魔王学院でライダーになったが……   作:寝心地

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アルカナがアノス達の元へ戻って来るとそこにはシンやエールドメードも含めた何時ものメンバーが揃っていた、アルカナが戻ってきたことを確認したアノスは【転移】でセリスが言っていたエーベラストアンゼッタの中央に向かう

 

 

 

通路を抜け扉を開けると八つの座具がある聖座の間に着く

 

 

 

セリス「やぁ、来たね」

 

 

 

待っていたのはセリスだけでなく冥王イージェスと詛王カイヒラムの2人もいた

 

 

 

アノス「問おう、お前の目的は何だ?」

 

 

 

アノスに聞かれたセリスは顎に手を当て考える素振りを見せる

 

 

 

セリス「一言では難しいけれど、そうだね、とりあえず、今日はジオルダルを滅ぼそうと思っているよ」

 

 

 

アノス「また性急な事だな、それとも今日まで準備してきたか?」

 

 

 

セリス「困ったことに君の事は想定外なんだよ、アノス、それに、そこの君も」

 

 

 

セリスはウィリアムを指差しそう言う

 

 

 

セリス「僕達が準備してきたのは痕跡神リーバルシュネッドを滅ぼす事でね。本来なら昨日の時点でそれは達成できている筈だった」

 

 

 

アノス「神族に敵意を持つのは無理からぬ事だがな。しかし、一口に神と言っても様々だ。リーバルシュネッドは眠り続けていた。何か滅ぼす理由があったか?」

 

 

 

セリス「神であること、それだけで滅ぼす理由は十分だと思わないかい?」

 

 

 

セリスは当然の事の様にそう告げた

 

 

 

アノス「思わぬ。眠っているのならば害はあるまい。寝かしておけば良い」

 

 

 

セリス「じゃあ、こう言い換えてもいい。痕跡神リーバルシュネッドは地底の守り神だ。地底と地上はどうしたって相容れない。彼らはいつか地上を侵略するよ。それは今、この瞬間にも。僕も魔族だ。故郷を守りたいからね。ジオルダルを滅ぼそうとすれば、きっと痕跡神がそれを守るために姿を表すよ。諸共滅ぼしてしまえば、地上への害は二つ消える」

 

 

 

セリスは指を2本立てそう言う

 

 

 

アノス「お前は争いが好きな様だな」

 

 

 

セリス「まさか。争わずに済むのなら、それに越したことは無いよ。ただ向こうはそう思っていない。難しいね、平和と言うのは、君も今やディルヘイドの王だ。アノス。故郷を守るために、僕と手を取り合わないかい?」

 

 

 

アノス「良いだろう、俺に従え。ジオルダルもリーバルシュネッドも滅ぼすまでもなくディルヘイドを守ってやろう」

 

 

 

セリス「…………はぁ、やれやれ。聞き分けの無い子だね。僕の息子とは思えないよ」

 

 

 

アノス「お前こそ、俺の親とは思えぬほど弱い男だ」

 

 

 

セリス「へぇ」

 

 

 

アノス「俺の父を名乗りたくば、力でそれを証明せよ。罪無き民を滅ぼさねば故郷一つ守れぬ程の弱者が、良くもまぁ魔王の父親を名乗るものだ」

 

 

 

セリス「…………はぁ、しょうがない、折角の再会だ。僕もあまり大人気ない事はしたくない。もう少し親子の親睦を深めようか」

 

 

 

アノス「ほう」

 

 

 

セリス「賭けをしよう、今日中に君があの国を滅ぼしたくなれば僕の勝ちだ。その時は僕がジオルダルとリーバルシュネッドを滅ぼす事に眼を瞑る」

 

 

 

アノス「面白い。俺がジオルダルを滅ぼす気にならなければ、ジオルダルとリーバルシュネッドから手を引け。金輪際関わるな」

 

 

 

2人は【契約】を交わす

 

 

 

セリス「所でアノス。君はまつろわぬ神をつれているね、やっぱり君の考えは、ガデイシオラの教えに似ているよ。背理神ゲヌドゥヌブ、まさか二つに分かれ、地上に転生しているとは思わなかったよ。地底の何処を探しても見つからない訳だね」

 

 

 

セリスは唐突に話を変えサーシャとミーシャを見る

 

 

 

アノス「生憎とこの2人は俺の配下でな。元々背理神であったからつれているわけではない。最も本当か、定かではないがな。何せ、他ならぬお前の言葉だ」

 

 

 

セリス「背理神は秩序に反した秩序、自らの秩序にさえ刃向かい神々と人々を欺き背いた、偽りと裏切りの神、それが背理神ゲヌドゥヌブだ、この意味が分かるかい?」

 

 

 

アノス「俺をも裏切ると言いたいのだろう」

 

 

 

セリス「君と、彼さ」

 

 

 

セリスはアノスを指差しその指を横にスライドさせウィリアムを指す

 

 

 

ウィリアム「プ」

 

 

 

セリス「ん?」

 

 

 

ウィリアム「プハハ、ハハハハ、ハハハハハハハハ!!」

 

 

 

突然ウィリアムは気が触れた様に笑いだす

 

 

 

ウィリアム「サーシャお前俺の事裏切るらしいぜwww」

 

 

 

サーシャ「ちょ!!、そんなわけ無いでしょ⁉」

 

 

 

セリス「う~ん、今の話の流れで笑える所は無かったと思うんだけど」

 

 

 

ウィリアム「いやいや、これが笑わずにはいられるかww、こwwコイツの事ww何も知らずに言うんだからなwww」

 

 

 

ウィリアムはたまらずその場をのたうち回る

 

 

 

ウィリアム「言いかセリスwww、嘘ってのはなww相手が信じるから嘘になるんだww、相手を騙すにはバレるかバレないかギリギリの嘘を付かなきゃ、そんなバレバレの嘘誰も信じないよww、ああ~、そう考えるとウラタロスは本当に嘘の名手だな、千の偽り、万の嘘とは良く言ったもんだww」

 

 

 

セリス「何の事か僕にはさっぱりだけど、君が嘘を見抜く天才だって事は分かったよ」

 

 

 

ウィリアム「そうかw、俺も一つ分かった事がある」

 

 

 

セリス「へぇ、なんだい?」

 

 

 

ウィリアム「お前が気に入らない

 

 

 

その瞬間、ウィリアムの笑い声で緩んでいた空気が一瞬で凍り付いた

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