ウィリアム「フミ婆、こんな所で何してんの?」
ウィリアムはたこ焼きを頬張りながらフミ婆と話す
フミ「それが私にもさっぱり分からないんだよ、いつも屋台を出してる場所にベンチがあるんだけどね、そこで休んでたらあんまり気持ちの良いお日様が出てるもんだからついウトウトして気が付いたらここにいたんだよ、長生きはしてみるもんだねぇ~」
ウィリアム「……………………そうだね」
ウィリアムは1つたこ焼きを口に運び少し憂鬱そうにそう言うと2人に近付く人影が現れた
ウィリアム「…………アルカナ」
アルカナ「皆が呼んでいる」
ウィリアム「分かった」
ウィリアムはそう言うとその場を離れる
フミ「あら?、さっきの子は帰っちゃったのかい?、折角焼き上がったのに、そこのお嬢ちゃん、食べるかい?たこ焼き」
アルカナ「たこ焼き?」
アルカナはたこ焼きの入った箱を受け取る
アルカナ「………………この球は何だろうか?」
フミ「たこ焼きを知らないのかい?、さっき助けてくれたお嬢さん達と言い面白い子ばっかりだね、ここは」
フミ婆はそう言って笑う
アルカナ「………………あちゅ⁉」
アルカナはたこ焼きを1つ取り口に運ぶが余りの熱さに口の中を火傷する
フミ「あらあら、そんなに慌てて食べたら火傷しちゃうよ」
アルカナ「この身は神の体、火傷などしない…………筈」
フミ「かみ?、面白い事言う子だね」
そう言って笑うフミ婆を他所に再びたこ焼きに挑むアルカナは今度は十分に冷ました後口に入れる、先程の様な熱さを感じないことを確認すると口の中で噛み割り
アルカナ「⁉ッ⁉⁉⁉」
見事に外以上の熱さの中身に口の中を再び焼かれるが何とか飲み下す
アルカナ「……………………たこ焼きは危険な食べ物」
そう言いながらも味は気に入ったのか2つ目以降は中身もしっかり冷ましつつしっかり味わっていた
アルカナ「………………美味しかった」
アルカナはそう言うとアノス達の元へ戻った
その夜
ウィリアムはたこ焼きの入っていた箱を見ながらフミ婆の事を考えていた
ウィリアム(もしフミ婆が
ウィリアムが考えているとトントンと扉がノックされる
ウィリアム「は~い」
ウィリアムがそう言って扉を開けるとそこにはアルカナが立っていた
ウィリアム「アルカナ、どうした?何か用事か?」
アルカナ「アノスの記憶を夢に見せる、何人か見ると言っていたけど貴方はどうする?」
ウィリアム「アノスの記憶?、別に興味ないから良いかな」
アルカナ「………………そう」
アルカナはそう言うとその場から消えた
ウィリアム「なんだったんだ?、まぁ良いや、寝よ」
そうしてウィリアムはその日は眠りに着いた