風ノ迅~a vision of the future~   作:kikoumaster

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第4話 ネイバーフッドからの渡航者

 本部での打ち合わせが終わり、俺は本部内の隊員達を見て未来視を探る。

 

『いないか…一体何処にいるんだろうな…俺の希望は…』

 缶コーヒーを飲みながらボーとしていた。

 

「迅~まいど暗躍しとるか~?」

 目の前から俺に暗躍してるか~なんて言う奴は限られている。

 

「はあ?生駒っちか、失礼な絶賛暗躍中だ~」

 

「だと思ったよ~相変わらずせわしないなあ…またザキと弓場ちゃんで遊びに行こうなあ~」

 まあこうやって俺に気軽に話しかけてくれる生駒っちには感謝しかないな~

 

「ははは…まあそうだな…また嵐山も入れて遊びに行こうぜ」

 19歳と言う歳のせいか嵐山、生駒っち、柿崎、弓場ちゃんとは仲が良い。

 

「ほなな~」

 

「ああ~またな」

 少し落ち込んだ心も落ち着くというもの…

 

 さて今日も暗躍暗躍~

 

 

 

 …!!!

 

 ざわっ!

 

 ガバッ

 

「お!」

 夜寝てる時に、俺は勢いよく目が覚めて起き上がる。

 

『お…来たな…さて何処にいるのかな?…いや俺から接触すると良くない線に行きそうだから、ここは我慢だな…』

 

 今は深夜から朝になる午前4時頃…

 

 ようやく来た…ネイバーフッドからの渡航者だ。

 

 味方になるか敵になるかは分かってる…敵にはならないヤツだ。

 

 しかし味方になって協力してくれるかは今のところ難しいだろうと俺のサイドエフェクトが囁いている。

 

 多分友好的な近界民(ネイバー)なのは分かっている~できれば味方に引き入れたい…何故ならそいつは強力な力《ブラックトリガー》を持っていると感じている。

 

 今の戦力では悲惨な未来しか見えないからな…大事にいかないとな。

 

 そう~あともう少しすれば希望をもたらしてくれるヤツに会えるのが分かっている。それが誰かは分からないのが辛いところだがな~

 

 だからここは慎重に行こう。

 

 あ~うまく誘導しないとな!

 

 

 

 

 

 

 

「ふう~やっと着いたな…と言うか、あの空に浮かんでいるのは惑星国家か?」

 

『あれは月だな…この地球の周りを回っている衛星というものだ』

 

「月?衛星?ならあそこにも人が住んでいるのか?」

 

『有吾の知識だと人は住んでいないそうだ…大気が無いから空気も無い為、生き物は存在しないはずだ』

 

「へえ~大気か…マザートリガーを奪われたんじゃあないんだな~」

 

『そうだな…さて予定の場所に移動しよう』

 

「わかった行こう、レプリカ」

 後、1時間半もすれば明るくなってくる…そんな時間にもし目撃者がいたら、小さな少年が独り言を言ってるようなそんな場面だろう。

 

 そしてその少年は夜の闇に消えていく…

 

 この少年は知らない…

 

 この世界で希望に縋ってやってきたのに、その願いは叶わない…

 

 それでも新たな出会いが彼の新たな生きる目的を見つける事になる。

 

 だが未来は不確定だ…

 

 どちらの線に行くかはこれからの行動と選択が大事だ…

 

 さてどちらの線にいくのか?




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