ウィリアム「全て作戦通りか?」
サーシャ「そうね、ちょっと仲良くしただけで簡単に騙されるんだもの、私が本当にこんなガラクタ人形と仲良くしたいとでも思った?、全部この試験で1位になるためよ」
アノス「そうなのか、ずいぶん演技が上手いんだな、そうは見えなかったが」
サーシャ「そ、名演技でしょ?」
ウィリアム「それは本心じゃないだろう」
サーシャ「貴方、何を言ってるの?」
アノス「ミーシャはお前は魔眼の制御が未熟だと言っていた、感情が昂ると自然と現れると、今のお前には魔眼が浮かんでいない、つまり冷静と言うことだ、そんな状態で裏切ったにしては計画性が無さすぎだ、それにその杖だって俺の班にいる限り所有権は俺だ」
サーシャ「ふふ、それも考えてるわ、契約(ゼクト)を破棄するわ」
契約(ゼクト)の効力が消えたわ、やっぱりな
ウィリアム「成る程、流石だな」
アノス「どう言うことだ?」
ウィリアム「そもそもミーシャ・ネクロンなんて存在しないんだろう?」
サーシャ「!?、何故、何故貴方がそれを!!」
そう、これは俺でも知ってる、2人は1人、元々サーシャだった根元をミーシャとして分けた、犯人は
ウィリアム「大方アイヴィス・ネクロンが何か企んだんだろう、お前達を魔王の器にでもしようとしたか」
サーシャ「!?、そこまで!!」
アノス「何?、あいつそんなこと考えていたのか?、それでサーシャ、お前の狙いは何だ?」
サーシャ「…………私の狙いは私とミーシャにかけられた魔法の主従を逆転させること」
アノス「主従逆転?」
サーシャ「私とミーシャは元々1人、それを魔法で2人に分けた、でもそれも長続きしない、いつか元に戻るわ、そうなったらミーシャは……」
ウィリアム「存在が消える、か?」
サーシャが黙って頷いた、やっぱり妹思いなのは変わらないな
ウィリアム「サーシャ、あの日俺が言ったこと覚えてるか?」
サーシャ「え?、えっと」
ウィリアム「どうしようもない絶望、それは今なんじゃないか
?」
サーシャ「いいえ、私とミーシャの主従が逆転すれば……」
アノス「何故どちらかしか助からないと決めつける?」
サーシャ「え?、だってこれはそういう魔法で」
ウィリアム「おいおい、甘いぜサーシャ、2つが1つになる魔法なら全く同じ物をもう1組用意すれば良い、だろ?アノス」
アノス「その通りだ、お前達を過去に送る、そうすれば魔法の効果が消えた時に残る根元は2つ、つまりお前達は双子として産まれた事になる」
サーシャ「そんな、そんなことが」
サーシャちょっと泣きそうになってるわ、まぁ無理もないか、ただ問題なのは
アノス「しかしやるのはお前達姉妹だ、俺が魔王軍(ガイズ)でお前達に魔力を与える、それを使い起源魔法を使って時間を遡れ、しかし成功させるには条件がある、それは力を借りる対象、つまり暴虐の魔王を見据えることだ」
そう、これは知ってる人間からすれば簡単だ、しかし知らないもの、間違った知識を正すことはかなり難しい
アノス「いいか、俺が始祖だ、お前達が信じている暴虐の魔王はでっち上げられた物だわ俺を始祖と信じて起源魔法を使え、そうすれば成功する」
サーシャ「分かったわ、それじゃあ、は!!、ミーシャ!!、ミーシャは!?」
おいおい今かよ、まぁとんでも展開だからなぁ~、
アノス「問題ない、この目で見た時治しておいた」
サーシャ「ああ!!、ミーシャ、ごめんなさい」
ミーシャ「……大丈夫、アノス、ありがとう」
アノス「構わん、それじゃあ始めるぞ」
こうして暴虐の魔王による2人の魔族を救う大規模魔法が展開された
戦闘シーンはちゃんと書きたいので今回は一旦ここまで、次回アイヴィス戦です、よろしくお願いします