人工衛星アークから意識が肉体に戻り次に目を開けた時
ウィリアム「………………何で?」
変身前は森だった筈のそこはまるで天災でも起こったかのようにまっ更な地平線となっていた
アルカナ「愛と愛のぶつかり合い、魔王とその配下に軍配が下った、それだけの話」
ウィリアム「何でだよ、まさか愛(物理)がぶつかり合った結果とか言わないよな?」
アルカナ「間違いではない」
そう、あながち間違いではないのだ、正確にはぶつかり合ったのは愛(物理)ではなく愛(魔法)なのだがレイとミサ、そしてアノスとシンの愛魔法のぶつかり合いの結果このような惨事が起こったのだ
後にこの事についてウィリアムはサーシャに
サーシャ「変身してたとは言えあの事態を平然としてたあんたはやっぱりおかしいわ」
と言われた
翌日
アルカナの道案内でウィリアム達はジオルダルの首都ジオルヘイゼに向かうその中には
ウィリアム「言っとくけどゼインが出てくるまで俺の指示無しで動くなよ?」
アーク「分かっている、今回ばかりは私達の敵は共通だ」
そこには滅の姿をしたアークがいた
アルカナ「………………貴方は不思議、人の子でも魔族の子でも、神でもない」
アルカナはアークをじっと見つめそう言う
アーク「お前が神か………………ラーニング不可能、お前からは悪意を感じない、神の悪意と言うのも興味深かったのだがこれでは無理だな」
アルカナ「悪意を持つことは危険だと思っている、悪意によって破滅した者を無数に見てきた、心を持っても悪意を抱く事は危険だと考えている」
アーク「そうか、だが私は人間から悪意を学んだ、そして1つの結論を出した、悪意とは人間の心そのものだと」
アルカナ「私はそうは思わない」
アーク「……………………ならば私がお前に本物の悪意を教えてやろう」
アルカナ「……………………望むところ」
アーク「……………………」
アルカナ「……………………」
2人の間にゴゴゴゴと効果音が入りそうな空気が流れる
サーシャ「ねぇ、あれどうするのよ?、て言うか誰よ?」
ウィリアム「ゼインの撒き餌、名前はアーク、出しといたらゼインが釣れるかもしれないからな、あいつは悪意そのものだし」
サーシャ「そんなの出して大丈夫なの?」
ウィリアム「今はゼインって言う共通の敵がいるからな、居なくなったら、まぁ、ちょっとヤバいかも?」
サーシャ「はぁ、なんかこうもうちょっとマシなのは居なかったの?そんな奴じゃなくても良かったでしょ」
ウィリアム「後残ってるのは………星狩り族のヤバい兄弟と自称ゲームの神様と金ぴか自惚れマッドサイエンティストと死神くらい?」
サーシャ「……………………」
ウィリアムは指折り数えながらそう言うとサーシャは冷たい視線をウィリアムに送った
ウィリアム「しょうがないでしょ!!、こんなのしか残らなかったんだから!!、俺のせいじゃないよ!!」
ウィリアムの心からの叫び涙を流しながら両手両足を地面に付き項垂れるのだった