりなら、覚悟を決めなアカンよ。アンちゃんは、リアスさんが思っている程強くもカッコよくもあらへんからな。……そこんところも、よう覚えとってな」

 

 それは、今まで見てきたイッセーの姿からは想像もできない内容だった。

 

「でないと、待っとるのはお互いの不幸だけやで」

 

 ……でも、聞かなかった事には到底できそうもなかった。

 

 その後、ソーナを起こしてから、はやてちゃんが謝罪と共に今回の行動の意図を説明した。全てを聞き終えた時のソーナの落ち込み方はかなり酷く、仕掛けた当人であるはやてちゃんが慌ててフォローに入る始末だった。そうしている内に、はやてちゃんと打ち解けた私とソーナは一つだけはやてちゃんにお願いした。

 

「わたしの全力を見せて欲しい? ……わかったで。ただちょっと派手やから離れなアカンけど、それでもえぇ?」

 

 はやてちゃんがそう言うと、私達は揃って頷いた。それを確認したはやてちゃんは、その手に持った魔導書と思しき本に向かって声を掛ける。

 

「それじゃまずは、リイン!」

 

「はい、はやて」

 

 すると、本から私達より少し年上と思われる銀髪の女性が現れた。

 

「夜天の誓約の元、主たる王に不朽の祝福を齎す叡智の風。そして夜天光の騎士、リヒト・ツァイトローゼの妻でもあるリインフォース・ツァイトローゼ・フォン・ナハトヴァールです。以後、お見知りおきを」

 

 銀髪の女性は私達に向かって頭を下げて自己紹介する。そうしてから頭を上げると、はやてちゃんに呼び掛けた。

 

「はやて、全力ということは」

 

「そうや。頼むで?」

 

「承知しました。では」

 

 二人は短いやり取りを交わすと声を揃えて言葉を発する。

 

「「ユニゾン、イン!」」

 

 すると、銀髪の女性が光の球へと変わってはやてちゃんの中に入っていき、それに合わせてはやてちゃんの姿が変化していく。体には新たに純白のコートが纏われ、更に白いベレー帽が加わった。容姿も髪の色が栗色から銀色へと変わり、目の色も鳶色から深紅へと変化した。全ての変化が完了すると同時に、先程感じたものの実に三倍以上の魔力が溢れ出す。初めて露わとなった魔力光の色は純白。はやてちゃんらしい色だと思った。そして、上空200 m程まで飛翔していく。

 

「リイン、ギャラクシィ・クィンテット(Galaxie Quintett)や。サポートを頼むで?」

 

『随分と大盤振る舞いですね。解りました』

 

 ……そして、夜天の王による奇跡の時間が始まった。

 

「古の大いなる力よ。守られし究極の秘法を今こそ。隠された威力を解き放て! ……ギガ・プラズマ!」

 

 まずは、あり得ない程の魔力量と圧縮率の魔力砲を天に放つ。

 

「汝、その諷意なる封印の中で安息を得るだろう。永遠に儚く。……セレスティアルスター!」

 

 次に光の羽によって上空に形成された光輪から強力な光が幾度も降り注いできた。

 

「夜天に瞬く億千の星よ! 眩き流星となりて、不浄なる者に鉄槌を下せ! グリューヘン・メテオール!」

 

 今度は、見渡す限りに展開された無数の魔力弾が縦横無尽に駆け巡る。

 

「渦なす生命の色、七つの扉開きて力の塔の頂きへと到らん! アルティメット・ノヴァ!」

 

 更に、はやてちゃんを中心として青白い光が全てを呑み込んでいった。

 

「ラストや! 咎人達に滅びの光を。星よ、集え。全てを撃ち抜く光となれ。貫け、閃光! スターライトブレイカー!」

 

 最後はイッセーも使った、魔力の残渣を集束させて放つ砲撃魔法を放つ。

 

 ……一つ一つを取り上げても極大魔法と呼べるレベルの魔法を五つも同時に使用するなんて。セラフォルー様にも同じ事ができるのかしら?

 

 私ははやてちゃんの魔導師としての技量に改めて驚愕していた。でも、肝心のはやてちゃんは少し不満げだった。それに答える様に、はやてちゃんの中にいる銀髪の女性がはやてちゃんに語りかける。

 

『……はやて、やはり兄上殿程の威力は出ませんでしたね』

 

 確かにその通りだった。はやてちゃんのスターライトブレイカーは、今のライザーならおそらく耐え切れる。しかし同じ魔法、しかも魔導に関しては上回っているはやてちゃん以上の威力をイッセーが出せたのは何故だろうか。……その答えは間もなく出てきた。

 

「アレは本来、自分の魔力の残渣しか蒐集できへんし、強引に自分以外の魔力の残渣を集めようとしても、せいぜい二、三人が限度やと思う。それなのに、アンちゃんは認識範囲内やったら、あらゆる種類の魔力の残渣を集束できるように改善しとるし、それを自前の演算能力だけで制御できるんやもん。アレはもう、「スターライトブレイカー」の名を持った別の何かや。そやから、開発者である向こうのなのちゃんがアンちゃんのスターライトブレイカー見たら、間違いなく絶句モンやで?」

 

神器(セイクリッド・ギア)による強化を併用すれば、理論上は地球全土からの魔力蒐集すら可能ですからね。モチーフは創作物に出て来る格闘家の技だそうですが』

 

「あぁ、ドラゴ・ソボールの空孫悟が使う豪気玉な。確かに、アレが一番近そうや。それにバトル系少年漫画の正統派主人公っぽいアンちゃんが使うんは、むしろ当然やと思うんよ」

 

 ……イッセー、貴方は一体何処に向かおうとしているの? あくまで理論上とはいえ、地球全土からあらゆる種類の魔力の残渣を集めるなんて、それこそ聖書の神すら不可能な筈よ?

 

 私は夜天の王の主従の会話から判明した想い人の余りの凄まじさに、ただ絶句するしかなかった。

 その後、はやてちゃんと少しおしゃべりをしてから、結界を解除してもらって別れたのだけど、ソーナと連れ立って夜の街を歩いて行く中で二人して新たに決心を固めていた。

 

 ……私達が今目標とすべきなのは、はやてちゃんなのだと。

 

Side end

 




いかがだったでしょうか?

このはやて、一誠とロシウの指導によって平行世界の自分とは文字通り次元の違う強さを得ています。

具体的には、原典であるA'sの最強キャラ、闇の書の意思にユニゾン抜きで圧勝できるくらい。

ですが、それくらいの強さがないとその膨大な魔力保有量から悪魔共に狙われてしまってまともに道を歩けなくなるというのが、この世界の危険な所ではありますが。

では、次の話でお会いしましょう。
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