目の前の光景に先程まで談笑していた6人は固まる、道行く人々は皆見慣れぬ装いをしており天に届く程高い建物が並び夜だと言うのに道は明るく照らされ人通りが多い
アノス「ふむ、見知らぬ場所に出たな」
シン「我が君、此方を」
シンが指差した方を見ると先程自分達が歩いてきた裏路地が綺麗さっぱり消えそこには大きなガラス張りの扉があるだけだった
ウィリアム「もしかしてこれ、帰れなくなったとか言わないよな?」
アノス「そうだろうな」
ウィリアム「いや、どうすんだよ!?」
アノス「何、なるようになるだろう、それにしても、ここは何処だ?」
ウィリアム「多分だけど、日本って異世界、かな?」
エレオノール「ニホン?聞いたことも無いぞ、って異世界って何?」
ゼシア「知らない、です」
ウィリアム「………………俺が生まれた場所だ」
アノス「ほう」
エレオノール「ええ!?」
ウィリアム「取り敢えず都会はヤバい、俺達今酒入ってるし、ここから移動しよう」
レイ「何かあるのかい?」
ウィリアム「この国では飲酒は20歳からしか飲んじゃいけない決まり何だ、このまま警察、えっと犯罪を取り締まる奴らに捕まったらあっという間に牢屋行きだ」
そう、ウィリアムの言うとおり彼らは現在酔っ払い、しかも1部を除きまだ10代、そして我らが日本で飲酒可能なのは20歳から
アノス「ふむ、それは少々厄介だな、よし、ひとまずお前に任せる」
ウィリアム「ああ、後念のため言っとくけど魔法は使うなよ、ここでは何でも見られるからな、1人に見られたらこの国全員に見られると思え」
シン「では、見られる前に斬ってしまえば」
シンはそう言いながら腰に差してある魔剣を抜こうとする
ウィリアム「本当は剣を持ってることすら駄目なの!!、取り敢えずそれ締まって!!」
アノス「シン、ここはウィリアムの言うとおりにしておけ」
シン「御意」
シンはそう言うと剣を納めたとほぼ同時に背後から声をかけられた
警察官『ちょっと君達良いかな?』
現れたのは全体的に青い服に青い帽子を被った男2人、日本の警察官だ
ウィリアム「最悪だ」
アノス「奴らが警察とやらか?」
ウィリアム「そうだよ」
レイ「彼、何と言ったんだい?」
ウィリアム「ちょっと良いかってさ」
ウィリアムは振り向くと同時に
ウィリアム『はい、何ですか?』
と爽やかな笑顔で答えた
警察官『嫌~、君達こんな時間に外出ちゃ駄目でしょ~、いくら保護者同伴とは言ってももうすぐ12時だよ?』
ウィリアム『すいません、ちょっと良いことがあったんで食事で外に出たらいつの間にかこんな時間に』
警察官『成る程ね~、嬉しいのは分かるけどこんな時間まで外にいたら危ないよ~、お父さんも息子さん達何かあったら悲しいでしょ?』
警察官はそう言いながらシンの方を向く
ウィリアム(やべ!!、矛先がシンの方に向いた!!)
ウィリアム『ああ、父は今ちょっと喉を壊してまして、声が出ないんですよ』
警察官『あ!!そうなの!?、じゃあ取り敢えず今日はこれだけで済ますけど次からは気を付けるように、後早く帰るように』
ウィリアム『はい、すいません、ありがとうございました~』
去っていく警察官に手を振りながらウィリアムは息を吐く
ウィリアム「はぁ~、まじで焦った、軽い尋問で助かった~」
アノス「ふむ、あれは軽くだったのか」
ウィリアム「そうだよ、取り敢えず早く移動しよう、また尋問されたら堪ったもんじゃない」
そう言うとウィリアムは歩きだし皆がそれに着いていった