ク往へ界世ナ新、故。ム求ヲ場ニ死、我   作:中折れ螺子

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どうも中折れ螺子です。
今話も今話とてちょい年齢飛ばし。
今回どう書きましょうかねぇ…少なくともザリア母ちゃんに許可をもらえる年齢もしくは許可をもらう必要もない、徴兵もしくは冒険に駆り出さなきゃいけないイベントを起こすか…
ここで悩んでも仕方ない!ええいままよ!
それでは第4話、はっじまっるよー。


第四話

新羅が転生者であると皆に伝えてはや7年、さらに時を重ねて新羅は成長し青年と呼べるほどになり背もドワーフの誰よりも高くなった。

しかし魔法が使えなかった。

これについては街のみんなも首を傾げた。

人間は魔力が少ない種族ではある、しかし使えないとなれば異例である。

この世界の大部分は魔法または魔力で構成され身分証も魔力で表示される。

魔力がない魔法が使えないとなるとこの世界で暮らすことは厳しくグビンは魔力を含んだ石、魔鉱石のブローチを15の誕生日に渡し、新羅はそれ以降ずっと身につけていた。

当の新羅はと言うと街の工房で2年ほど前から研師として働いていた。己の刀のような切れ味とは言わずとも評判はよく、街1、2を争う腕前で多くの注文が届いてき、忙しい毎日を過ごしている。

だからといってそればかりかと言うわけでもなくザリアの手伝いや街の子供達の遊び相手もやっていた。

そして新羅18の、よりにもよって誕生日の日、事が起こった。

 

「おいグビン!『ヴァリダン国』からお前と新羅あてに使者だ」

「なに?そんな事知らせれてないぞ、なにか聞いたか?錐輝」

「いや俺もなんも聞いてねぇぞ?ヴァリダンかぁ…あそこは結構過激な国だ。なんもなけりゃええんだが…一応竜峯も連れて行くか」

「なんだいまたなんか面倒事起こすんじゃないだろうねぇ?」

「だぁいじょうぶさ母ちゃん、揉め事なんざおこさんよ。己の誕生日にわざわざそんな事しねぇって」

「ならいいんだけどねぇ…」

「しかしヴァリダンか、あそこは好戦的な国家として有名だ。そこが来たってんだから何かあるはず…」

「まぁまぁそんなことおいといて、客人待たせちゃいけねぇ。すぐ行くとしようぜ。ちゃちゃっと終わらせにゃ飯が冷めちまう」

「それもそうだ。で使者殿はどこに?」

「街の中央区役所前だ」

「わかったすぐに向かおう」

 

そしてしばらく、使者の元へ向かう。

そこまで少し不思議な点がいくつかあった。

真昼間だと言うのに空気が重く沈んでいるのだ。

いつもは子供達が走り回り買い物をしている者たち、そして工場の金属音で賑わっている。

しかしなんの音もない。陽気で大きな声で騒ぎデカい声でガハハと笑う。そんなドワーフ達が一切喋らない。

なにか嫌な予感が当たっている気がしてならない。

 

「どうも、使者殿なんのご用件ですかい?おたくの王様の剣ならこの間研ぎ直したばかりですぜ?」

「俺の方も、この間王妃様10人の指輪やらなんやらの装飾の見直しをしたばかりですが?」

「その前に自己紹介を、私は『モイハル・ゲイガン』と申す。その件については感謝する、王も王妃達も喜んでおいでだ」

「そいつぁよかった、丹精込めた甲斐がありまさぁ」

「しかし私が我々が来た理由はそこじゃない、キリキ・シラギ、貴様と貴様の持つと言う刀と銃についてだ」

「!?ななぜそれを⁉︎」

「『ジャニバル』というドワーフが教えてくれたよ。キリキ・シラギは転生者であり我々の技術を超越した武器を持っていると。我が祖国は武装国家ヴァリダン、いついかなる時でも最強最高の武器をもって相手を討ち滅ぼしたいものなのだ。

どうか譲って見てはくれぬか?我が祖国の繁栄のために」

 

ジャニバルはドワーフ達の中でも悪い噂が絶えず、常に問題の元となっていた人物ではあった。おそらく金欲しさだろう、情報料をもらうという算段があったか。

グビンが錐輝になにかちょっかいを出さねかと心配してはいたが、まさか当たるとは思わなんだ。

 

「結論だが丁重にお断りさせていただく」

「ほう…?」

「コイツは、コイツらは俺の人生の誇りだプライドだ矜持だ生き様だ。それをくれだ?譲れだ?寄越せだ?ふざけるなよ思い上がるなよクソが」

「オ、オイ」

「ほぉ…」

「お引き取り願おう、これから飯なんだ料理を冷ましちゃ母ちゃんに悪い」

「ふむ、最後に1つ」

「なんです?見せて持たせては聞きませんよ」

「そんな事では無い、最後に1つ手合わせ願えるかな?」

「まぁそれぐらいなら…いいかい?オヤジ」

「あんまり時間かけるな?ホントに母ちゃんに叱られるからな」

「勿論だとも」

「よし成立だ、見届け人はこちらから『ファルシュ・ガルゲリ』がやらせてもらう」

「いいとも」

「『参った』をどちらが言うか、もしくはこちらが決着が着いたとみなした場合に終了とさせていただきます」

「応」

 

新羅は己の竜峯、ゲイガンは腰のロングソードを手に取った。

 

「それでは双方構え」

 

新羅は天高く突き上げた上段、右腕に鍔と左手をピッタリとつけ腰を落とした*1

 

「なんだその構えは舐めているのか?」

「いや至って真面目」

「ふんいいだろう、貴様の元いた世界の剣術なのだこちらのものとは違って当然。どちらが優れた剣術か思い知らせてやる」

 

ゲイガンはロングソードを中段に構えた。

 

「それでは…始め!」

チィィィィィィイイイイエエェェェェェェ!!!!

「!?」

 

刹那、新羅は奇声をあげながらモイハルの胸元に飛び込み剣を叩っ斬ったことで武器を喪失、これ以上戦闘を行うことが不可能と受け取ったガルゲリは決着をいい渡した。

 

「そこまで!勝者キリキ・シラギ!」

*1
いわゆる蜻蛉




とまぁ今回はここまで。
いやー強いですねウチの新羅くん。
この間リアリティで相方に説明する時「ちょっと目が悪くなった大総統」って説明してしまいましたw
相方曰く「むしろ完璧じゃ無いッスかw」とのこと。
さぁここからどう書いたもんかね?ここからどうやって新羅くんを戦争させたもんかね?
まぁ後々考えるとしますか…
そしてこの話が投稿される日、新羅くんのお誕生日なんですねぇ。びっくりしました。プレゼントは戦争でいいかな?
なにはともあれ、ここまで読んでくださった方々、ありがとうございました。
それでは感想、評価(なるべく高くよろ♡)待ってまーす♪
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