クソッ!やっばり保安署か!
ユウトが駆けつけるとソコには爆発によって吹き飛んだ保安署があった。
中には保安官…と人間?と兎人族がいる。
気配は人間なのだかなにか可笑しい。
俺は話しかけようとすると…
「ハジメさん! ミュウちゃんがいません! それにこんなものが!」
「ハジメさん、これって……」
「どうやら、あちらさんは欲をかいたらしいな……」
「あ、あの…」
「アァ?誰だお前?」
ガラ悪いなこの人…
「い、今ミュウって言いました?」
「お前誰だ?って言ってんだ。名乗れよ。」
「あ、ああ…済まなかったな。俺はユウト。傭兵だ。」
僕が名乗ると彼は少し驚いたようだった。
「?ユウト?アンタまさか日本人か?ソレに日本語…」
「え?君の話してる言葉…日本語?…もしかして日本人!?」
「ハジメさん!その人は?」
「話は、後でだ。オイお前!お前はミュウのなんだ!!」
「僕は彼女の母の知り合いだ。依頼を受けて探しに来たんだ。どうやら神の奴。新しい駒を…」
どうやら神は駒を新調したらしい。道理で最近は『騙して悪いが…』されないわけだ。
「……そうか。コイツを見ろ。」
そういうと彼は紙を僕に渡した。
「コレは…」
〝海人族の子を死なせたくなければ、白髪の兎人族を連れて○○に来い〟
そう書かれていた。
「ハジメさん! 私!」
「みなまでいうな。わーてるよ。こいつ等はもう俺の敵だ……御託を並べるのは終わりだ。全部ぶちのめして、ミュウを奪い返すぞ」
「はいです!」
「ちょっと待ってくれ。僕も行く。」
「アア?」
「ミュウの母には世話になったんだ。僕は恩を忘れない性分だからね。」
「勝手にしろ。だがな。敵になれば容赦しない。」
彼はそういった。
「ああ。分かったよ。所で君の名は?」
僕は彼に問いかけた。
「ハジメ。南雲ハジメだ。」
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商業区の中でも外壁に近く、観光区からも職人区からも離れた場所。公的機関の目が届かない完全な裏世界。スラムとはちょっと違う。
そんな場所の一角にある七階建ての大きな建物、表向きは人材派遣を商いとしているが、裏では人身売買の総元締をしている裏組織〝フリートホーフ〟の本拠地。いつもは、静かで不気味な雰囲気を放っているが、今は、騒然とした雰囲気で激しく人が出入りしていた。おそらく伝令などに使われている下っ端であろうチンピラ風の男達の表情は、訳のわからない事態に困惑と焦燥、そして恐怖に歪んでいた。
どさくさに紛れ二人は上手く侵入したらしい。
俺はローブ姿の二人組が入るのを確認すると同時に仮面を被る。そして正面入口から入ろうとしたチンピラ3人にナイフを投げた。
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「アンタには陽動を頼みたい。俺達が入ったら本拠地の前で騒ぎを起こしてくれ。傭兵なんだろ?死線はくぐり抜けて来たはずだ。」
「ああ。分かった。君たちはどうするんだい?」
「アジトを潰して混乱しているところを襲撃する。構成員を逃したくないんでな。玄関で盛大に暴れてくれ。」
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”全く。無茶言うよ。”
「げっ!」 「ガッ!」 「ウッ!」
初弾命中。つかみとしては十分。
「お前か!アジトを襲撃してるってのは!」
拠点からチンピラが大勢出てきた。かなり頭に来ているらしい。
「如何にも。貴様らの命を貰いに来た。」
「なんだぁてめぇ…巫山戯てんじゃねぇよ!」
チンピラが殴りかかって来たがソレを受け流し相手の背にナイフを突き立てた。
「ギャァ!」
一つ、
「て、てめぇ!」
ドスッ!
2つ、喉を掻っ切る。
「お前ら!何ビビってやがる!サッサと片付け…」
「御免。」
……3つ。
「ヒッ…ヒィィィ!お…お前…一体何者だ…」
「…エリセンの傭兵。聞いたこと無いか?」
「あ、あの化け物!?」
「化け物とは心外だ。聞きたいことがある。」
俺はビビる奴に近づいた。
「まっ待ってくれ!金なら払う!どうか。どうか命だけは助けてくれ!」
「……海人族の女の子はどこにいる。」
「う…海人族ゥ!?あ、ああココにいる。ボスが今日のオークションで売るんだ。た、助けてくれ!なぁ!言ったじゃないか!命だけは助けてくれ!」
「…嫌だね。」
「…え、え?」
「人身売買、その他諸々で食ってる人間を助けるわけないだろ。じゃあな。死んで詫びろ。」
僕はナイフで奴の首を切り裂いた。
「ピギャッ…」
………ふぅ。疲れるんだよなこの話し方。
「うえ…ばっちい。」
クソ野郎の血でナイフが汚れた。どうしてくれよう。
「ハジメ君は暴れろって言ってたね。暴れてやりますか。」
ハイ。後編の更新予定は未定です。
春樹の行動はどっちが見たい?
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ハジメ同行√
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単独行動√(後に合流)