風ノ迅~a vision of the future~ 作:kikoumaster
医療班がボーダー本部入り口で待機していたので彼を預けて担架で運ばれるメガネくんと一緒に着いていく…
『本部…暫く現場を離れるんでよろしく!』
『本部了解です…と言うか迅隊員は今日、防衛任務では無いから大丈夫です』
あ…そうか…つい慌てたから忘れていた。
今日はこの希望に会える未来が見えたからな…
医療室に入るのを見届けながら民間人対応の部署員がやってきた。
医務室に入り数分後、出てきた…
「すまない〜あのメガネくんなんだがこちらで預からせてもらって構わないかい?」
「迅隊員?!す、少しお待ちを…」
スマホで上司に連絡しているんだな
1分もしないうちに連絡を終える。
「迅隊員にお任せしますとの事です」
「ああ、ありがとう…ところで彼の名前と住所を教えてくれないか?先週も侵入して記憶消去してるんだろう?」
「え?!あ、はいその通りです!!流石はS級ですね〜彼の名前は三雲修で住所は…」
彼は住所、所属中学校、年齢、連絡先などを教えてくれデータをスマホに送信してくれた。
「いえいえ実力派エリートですから〜お仕事ご苦労様です、あと情報ありがとうございます」
それを聞くと一礼、担当者は帰っていった
そうメガネくん…いや三雲修は先週、ボーダー入隊試験に落ちてその日の夜に立入禁止区域に侵入して、隊員に保護され処置を行ったが…
まさか再び同じ事をするとは、これまでにはない前代未聞の出来事だろう。
…にしてもネイバーフッドからの渡航者が来てから一気に情報が入ってきたのは偶然ではないのだろうな~先週のメガネくんの行動が分からなかったのは渡航者が居なかったからだろうしな…
とにかく俺の次の仕事は決まっている…
スマホを取り出すとボーダー職員や隊員を統括している部署長に電話する。
『え~もしもし私、実力派エリート迅悠一です!お仕事ご苦労様です…
…
あ、はい実は折り入ってお願いしたい事がありまして…
…
今から伺いますのでお時間は?…
…
ありがとうございます~では至急向かいますね…
……
………?
いや~実は先週、ボーダー入隊試験に落ちた三雲修と言う中学生がいまして、彼をボーダーに入隊をさせて欲しくて~お願いしたい所存でして…
…!?
いや~無茶を言ってるのは承知なんですが…
…
そうですか…
…
では一つ取引しますんでどうか、それでお願い聞いてくれませんか?…
…?
え~とですね小夜子さんと、言えばお判りいただけると思いますが…
…!?!?
…
いえいえ脅迫なんてとんでもない~…
…~
勿論、この責任はこの実力派エリートのこの私が負いますのでどうかご安心を…
…!!
はい~ありがとうございます、ではそちらに伺いますね…
…
はい、では後ほど~』
ふーい…まずは1つ~
次は…
この話は三雲修は記憶消去を何度受けても繰り返しペンチで有刺鉄線を切って本部に立ち入る説があって…
こちらでは2度目の設定で…
その為、メガネくんに会うのはネイバーフッドの渡航者が来てから具体的な未来視が見え始めたとの設定にて書き上げています。
そして暗躍の実力派エリートの本領発揮で部署長を登場させました。
基本、隊員は忍田本部長が管轄してるからそっちからねじ込むのが早いかと思いましたが知らない方が良いかと思いまして部署長を…
更に脅しで絡めて暗躍している雰囲気を醸し出したくて犠牲になってもらいました