勇者カノンが現れシンとレノは何やら話を始める、最初はカノンの説得から始まったが最後は徐々に言い合いになっていた、当然だ、暴虐の魔王とは2000年前の彼らにとって絶対の存在、その偽者を広めることに協力しろなど信仰する神を変えろと言っている様な物だ、しかし
シン「どうやら勇者カノンは気が触れた様です。このディルヘイドで架空の魔王の名を広めるなど、万に1つも成功するわけがありません。捨て置いても問題ありませんね、私は転生します。生まれ変わるのは2000年後でしょう」
シンは勇者カノンが本気であると感じたのかそう言うとそのまま去っていった、協力は出来ないが邪魔もしないと言うことだろう
カノン「ありがとう」
カノンは深く礼をするとシンと入れ替わるように今度はレノがカノンと話を始めた
レノ「ちょっと変わったね、カノンは。いつも苦しそうな顔してたけど、今は吹っ切れたみたいに見えるよ」
カノン「だとしたら魔王アノスのお陰だろうね」
カノン「彼が変わったのは、君のお陰かい?」
レノ「え?」
カノン「斬られる覚悟で来たんだ。以前までのシンだったら、鉄の剣じゃなくて魔剣を抜いていた筈だよ。話さえ聞いて貰えなかったかもしれない。あんなに殺気の無い彼は始めてだ」
レノ「そうなんだ。愛を教えてる甲斐があったかな?」
カノン「愛?」
カノンは最初訳も分から無かったが1度考え込み笑った
カノン「ああ、成る程、どうりで君もいつもと違ったわけだ。母なる大精霊は恋なんてしないと思っていた」
カノンの言葉に何かを自覚したのかレノの顔が少し赤くなる
カノン「世界は思ったよりも、愛に満ちているのかもしれないね」
レノ「フフ、知ってるカノン?、心から願えば理想の世界は叶えられるんだよ」
カノン「なんだいそれ?」
レノ「内緒♪」
2人のやり取りを見ているとレイが突然話しかけてくる
レイ「思い出したよ」
ウィリアム「何を?」
レイ「昔、大精霊レノとこんな会話をしたことを、すっかり忘れていた」
ウィリアム「……………」
レイ「あの時は彼女が気休めで口にしたんだと思ってた、けど違った、僕はあの時信じることが出来なかったんだ、僕の理想の世界を、だから僕は人間に殺された、僕が人間を信じることが出来なかったからだ、だからあの子も守れない」
レイはそこから先は口にしなかった
ウィリアム「なら、今度は信じるんだ」
レイ「え?」
ウィリアム「信じろレイ、お前の理想の世界を」
この時、この世界の誰にも聞かれる事無く、1つの鐘の音が鳴った
DGP SPルール1
強い願いを持つ仲間が集まれば理想の世界を叶えられる
何人もその願いを邪魔してはならない、それが例え神であろうと
DGP SPルール2
上記のルールに違反する者が現れた場合、仮面ライダーが命を賭けて願いを守る
DGP SPルール3
仮面ライダーギーツは世界を創り変える創世の力を持っている
ただし創り変える世界が地球だけとは限らない