今回も短いです
Lv9にランクアップすることを決め、ランクアップの際に選べる発展アビリティがあるかを神ミアハに聞いてみると、魔剣士、連攻、魔防、の3つから選べるようだ。
3つの中から選ぶとするなら、1番気になった魔剣士を選ぶことにした俺は、神ミアハに背中を向けて神の恩恵を昇華させてもらった。
Lv8→Lv9
力:SSS1574→I0
耐久:SSS1486→I0
器用:SSS1591→I0
敏捷:SSS1537→I0
魔力:SSS1452→I0
幸運:A
耐異常:A
神秘:A
精癒:A
格闘:A
敵感知:C
堅守:G
魔剣士:I
《魔法》
【リトルフィート】速攻縮小魔法
【スティール】速攻窃盗魔法
【ムードメーカー】詠唱変化魔法
詠唱前半
「心理之王、御調子者、調子者」
詠唱後半
「箒星よ、歩みを速めよ」思考加速
「道化の星よ、運命を変える奇跡をここに」運命改変
「恒温の星よ、その熱を燃やせ」不測操作
「流れる星よ、空を開け」空間操作
「眩い星よ、重なりあえ」多重結界
《スキル》
【龍の手】
・あらゆるものを倍加する
【創薬師】
・薬品作成時、発展アビリティ創薬と薬師の一時発現
・作成した薬品の品質向上
【竜鱗鎧化】
・体表に魔素を吸収して自己修復する装甲を形成する
・耐久に応じて強度上昇
【断ち切る力】
・周囲の空間を断ち切る
・攻撃には使用できない
【竜撃会心】
・弱点となる部位に攻撃が当たった時、特大ダメージを与える
【射手の嗜み】
・遠距離武器装備時、発展アビリティ狙撃と千里眼の一時発現
・遠距離武器の攻撃力増大
【戦場の支配者】
・反応速度上昇
【特殊火遁術】
・触れた対象を内側から熱する
・発動中と発動後、一定時間熱無効
【健全化】
・状態異常回復
・スキルを使用した対象に一定時間の状態異常無効を付与
【秘伝の治癒】
・自身を含め、周囲に自動回復の効果と風耐性上昇の効果を一定時間付与する
【潜伏者】
・スキル発動中は、敵の意識が使用者に向くことはない
・スキル使用者が触れている間、触れた相手にも同様の効果が発動
【寒氷陣】
・雪や氷に冷気を自在に生み出して操ることが可能となる
・スキル発動中は完全防寒となり氷雪や冷気の影響を受けない
【雷霆招来】
・球体状に圧縮した雷を放つことが可能となる
・魔力に応じて雷の威力上昇
Lv9にランクアップすると、新たな発展アビリティ魔剣士だけではなく、新たなスキルも発現していたらしい。
「雷霆招来」と書いて「リミットバースト」と読むスキルは、まるで魔法のように雷を放つことを可能とするスキルのようである。
さっそく新たなスキルを試してみたいところだが、まずはギルドにランクアップしたことを報告しておく必要がありそうだ。
ギルドに向かって担当の職員を呼んでもらい、Lv9にランクアップしたことを担当の人に報告しておくと、無言でエナジーポーションを一気飲みした担当のギルド職員。
「きみならいずれLv9になるんじゃないかとは思ってたけどさ、早くない?まだきみがLv8になってから3ヶ月も経過してないよ」
「今回のランクアップが早かったのは、ダンジョン内で強敵と言えるモンスターと遭遇して倒したからですね」
「一応聞かないといけないから聞いておくけど、今度はどんなモンスターを倒したのかな」
「剣を持った黒騎士のような異形の黒いヴィーヴルでしたが、反応速度を高めるスキルを使っていなければ反応できない速度で動くことが可能な相手でした」
「黒い異形のヴィーヴルとか、間違いなく異常な個体だけど、竜女とも言われるヴィーヴルはドラゴン系統のモンスターだね」
「なんとか倒すことができましたが此方は全身が傷だらけになりました」
「Lv8が全身傷だらけになるようなモンスターとか、遭遇したのがきみじゃなかったら確実に死んでたと思うよ」
「それはそうかもしれません」
Lv9へランクアップしたことの報告と、今回遭遇したモンスターに対する情報を提供しておき、ギルドを立ち去った。
それから女神ヘファイストスが居るヘファイストス・ファミリアのホームまで移動し、黒いヴィーヴルのドロップアイテムを女神ヘファイストスに見せに行く。
到着した女神ヘファイストスの部屋に入る前に、ちゃんとノックして入っても問題がないか確認して、部屋に入室。
「また珍しいドロップアイテムが手に入りましたよ」
「いつも悪いわね」
「構いませんよ、約束したことですから」
「リトルフィート」で小さくしてバックパックにしまっていた黒い竜女のドロップアイテムを取り出し、元の大きさに戻す。
「今回のドロップアイテムは、黒いヴィーヴルのドロップアイテムになります」
間違いなく珍しいドロップアイテムである黒い竜女の甲殻と黒剣に紅石を見た女神ヘファイストスは、目を見開いて驚いているようだ。
特に黒剣を真剣な目で見ていた女神ヘファイストスは、 黒剣の剣身に触れながら深く息を吐く。
「この竜鱗のような紋様がある黒剣を、黒いヴィーヴルが持っていたのね」
確認するかのように聞いてきた女神ヘファイストスに、嘘をつく必要もないので正直に答えておくことにした。
「そうですよ、黒いヴィーヴルが持っていました。天然武器とはまた違うような感じがしたのでドロップアイテムかと判断したんですが、違いましたか?」
「いえ、きっとドロップアイテムで正解よ。この剣が黒いヴィーヴルと共にダンジョンから生み出されたものであるのは間違いないわ」
そう断言した女神ヘファイストスは鍛冶神であり、神匠とも言われる鍛冶の腕を持っている女神だ。
そんな女神の目利きなら間違いなく正しいだろう。
「その黒剣がドロップアイテムであることは確実みたいですね」
「剣の材質としては、竜の頑強な部分を混ぜ合わせたものが1番近いみたいだけど、ここまでの剣がドロップアイテムとして手に入るのは確かに珍しいわ」
「この黒剣が良い剣だということはわかりますが、黒いヴィーヴルの為に作られた剣であって、俺の為に作られた剣ではありませんから、黒剣を素材にした剣の作成を椿に頼むつもりです」
「ええ、きっとそれが良いわね。貴方の為にも、椿の為にも」
笑みを浮かべて言った女神ヘファイストスは、子を見守る親のような顔をしていた。
珍しいドロップアイテムを手に入れたら見せに行くという女神ヘファイストスとの約束を守ってから、次に移動するのは椿の工房。
手に入れた黒い竜女の甲殻と黒剣を素材に装備を作ってもらおうかと思って移動した椿の工房に向かってみると、珍しく椿は不在のようだ。
工房の入り口に貼り紙がしてあったが、どうやら椿はダンジョンに試し斬りをしに行ったらしい。
椿が帰ってくるのは数日後になるようなので、その間はダンジョンで新しいスキルを試してみるのも良いかもしれないな。
ダンジョンの壁面から1体のモンスターが生まれる。
純白、と言える程に白1色の身体を持つモンスターの身体は、堅固な白い甲殻に包まれており、まるで騎士のような外見をしていた。
白騎士とも言える外見のモンスターの種族はヴィーヴルであり、半人半蛇ではなく人のような2足歩行で、手には純白の剣を持つ。
剣を持って生まれた剣の竜女には、忘れられない記憶があった。
それは、全身から血を流しながらも燃え上がるような力強い眼差しで短剣を振るう男の姿。
剣を交えた相手の中で、もっとも強く、自身を1度殺した相手のことを、竜女は忘れていない。
かつて黒い竜女だったモンスターの魂は廻り、生まれ変わった。
白騎士、剣の竜女が望むことは、ただひとつ。
「再戦を」
人の言葉を喋ることも可能な異端児として生まれ変わった剣の竜女は、竜殺しの魔帝、ゲド・ライッシュとの再戦を望んでいた。
雷霆
出典、FFBE幻影戦争、ラナン
ちなみにリミットバーストとは一部のキャラが持つ必殺技のこと
ラナンの雷霆は、雷を球体状に集束して掌よりも小さくなるほど圧縮してから放ち、放たれた球体状の雷が対象に着弾後に形状を変えて広範囲に半球状に広がる雷撃となる必殺技である