アイシャ『アノスの』
ゴースト「父親?」
全員が戦闘を止めセリス・ヴォルディゴードと名乗る男の言葉を反芻する
アノス「ほう、それは初耳だな」
アノスがアイシャの前に出てセリスを見据える、セリスはふわりと笑う
セリス「君は忘れてしまっただけだよ、アノス。全ては創造神ミリティアの仕業だ。彼女は君から僕の記憶を奪った。そして偽の記憶を創造したんだ」
アノス「ふむ、あり得ぬ話では無いがな。何のためにだ?」
セリス「それを口にした所で君が信じるとは思えない。そうでなければ、僕はとっくの昔に君の前に姿を現し、全てを打ち明けていたよ」
アノス「府に落ちぬな。俺に記憶を思い出させたいのなら、痕跡神を滅ぼそうとしたのは何故だ?」
セリス「君の記憶が戻るまで待てば、痕跡神には逃げられてしまいそうだからね」
セリスはそう言うと幾つもの魔方陣を描く。途端に空気は変わり痕跡神の水に激しい波が生まれる
アノス「なかなかどうして、凄まじい大魔法だな」
セリス「そこを退くと良いよ。死にはしないだろうけど、怪我をするかもしれない」
ゴースト「それぶっぱなしたら眉間を撃ち抜くぞ」
カイガン!! ビリー・ザ・キッド!! 百発百中!! ズキューン!! バキューン!!
いつの間にかビリー・ザ・キッド魂にゴーストチェンジしていたウィリアムはガンガンセイバーガンモードをイージェスにバットクロックのガンモードをセリスに突き付けていた
セリス「…………残念、僕の方が早そうだ」
ゴースト「そう思うなら発動すると良い、次の瞬間お前の頭が吹き飛ぶがな」
双方の睨み合いが続く中突如痕跡神の水が消える
セリス「アノス、どうやら君の神の仕業の様だね、痕跡神を目覚めさせたみたいだよ」
セリスはフッと体の力を抜き、同時にアルカナがアノスの隣に現れるがウィリアムは銃を下ろすこと無くセリスとイージェスを警戒し続ける
アルカナ「リーバルシュネッドを逃がした。その魔族は何かを庇いながら戦える相手ではないだろう」
アノス「別段構わなかったがな。丁度良いくらいのハンデだ」
アルカナ「足枷になるわけにはいかない。私は神なのだから」
アノス「記憶は思い出せたか?」
アノスの問いにアルカナは暗い表情を浮かべる
アルカナ「私は…………………………思い出せなかった」
アノス「ふむ、そう悲観することもあるまい。お前は自身の願いよりも、他者に手を差し伸べる事を優先した。それでこそ俺が選んだ神だ」
セリス「話をしよう」
惚けた顔でそう提案するセリス
セリス「僕は幻名騎士団の騎士団長を務めている。ガデイシオラは神族と戦っているんだ。君も神族を良くは思っていないだろう。その上僕は君の父親だ。今回は利害が一致しなかったようだけど、そもそも僕達が戦う理由は何処にもない、手を取り合える筈だ、僕はガエラヘスタのエーベラストアンゼッタの聖座の間で待ってるよ」
セリスはそう言うと【転移】で移動しその場から消えた