まだまだ失踪はしませんよぉ
この街は不思議なことがいっぱいある。
他の人は何も疑問に想っていないようだ。
ここでは反れが正統化されているというか、大昔からの歴史だから当たり前になっているのだ。
自分もそれが当たり前だと思っていた。でも、ある時この街を訪れた旅人さんはボクに教えてくれた。
この街のはずれには大きな真っ白の扉の書庫がある。旅人さんはそこに全ての答えがあると言っていた。
でも、街のはずれには大人たちが見張っていて決していかせてはくれない。
大人たちに聞いても、特別な資格をもった人しか出入りできない特別な場所であるとしか教えてくれなかった。
学校でも聞いてみたりしたけど、みんななぜそんなことを聞くのかと、書庫について疑問を感じることに疑問を抱くようだった。
この街じゃ、ボク一人だけが変な人みたいだ。旅人さんはどこかに行ったきりどこかに行ってしまった。
別れの一言もなしにどこかに行ってしまった。もう次の街に行ってしまったのだろうか...。
結局、旅人さんはボクに疑問を残したままで、答えは教えてくれなかった。
だからボクは、この街に対する疑問を解決するため、書庫にはいるため必死になって勉強した。
結果としては、大人たちは意地でも書庫には入れようとしなかった。ボクがどれだけ勉強して、どんなに高い地位に上り詰めようとも...。
ボクは疑問を抱えたままで死にたくはなかった。だから幾度も幾度も書庫のまわりを散策し、入れるような場所を探した。でもそんな場所はなかった。
そんな時ボクにチャンスが訪れた。
となり街とこの街が戦争をするかもしれなくなったのだ。ボクは自分の積み上げてきた地位と財力を使って、この街にこの街のために動こうとする者を演じた。そして戦争になるように住民たちを仕向けた。
戦争が始まるとすぐに、街には女、子供だけになり、書庫周りには誰もいなくなった。
ボクはこの時この瞬間を待っていたのだ。
ようやくこの扉を開けることができる。
扉を開けるとそこには懐かしくもあり、そして変わり果てた姿があった。
「旅人...さん...?」
ボクを変わらせてくれた旅人さんは書庫に入ってすぐの階段の上で変わり果てた姿になっていた。
その身は腐り、白骨化していた。それでも旅人さんの服は変わらず形を保っていた。
旅人さんの胸には1本の刃物が突き立てられており、この書庫に入って真実を見つけ出そうとしたものの末路を物語っているようだった。
しかし、今は街には誰もいない。ここにはボクが調べた限りには誰もいない。
旅人さんが何を探していたのか今のボクにはわかる。それを探すためボクは書庫の奥に入っていった。
奥に入って行くと、だんだんと部屋の中の物から色彩が失われていっていた。
そのことに気がついたのは、目的のものを見つけた時だった。
気づいた時にはもう遅かった。後ろを振り返ると真っ白のただっぴろい広場だった。
自分がどこから来たのか、どこに帰るのかわからなくなっていた。
でもボクは旅人さんとは違う。ボクはボクの疑問が解ければそれでいい。
そう思い手元にある書物を読み始めた。
何時間たったのだろうか。
気がつけば、というより書物を開いた時からだったのだが、どこからか視線を感じる。
視線と一緒に今まで感じたことのないものも感じる。
おそらく、今戦場を駆けまわる大人たちが感じているであろう殺意、殺気なのだろう。
それの数は、読み進めるたびに増え、読み終えた今周りをグルッと囲まれてしまっているようだ。
しかしボクは自分の疑問を解くことができた。もう何も思い残すことはない。
ボクはあの街には何も残してきてはいない。
ボクが勉強して、大きくなっていくうちに薄々気づいてはいた。旅人さんは次の街に行ったのではない。
この街で死んだのだということ。
旅人さんが外の世界に持ち帰りたかった答えそれは、この町の住人は歳をとらないこと、要するに不老の秘密だったんだろう。ボクはそれに対して疑問を抱いてしまった。だから歳をとっている。
ボクの周りの子供は10年たっても20年たっても変わらない。あの頃の姿のままだ。
不老に対し疑問感を抱いてしまったら最後この街にかかった魔法の対象からはずれてしますのだろう。
今更ボクがあの街に戻ったところですることなど何もない。
もういっそここで殺してくれ...。
いつまでたっても、この状況は変わらなかった.........
相変わらず後先考えずに書いてるので、オチがつきません。
話も全くまとまりません。
こんなものを最後まで見ていただきありがとうございました。