風ノ迅~a vision of the future~   作:kikoumaster

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第9話 ボーダー本部の会議室①

 最後のトリオン兵を倒して一息ついた頃…

 まるで見計らったのように電話が鳴る

 ピイピイピイってな具合でね…

「はいはい、もしもし?」

『俺だ、片付いたか?』

 うちのボスからの電話だった…知ってたけど…

「こっちは終わりました…向こうのチームもう終わるでしょ」

『よし、お前は本部に直行しろ…城戸さんが呼んでる』

「ほう〜本部直々に…この実力派エリートをお呼びとは」

 

 まあ予定通りだな〜さあここからメガネくんのお披露目と行こうか

 

 

 

 本部に着くと…

「あっ、迅さん!」

 しゅんか〜と指を敬礼みたいに軽く挨拶する

「どうも迅さん」

 お〜片桐、チース!

「げっ迅さん」

 結束、何が「げっ」だよ〜失礼な!

 

 その他は…

 玉狛支部の迅だ…!

 なんで玉狛の人間が本部に…!

 

「そりゃたまには本部にだって来るさ〜実力派エリートだからな」

 

 会議室に向かう途中…沢村さんが両手に荷物を持って歩いている。

 勿論、挨拶を…

 

 さすり〜

「ぎゃっ!」

 驚く沢村さんが振り返ってくる

「迅くん!」

「やー沢村さん〜今日もお美しい」

「最低!最悪!セクハラは犯罪よ!両手を塞がっているところを狙うなんて!」

「まあまあ」

 そう言いつつ沢村さんの荷物を肩代わりして

「お詫びにこれ持つよ〜沢村さんも上行くでしょ?」

 そう言って先行すると

「その程度ですむかっ!」

 ビシッ!

 と沢村さんからのローキックを後ろから喰らう

「あだっ」

 と喰らうもトリオン体なので痛くない

 

 こんなコミュニケーションはダメなのは分かってるが女の子のお尻好きだからなあ〜

 

 まあこの後もバシバシ喰らうんだが…

 

 

 会議室に着くと扉が開き

「迅悠一!お召しにより参上しました」

 そういうと既に役者は揃っていた。

 

 メガネくんも来ているな〜予定通りだ

 彼の隣に座ろうとしつつ

「おっキミは…」

「あ…三雲です」

「ミクモくんね〜おれ迅、よろしく」

 そう挨拶しながら椅子に座る。

 

 さてここからだな…

「揃ったな、本題に入ろう」

 城戸司令が告げる…

 昨日から市内に発生しているイレギュラー門《ゲート》の対応策…とその前に忍田本部長から三雲くんの処分についてまだ結論が出てないと…

 

 しかし他の室長達からは当然、クビ!とご無体な発言が…まあ2度の隊務規定違反だからな〜仕方がない

 

「おお、すごい言われようだね」

 三雲くんに軽口で話す

 

 しかし忍田さんは2度の隊務規定違反の中で中学校でトリオン兵撃退に街での救助活動などの活躍で、彼をこのまま処分するよりB級に昇格させて活動してもらう方が有意義だと…

 それに嵐山隊長、木虎隊員から違反より彼の功績の方が大きいと嘆願されてると…

 

「へえ、あの木虎が」

 どうやら木虎も見る目があったようだな…嵐山の事もあって良い感じだな

 忍田さんもそれを聞いて、B級ね!

 うんうん流石〜忍田さんだ!

 

「ボーダーのルールを守れない人間は私の組織には必要ない」

 城戸司令はスッパーと言い放つ…

 その言葉を聞いて三雲くんは緊張しているようだった

 

 そして城戸司令から…もし今日と同じ事が起きたら君はどうするね?…と質問されて…

 

「それは…目の前で人が襲われてたら…やっぱり助けに行くと思います」

 キッパリと言い切った!

 

 俺はその言葉を聞いて…やはり君こそ俺にとっての希望だと再認識した。

 

 結局、クビの方向に行きつつ話題はやはりイレギュラー門《ゲート》の問題へ話は進む…

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