「五条 悟を連れて来い!」
そう叫ぶ民衆。
特級呪霊達の仕業に違いなかった。
「結局、悠には信じてもらえなかったなー残念!」
それでも、敵として現れたなら倒さねばならない。
五条悟はそれができる男である。
五条悟、出陣。
そしてその頃、悠はメカ丸の指示のもと、補助監督を捉えて片っ端からケージへと放り込んで帰還していた。真人に疑われないように。その為だけに、呪詛師をこれみよがしに食べる。
「花御ー。そのケージのは食べないの?」
「これは特別。何人かはドールハウスでのお人形遊びに使うんだよ。本能満たさないと。しかもなんか非術師じゃ満たされねーし」
「そういうもん? 今食ったの味方な気がしたけど」
「そういうもん。ドール遊びもしないとだけど、お腹も満たさないとだし」
「大変だね個性」
「そ。大変なの、個性。お人形といえば、爆轟センセーは? 俺、爆轟センセーと遊びたい。あいつ、俺の、とと、花御の枝切りやがったし」
「あー。君が裏切った時の為に、近づけんなって言ってる。そもそも、やってほしいことがあるみたいでさ。今洗脳中」
「そか。それが終わったらもらえる?」
「爆轟は俺も欲しいからねー。後でじゃんけんしよ。でも後」
「つまんねーの」
「ああ、そうだ。あいつら。呪胎九相図ね、裏切ったみたい」
「へー」
「驚かないの?」
「あいつ、俺のこと背後から撃ってきたんだぜ? それにあんなのいなくても勝てるし」
「そりゃそうか」
「それよりいいのか? 時間だぜ」
「そだね。じゃあ、殺してくるよ」
「いてらー」
真人を見送ってため息を吐く。
腹を捲る。刻印は後少し。
奇跡が欲しい。奇跡が。
五条悟は封印されてもいい。
人間ちゃんがいくら死のうと構わない。
だけど。
だけど、仲間が死ぬのはダメだ。
直先生も言っていた。
『傑くんの事件は被害0で解決する』と。
だからメカ丸も助けた。
後ちょっと。
後ちょっと耐えればいいのだ。
それで、OFAが助けに来てくれるのだから。
どれだけ泥を被ろうと、それまでに被害を0に抑える。
それが、今、悠のできることなのである。
悠は無個性を頼らない。
悠は人間ちゃんを信じない。
なぜなら、悠はちゃんと自分が化け物で、人間とは異種族なのだと知っているからである。
そうして、五条悟の封印計画は進んでいく。
五条悟は目的が封印だから大丈夫。
他の術師をいかに死なせずに撤退させるかが悠の悩みどころである。
悠は知らない。五条悟が、OFAのような存在なのだと。
人類の灯を守るため、命懸けで術師達が戦おうとするであろうことを。
五条悟にボッコボコに負けてなお、それを知るはずも、信じるはずもなかった。
なぜなら、五条 悟は人間ちゃんなのだから。
そして、人のほとんどいなくなった呪専で、降り立った者がいた。
「おら、直哉。迎えに来たぞ」
は、始まってしまった。((((;゚Д゚))))
書き切れるのか、これ。
細切れ更新すみません。
この中に読みたい話はありますか?
-
直哉が人間の振りで五条を庇う話(幼少期)
-
直哉がヴィランを父と呼んだ事件
-
虎杖がドールハウスで遊ぶ話
-
五条さん学生時代(単発)
-
五条さん学生時代(連載)