転生してもメガネで冴えない小デブなのでヤケクソ   作:リデルJr.

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ヤケクソ4

 ワクワクの2年生。一応小デブにも知り合いとも呼ぶべき関係性の人間ができた。あれは今から1億と2000年前……。

 

 

 

 さて知り合いとの出会いと別れ、そして再会から死別までを語ったところで、全て嘘である。普通に体育の授業の時になあなあでペアになった男の子との関係が続いてしまっただけだ。

 

 そして実はこの男の子、最近になって知ったのだが入学初日に出会った自転車の彼である。向こうに言われてようやく気付いた。思わずマジマジと顔を見つめたら、「気持ち悪ぃ……」と言われてしまった。ぴえん(別に傷ついてなんか無いんだからね! 勘違いしないでよね!)。デブのツンデレという世界一不要なものの一つをかましてみた。感想求む。

 

 

 

 話は変わるがこの男の子、最近になって部活動なるものに入部したそうである。名を『奉仕部』。……完全にエロゲです、ありがとうございます。

 

 実際の活動内容はその名の通り「迷える子羊に道標を示す」ものらしい。部長は学校1の美少女と名高い国際教養科の才女だそう。……やっぱりエロゲじゃないか! 

 

 そして男の子の他に最近新入部員が出来たそうだが、女の子らしい。男の子と同じクラスの女の子で、胸都大学(誤字)の首席らしい。さらに男の子によるとアホということだが、こちらもとんでもない美少女らしい。アホで巨乳の美少女……。エロゲ(以下略)。

 

 

 

 別にデブとして考えるなら食べ物では無い雌には興味がないのだが、思春期(2度目)の男の子としては女の子は気にならないわけではない。というわけで放課後にその部活とやらに立ち寄ることにした。盛大に祝ってあげようじゃないか! 

 

 

 

 放課後。いつもなら直帰しているところだが、知り合いの男の子からのお願い(違う)を無碍にするわけにもいかない。そういう訳で職員室で旧校舎のとある教室の鍵を借り、先に入って待っておくことにした。

 

 長い机が教室の中央を占領し、ロッカーの上にはティーポットなどが配置されている。黒板には丸っこい字で「ようこそ♡奉仕部へ☆」と書かれており、日直の欄には部員メンバーと思われる3人の生徒の名前が書かれている。

 

 なんか青春って感じがする。高校入学前なら嫉妬でどうにかなりそうな雰囲気がムンムンだ。あと心なしか良い匂いが残ってるような気がする。

 

 

 

 さてなんとなく先回りして知り合いを待っているのだが、よく考えずともこの行動は相当まずい気がする。ラノベ作者の妄想力をフル活用して今後の展開を予想してみる。

 

 才女:部活に行こうと思った才女が部室の鍵を借りに行く。

 教師:男の子がもう鍵を借りて行った。

 才女:いつも遅くに来る男の子が? 、と疑問符を浮かべながらも納得する。

 巨乳:一緒に部室行こ〜! 

 才女&巨乳:テクテク。

 デブ:我が先んじて教室にイン! 男の子を待ってやる! 

 才女&巨乳:なんだコイツ〜! 

 デブ:男は黙って、仁王立ち!! 

 才女&巨乳:デブキモ過ぎて草。SNSで拡散よ〜! 

 デブ:そんな〜(・ω・`)

 

 そうして学校にデブの居場所は無くなり、引きこもりが1人完成するのである。

 

 

 

 植物の心だ。何事にも動じることなく、上手く捌き切れる個体だけが生き残る。それだけだ。いつもそうやって人畜無害の皮を被ってきたではないか。今回もそれを実行すればいいだけだ。そうだ、そうに違いない。




寝る寝る寝るね
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