OFAは、ぐっと伸びをした。
「直哉の治療も終わったし、ちょうど24時間だな! 2週間ぶりの休暇終わり!」
「ほんまごめん、OFA」
「あ? 休暇はお前のために使うって約束だったろ」
「OFAやっぱかっこええ……」
「OFA! OFA!」
OFAコールをする悠の耳を引っ張って、正座させる五条さん。
それを、加茂、直毘人、七海が囲んだ。
「じゃあ、悠。今、御三家全員揃ってるし、七海も来てくれたし、簡易裁判ね」
「では、悠仁くん。今までの経緯を思い返してください」
「俺、頑張った!」
「うーん、この曇りなき笑顔」
これだから個性持ちは、とはぁぁと五条がため息を吐く。
「確かに、直哉の言ってたことを汲み取って、呪術師の被害0を達成出来たのは偉い」
「甘やかすな、加茂。悠仁視点に寄りすぎだし、それは結果論だ。上司である直哉を攫われておるし、少しでもわしらが遅れてたら大変な事になっておったろう。人喰いもマイナスだ」
「この際、非術師の人間ちゃんの被害はいっかなって。被害0無理だしきりねーし」
「それも間違いではないんだけどね。そういう重めの判断はまだ自分でしちゃダメかな。最善ではなかったとしても、こっちの呪術師の指示を仰ぐべきだったと思うよ」
「いや、しかし常識も種族も違うのだし、それは難しいのでは」
「とりあえず、罰則として拘束具の装着と、一生上層部の影として生きてもらうことでいいんじゃないかな」
「ある意味当初の予定通りだな。拘束具は正直いずれつけさせることになるだろうと思っていた」
「ムー、それは解放の余地は」
「「ない」必要とあらば躊躇なく人をパクパクできちゃう子を首輪なしで運用はありえないかな」
「そう、ですね。同意します」
「悠仁くん。受け入れますか?」
「進路希望通りだし、OK! 悪かったなって思ってるし」
「そう、なんですよねぇ……。志望通りなんですよねぇ」
「反省足りないから、プラス三日間ご飯抜きね」
「決定」
「決定」
「あ“ー!!」
「反省しろ駄犬」
悲しげな声を上げる悠仁を恵と釘崎が問い詰める。
「それだけで済ませた御三家の皆様に感謝しなさいよ。後ちゃんと反省すんのよ。あくまでその方向で裁判することに決めただけで正式な決定はまだなんだから。後、傷つけた人達にはちゃんと謝んなさい。一緒に謝ってあげるから」
「俺ももっとちゃんと躾けるべきだったと思う。俺の責任でもあるから一緒に謝罪する」
「自分もっ」
「「「直哉先生は休んでて」」」
「直哉の相手の女性達はこちらで一旦保護して、孕ってたら子供だけ回収する。個性因子をこちらにばら撒くわけにはいかん。後は、なんかあるかの。まあタダで仕事してやったんだから文句は言わせんが」
「文句なんてあるはずないよ。助かった。ありがとう。ところで、宿儺の指の破壊、そっちではできたわけ?」
こちらの五条先生がお礼を言い、気になったことを問う。
「崩壊の個性で破壊はできたのだがな。呪力が噴き出て呪霊がすごい勢いで現れるは強くなるわで大変だったのだ」
「結局五回までしかできなかったのよね。伊地知がヘタレて」
「あ、当たり前じゃないですか、この魚類先輩!!」
伊地知が五条さんと夏油さんの背に隠れて抗議する。
「なにおう! 人間ちゃんの後ろに隠れて恥ずかしくないの!? このシュレッダー!!」
「あっ それで、あいつ全国各地の人に封印された呪具埋め込んで受肉させようとしてたんだけど。1000人くらい」
「!!」
悠の言葉に伏黒が顔をあげる。
「伊地知さん、どうにかなんねぇ? この前、20年の特訓の甲斐あってオートじゃなくて指定したものだけ崩壊できるようになったって言ってたじゃん? これで左手を使ってなんかできるーって」
「確定的に無理です」
「宿儺の指の破壊もしてもらいたいかな。お礼はするからさ」
「無理無理無理です! 失敗したら死んじゃいますし!! 人の命を背負うわけには!!」
「はいはいはーい! このシュレッダー、しばらく暇なの知ってまーす!」
「いやあああああ!? 何言ってるんですか、この魚類先輩!! 大体、成功率なんて一割も……!」
「一日一件なら八割いけるけどやりたくない、とはなんですか伊地知くん」
「七海先輩は仕事以外で心を読まないでください!?」
「仕事のうちですので」
「……七海の個性、さとりなわけ?」
「まさか。ちゃんと双方向です。学生時代は五条さん達に大変ご迷惑をおかけしました。私、一言余計なことを言うのが大好きなもので。大好きなもので。大好きなもので。今は五条さんに矯正されてますが」
「ええ……。歌姫が歌いまくってて? 七海が心を読んで暴露しまくって、伊地知が崩壊で?」
「左手であちこち触れまくってブチ切れられていました。傑さんとか、何度大怪我させられたかわかりませんし。あの時御三家の人間は五条さんだけだったので、五条さんが責任者みたいなものでして。よく私たちを庇う陳情書を遅くまで書いていただいたものです」
「そんなわけで、伊地知への貸を君へ掛け替えられるなら大歓迎だから、伊地知の事はどんどん使っちゃってよ」
「そんなぁ、五条さん!」
五条さんが五条先生に言い、伊地知が情けない声をあげる。
「何をさせたいわけ?」
「1級以上のクラスの呪霊に攻撃効くの、厳密に言えば俺と傑と伊地知だけなの。悠仁は呪力収縮、加茂は血を吸う事でコピーできるけど、それくらいかな。呪具を使えば行けるやつもいるけど、特級呪具も見えるようにする呪具も少ないし。伊地知は意地でも術師やだって言ってるし、補助監督任せるのも不安だから、人出がすげー足りねーの。ちゃんと護衛は出すし、報酬も払うし、歌姫に呪霊を眠らせたりとか、サポートは手厚くするからさぁ。祓うの手伝ってよ。君はもちろんだけど、七海とか直哉とか、強そうな子揃ってんじゃん♪」
「ほんま? 自分強い? 協力したるわ!」
「今でさえ定時が守られてないのですが」
「それ、断れないのわかってて言ってるでしょ」
「もちろん♪ その代わり、呪詛師退治なら手伝えるからさ」
「巨大ピラニアを放流するのは嫌かな……」
こうして、渋谷事変は無事解決。
呪術界を腐らせていた大元もなくなり、個性のある世界との交流が出来たのだった。
今日は色々あって苦しかったけど、エピローグ書いてたら楽になりました。
やはり呪術廻戦、呪術廻戦は万病に効く(個人の感想です)
なおやるべきことからは目を逸らすこととする。嘘です、今から頑張ります。
この中に読みたい話はありますか?
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直哉が人間の振りで五条を庇う話(幼少期)
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直哉がヴィランを父と呼んだ事件
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虎杖がドールハウスで遊ぶ話
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五条さん学生時代(単発)
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五条さん学生時代(連載)