レドリアーノとの戦闘を終えアノス達の元へと歩いていた俺は思ったより疲労が蓄積していたようで合流に思ったより時間がかかった、アノスの姿が見える頃にはもう戦闘も終わり欠けていた
ウィリアム「あっちももう終わりか」
俺がそう言うと何か聞こえた気がした、耳を澄ませるとより鮮明に声が聞こえた
「……ろせ…………殺せ……魔族を殺せ」
何だこれ、どこから聞こえる?、ひとまずアノスの方も片付いた様だしアノスに聞いてみよう
ウィリアム「アノス、こっちは終わった、っでこの声何か分かる?」
アノス「ふむ、何とも懐かしい声だな」
ウィリアム「ってことはこれが勇者カノン?」
カノンって確か好青年じゃなかったっけ?、何か汚いおっさんの声に聞こえるんだけど
アノス「いや、別人だ」
あ、良かった勇者の理想が崩壊するところだった
ミーシャ「アノス、ウィリアム、今の」
あ、ミーシャも来た
アノス「お前達にも聞こえたか?」
うん、バッチリ聞こえました、ミーシャも聞いたっぽい
ミーシャ「憎悪の塊」
へぇ、ミーシャはそう感じたのか
アノス「他には何か感じたか?」
ミーシャ「似ている気持ちを知ってる、学院長」
あ~、ディエゴか、確かにあいつ憎悪の塊っぽかったな
レドリアーノ「アノス・ヴォルディゴード、ウィリアム・テイラー」
レドリアーノ!?、もう動けるの!?、結構ダメージ与えたと思ったのに
レドリアーノ「貴方達が魔王でないにしろ、貴方達の力は危険です、いつの日か必ず我々人類を脅かすでしょう」
そんな気は更々無いけどな~
レドリアーノ「この学院交流に貴方達が訪れた事が私共にとっては、この上ない僥倖だったようです」
レドリアーノがそう言うとアノスと戦っていた相手、ゼシアと言う少女が突っ込んでくる
ミーシャ「アノス、ウィリアム」
アノス「心配するな」
するとその瞬間ゼシアの左胸に魔方陣が浮かび上がる、魔法どうこうじゃない、あれはヤバい!!
アノス「サーシャ、下がれ!!」
アノスがミーシャを守るように反魔法を張る、いや俺は!?
アノス「ゼシア、その魔法はよせ、望まぬ結果になるぞ」
レドリアーノ「今さら怖じ気づきましたか、終わりですアノス・ヴォルディゴード、ウィリアム・テイラー!!!」
するとゼシアは俺達の至近距離で自身の左胸に剣を突き立てた
「根源光滅爆(ガヴエル)」
誰が言ったのかは分からない、それを確認する程今の俺に余裕は無かった、そして光の魔法爆発が辺りを包み込み全てを無に帰した
レドリアーノ「私共の覚悟を、私共の勇気を侮っていた様ですね」
アノス「よしておけと言った筈だがな、レドリアーノ貴様正気か?、無駄死にだぞ」
レドリアーノ「ば、馬鹿な、だが!!、ウィリアム・テイラーの方は仕留めました!!!、決して無駄死にではありません!!!」
ウィリアム「俺が何だって?」
レドリアーノ「!?」
そこにいたのはゼロワンに変身した俺、しかしそれはライジングホッパーともシャイニングアサルトホッパーとも違う、全身が銀色に包まれた姿、その名をゼロワンドライバーが告げる
メタルクラスタホッパー
lts high quality
レドリアーノ「ば、馬鹿な!!!、反魔法無しであの爆発を防げるわけが!!!」
ゼロワン「ああ、俺も賭けだった上、割とギリギリだったよ、全くアノス、何で俺も守ってくれなかったんだよ」
アノス「すまんな、余裕が無かった」
ゼロワン「嘘つけ!!!、明らかにお前だったら俺も守れただろ!!」
全くこいつは、本当にクラスターセルで創った壁が間に合わなかったらメタルクラスタホッパーでも大ダメージだったぞ、て言うかメタルクラスタホッパーが暴走する方じゃなくて良かった
すると根源が消滅した筈のゼシアが再び表れアノスに斬りかかっていった
アノス「ほう、中々面白い事をするものだな、なあ、レドリアーノ」
するとゼシアは再び自らの胸に剣を突き立て爆発と共に消滅した、アノスは反魔法を、俺はクラスターセルを使いその爆発を防ぐ、しかし消滅した筈のゼシアが三度表れる、最早此処まで来たらホラーである、すると突然思念通信(リークス)が響く、この声はエレオノールか?
エレオノール「神殿に来て、ゼシアは僕にしか止められないぞ」
ミーシャ「エレオノール?」
アノス「罠で無いとも言いきれぬが」
ミーシャ「嘘じゃない、私が行く」
アノス「わかった、こいつらは俺とウィリアムで押さえておく」
ゼロワン「でもミーシャ1人じゃヤバいって、ミーシャは攻撃手段少ないんだから」
アノス「ならば他に方法があるのか?、悪いが俺は手が離せん」
ゼロワン「それは俺も、でも俺達が動けない時に頼れる班メンバーがいるでしょ、ってことでよろしくサーシャ」
サーシャ「全く、ウィリアムに呼ばれて来てみればまた厄介事みたいね」
そう、ミーシャが1人で表れた時戦況は2対3、数的有利はこっちにあるがミーシャは支援メインであるためミーシャが戦いに巻き込まれればアノスはどうか知らないが俺は助けられない、そこで思念通信(リークス)をサーシャに飛ばし護衛役として呼んでおいたのだ
アノス「お前は手際が良いな、流石は副リーダーだ」
ゼロワン「そいつはどうも」
ミーシャ「気をつけて」
アノス「そっちもな」
ゼロワン「何かあれば即座に思念通信(リークス)を飛ばせ」
サーシャ「分かってるわよ」