心の叫びと共にアルカナは姿を変えた、その身を白く染め上げ黒と緑のパーカーを着込み頭には1本の黒い角が生えている
ウィリアム「アルカナが…………ネクロムに」
更にそのタイミングでデルゾゲートと理滅剣ヴェヌズドノアが現れアノスから【思念通信】が入る
アノス『アルカナ、ヴェヌズドノアを機転にリヴァインギルマを作れ』
アノスに言われネクロムは頷くと創造の月でヴェヌズドノアの姿を変えていくとその姿を全能者の剣リヴァインギルマへと変えアノスのいるリーガロンドロルへと落ちる
ウィリアム「アルカナ!!、大丈夫か?」
ネクロム「問題ない」
ウィリアム「にしても何でアルカナがネクロムに?」
ユルセン「そりゃあこの子がアランとシンクロしたからだろ」
ウィリアムの問いにユルセンが割って入る
ウィリアム「アランとシンクロ?」
ユルセン「お前の体に不具合が起こったせいで仕様が変わったんだよ、この世界の仮面ライダーはもうお前だけじゃないって事だ」
ウィリアム「でも前ミサとシンが変身したけど」
ユルセン「あの時はあの神様が2人に力を貸してやっただけ、言わば抜け道って奴だよ、もう出来無いようにアップデートしちまったよ」
ウィリアム「その例えは合ってるの?」
ユルセン「お前に分かりやすい様に言い換えてやってんだよ!!」
ウィリアム「イテッ⁉」
ユルセンはウィリアムの頭を小突く
ネクロム「………………???」
2人の様子をネクロムはゴソゴソと体を触りながら見ている
ウィリアム「ん?、どうした?アルカナ?」
ネクロム「脱ぎ方が分からない」
アルカナはそう言いながらメガウルオウダーに手を掛け中にあるネクロム眼魂を取る、パーカーが脱げ白かった体が分解し元のアルカナに戻る、体が戻ったアルカナは安堵からか1度息を吐く、それから数瞬の内に再びアルカナの目から涙が溢れる、この日ジオルダルを被っていた竜の鳴き声は消え変わりにアルカナの泣き声がジオルダルを優しく包み込んでいた
アルカナの泣き声が響くジオルダルは何処か悲しげで美しかった、そんなジオルダルに不釣り合いな爆音と土煙が上がる、場所はリーガロンドロルがあった場所、そこから無数の黒い竜が飛び出す
アルカナ「あれはガテイシオラの覇竜」
アルカナはリーガロンドロルから飛び出してきた黒い竜を見つめそう呼ぶ、するとアノスから【思念通信】がアルカナに入る
アルカナ「………………、ジオルダルの教皇、ゴルロアナが拐われた、1度皆の所に戻ると」
ウィリアム「分かった」
ウィリアムはアルカナが姿を消すとガテイシオラの覇竜が去った方を見る
ウィリアム「………………気のせい…………じゃないよな」
ウィリアムはガテイシオラの覇竜の体に纏わり付いた
多少の問題を失いながらもひとまずの終結を迎えた後、アルカナは手に絵画道具を持ち屋台のあった場所にやってきた、しかし
アルカナ「約束通り持って………来た……………???」
そこには屋台もあの笑顔を浮かべる老女すら居らず寂しく冷たい風が吹いているだけだった
アルカナ「……………………」
しかし、アルカナは諦めず別の場所に移動したのだろうとジオルダル中を探し周るが結局見つかる事は無かった、諦めきれず最初に会った場所に行くもやはり屋台は見つけられない、変わりに1枚の絵画と1箱のたこ焼きを見つけた
アルカナが嬉しそうな笑顔を浮かべ口いっぱいにたこ焼きを頬張っている絵が色鮮やかに描かれていた
アルカナはその絵を手に取ると自身の魔法収納の中に納めた
アルカナ「………………名前を聞きそびれた、今度会う時は名前を聞けるだろうか」
アルカナはそう呟くと置いてあったたこ焼きを1つ口に運んだ、口に運んだたこ焼きは酷く冷たく、アルカナは何故か悲しくなり一筋の涙を流した
地下世界の名もない場所
覇竜がガテイシオラに辿り着く少し前、ガテイシオラに続く道でアークは自身の力を回収する
アーク「成る程、自国の為なら他がどうなろうと構わない、地球でも宗教の違いを理由に生まれた悪意はあったがこの世界はそれが特に強い、面白い悪意が生まれそうだ」
アークはそう言うと覇竜の後を追い覇竜の国、ガテイシオラに向かった