ク往へ界世ナ新、故。ム求ヲ場ニ死、我   作:中折れ螺子

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とうとうこの小説も五話目に突入いたした。
けどどうやって新羅くんを戦争させるのかがミソなんすよねぇ…
ま書くうちにいいの出てくるっしょ。
それでは第五話、どうじょ。


第五話

「そこまで!勝者キリキ・シラギ!」

 

ファルシュの声が響き手合わせは終わった。

しかし異議を申し立て声が上がった。

周りのモイハルの部下達だった。

 

「ふざけるな!なんだ今のは!」

「そーいう剣術なの。文句言うならとっくの昔に逝かれた開祖殿に言うんだな」

「き、貴様…!」

「やめんかお前ら!それ以上俺の顔に泥を塗るつもりか!」

「ですがゲイガン殿…」

「この勝負は俺とキリキ・シラギとの勝負だ!決着は着いた…俺の負けでな」

「ほお意外とすんなり受け入れるのだな」

「無礼るなよ、俺は貴様に負けた。これ以外の事実が今どこにある?俺はそれを受け入れるまでだ」

「だとさ、これでもなにか?文句があるなら俺と手を合わせて見るかい?」

「ぐっ…」

「へっへ腰抜け腑抜けどもめ。死ぬ気で来んか上官が討ち取られたのだ、それで動けんのなら戦場では死ぬぞ」

「貴様もやめていただこうキリキ・シラギ、おそらくこの場で貴様に敵う者は1人もおらんのだ」

「はっ、てめぇもてめぇだ、相手が自分の知らんことをしたからと固まるんじゃ無い。避けるなり防ぐなりすれば良かったのだ。

まぁもっとも、防ぐのは間違いだったろうがな」

「なに?」

「そりゃおめぇ、そのまま自分の剣ごと頭にめり込むからよ」

「「「!?」」」

「カカカカ」

 

そう、たとえばゲイガンが剣で防ごうとしようものなら新羅の全力で振り下ろす勢いと力がロングソードを押し切り…グシャリだ。

そう言う意味では反応できず剣を叩き切られて決着、は1番早く1番平和的なのだ。

 

「わかったならさっさと去ね。俺はこいつも、あいつも、俺自身も渡す気は毛頭ない。

軍事国家というのは魅力的だがお前らに背を預けるのはこちらから願い下げだ。行こうオヤジ、時間かけ過ぎで母ちゃんに叱られちまう」

「そ、そうだな。それでは使者殿、我々はこれにて失礼する」

「相分かった。帰るぞ貴様ら」

 

そして各々の帰路に着きゾロゾロと帰って行き、街は少しまた騒がしくなった。

そして新羅一行はと言うと…

 

「なぁにが『すぐ帰ってくるぅ』だ!料理が冷めちまったじゃ無いかい!」

「すんましぇん…」

「男なら口にしたこと違うんじゃ無いよ!」

「はい…」

「アンタもアンタだ!」

「はい…」

「子供を守るのが親だ!その場にいたくせになんだい!?守るどころか半ば守られてるじゃないか、情け無い!」

「うぐ…」

「け、けど母ちゃん…」

「ああん!?」

「いえなんでもございません」

「全くどいつもこいつも。約束を破った罰だ!腹ちぎれるほど食わしてやる、覚悟しときな!」

「「はい…」」

 

後日、食い過ぎでダウンし1日仕事を休んだ2人とフライパンと鍋の振り過ぎで腱鞘炎になったザリア母ちゃんだった。

 

そしてヴァリダンへ帰国途中の野宿、ゲイガンは嫉妬と悔やしみに狂っていた。

 

「クソがクソがクソがクソがァ!」

「ゲイガン殿!?」

「黙れ!」

「ッ…!」

 

ゲイガンは実力主義のヴァリダンで官房長にまで上り詰め、確固たる地位を掴み、「得体もしれない者に負ける訳がない」と己に絶対的な自身があった。

しかし負けた。

わけもわからぬままふざけた剣術に負けた。

剣も叩き斬られもう使い物にならない。

しかもなんだ?「受け止めたら頭にめり込んで死ぬ」?

ふざけているのはあちらだ。バカにしやがって…!

絶対に赦さない、赦してなるものか。

 

「おいガルゲリ」

「ここに」

「国王にご報告しろ、

『キリキ・シラギとの交渉は決裂。あろうことか国を舐め腐り、侮辱の限りを尽くした後我々の目の前で部下2名を殺害。その後森に捨て小便をかけたあと獣の餌にし、「次は貴様らの身内をこうしてやる」と脅され、命からがら退却した』

とな」

「了解しました。ですが部下は誰一人かすり傷もありませんぞ?」

「なら殺せ誰でも構わん。あぁそうだ『ウィゼアス』と『クジバフ』がいたな。アイツらは正直要らん。剣はゴミ、銃もクソのような腕前だ、あんな奴らは最強を名乗るヴァリダンの恥だ」

「左様で…」

「なんだ?なにか文句があるなら自分がなるか?」

「いえ…なにもありません…」

「ならば良い、さっさと行動に移せ。ぐずぐずするんじゃ無い」

「承知しました」

「ククク、ハハハハハハハ!この俺に!ゲイガン・モイハルに!ヴァリダン国に!逆らったどうなるか…その身を以って、貴様らの家族、貴様の友、貴様の全てを以って思い知らせてやる!」

 

そして…

 

「な、なにをなさるのですかガルゲリ殿!?」

「すまんな命令なのだ。死ね」

「いいやだ!助k『ダァン!』」

 

胸ポケットに入れていた自作の銃でウィゼアスの目玉を撃ち抜いた。

 

「ヒイイイッ!!」

「私も本来こんなことはしたくないんだ、しかし私だって死にたくはない、ゲイガン殿に逆らったら私が殺されかねんだろう?怨むならゲイガン殿にしてくれ」

 

弾を込めながら淡々と述べ、距離を詰めて行く。作業のように。なんでもないことのように。

 

「動くなよ?こいつはまだ試作段階でな、ただでさえ命中制度も威力も無いんだ。妙な場所に当たって苦しみながら死ぬよりはいいだろう?にしてもこの『弾丸と火薬を一緒にしフリントを仕込んで銃身に込め打ち出す』と言う機構を取り入れてみたのは、持ち運びや弾込めの時間短縮にいいと思ったんだがなぁ…」

「た、お助k」

「聞き分けのないやつだ無理だと言ってるだろう」『ダァン!』」

 

クジバフは顳顬に銃を突き立てられ射殺。

 

「ようし一応これで任務は終了だ。あとは小便…は要らんなこれではあまりに侮辱的すぎる。あの方もよくこんなことを思いつかれたものだ」

 

せめてもの弔いとして埋めてやりたかったがこの辺りにその習性の生き物は居ない。無惨にその辺に放り捨てるしかない。

 

「すまんな、2人とも。毎年墓参りはするようにするよ。然らばだ」

 

そして任務完了の報告と交渉結果の報告書作成のため、自分のテントへ戻って行った。




今回はここまで。
案の定なんか起こりましたねぇ…新羅くん達どうなっちまうんでしょうかね?
そしてガルゲリさん、なんか1人だけ文明進んでましたね。『実包』の開発に少し成功しちゃってますやん。
今回は…ただただウィゼアスとクジバフが可哀想でしたねぇ…黙祷。
そして何よりゲイガン、コイツ悪い奴でしたねぇ…なんであんなクソみてぇなこと考えつくんだ?
まぁそんなことはさておき、次回はこの虚偽報告がヴァリダン国王の元に送られてしまいます。
どんな反応をし、どんな判断を下すのでしょうか?
どうぞお楽しみに。
コメント、評価(なるべく高くよろ♡)待ってまーす♪
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