アノス「ふむ、知恵比べか」
ギーツ「乗ってやる理由がないな、このまま力で押さえ込んだ方が有利だ」
ジーク「ではこちらでいかがでしょう?」
俺達の前に3つの映像が写し出された
1つはレイがミサを守りながらゲラドと戦い
また1つには見たこと無い魔族とエレオノールとゼシアが戦い
最後の1つには黒服を着た生徒とサーシャとミーシャが戦っていた
アノス「脅しのつもりか?」
ギーツ「そっちがやられるとは思わなかったのか?」
ジーク「ええ、勿論その可能性はあるでしょう、ですが現状貴殿方に選択肢はない」
確かに俺達には手助けしてやることは出来ないアノスが転移(ガトム)で1ヶ所に駆けつけても他の2ヶ所で何かあれば対応できない、アノスが俺を他の1ヶ所に送り込んでも結局1ヶ所足りないし目の前のジークが何もしない訳がない
ギーツ「確かに俺達には何も出来ないな」
アノス「良かろう、お前の余興に付き合ってやる」
あ、アノスがまた勝手に
ジーク「では契約してください」
アノスは契約(ゼクト)にさっさと調印してしまった
ジーク「さて、折角ですがルール説明の前にこの戦いの行方でも見守りましょうか」
野郎、さては端から契約させること事態が目的だったな
ジークは何処からか椅子を3つ取り出すと等間隔に並べその一つに座った、俺とアノスも促されゆっくりと座る
レイ サイド
レイは廃れた屋敷の中でゲラドと激しい剣劇を繰り広げていた、互いに同じ箇所に同じ様な形の傷を負い少々息が上がっていたが傷は若干レイの方が深かった
レイ「くっ!」
ゲラド「魔盾ゲニアズ、主を傷付ける者を呪い倍の痛みを返す魔法具でございます、私の手に有る限り先に地に伏すのが貴方なのは必然、そうなれば後は彼女を排除するのみ」
剣劇の最中先に力尽きたのはやはりレイだった、剣を杖代わりに片膝を着く
ミサ「レイさん!!、もう良いです!!」
レイ「大丈夫だよ」
ミサの心配を他所に笑うレイ、しかし相手は待ってはくれない
ゲラド「いけませんよ、守るべき対象を安心させたい気持ちは分かりますが、敵から眼を背けては」
ゲラドがレイの横を通り過ぎミサに迫る
レイ「本当に残念だけど、今回
???「ギャオオオオオ!!」
ゲラド「!?」
ミサとゲラドの間に小さい何かが割り込みそこから碧い炎が上がりゲラドは思わず飛び退くと狙っていたようにレイがゲラドの根源めがけ剣を突き立てた
ゲラド「ば、馬鹿な、そんなことをすれば貴方の根源も無事では」
ゲラドが反射的に体を捻った事で一撃で破壊できなかったからかゲラドはまだ意識を保っていた
レイ「残念僕根源1つじゃないんだよね」
そう言うとレイの胸に7つの根源の光が宿り霊神人剣を構えた
ゲラド「!!、勇者カノン…………生きて、くっ!!」
レイが根源を砕くより一瞬早く転生(シリカ)を使いゲラドは転生という形で逃亡した
ミサ「倒したんでしょうか?」
レイ「いや、転生したみたいだよ」
ミサがレイのすぐ後ろに立つと確認する、レイは未だゲラドがいた場所を見続けていたがミサの次の発言で意識を向けた
ミサ「それにしてもさっきの青い炎何だったんでしょうか?」
レイ「僕も見てるのはさっき気付いたんだ」
そちらを見ると最初光の具合で良く見えなかったがやがてその姿が露になる、全身青いカラーリングメインの機械で出来た掌サイズの小さい竜だった、その時
ウィリアム『そいつの名前はクローズドラゴン、俺の相棒の1人だ』
突如ウィリアムの声が聞こえ2人は辺りを見渡すが人影はない
ウィリアム『こっちこっち、もっと下だよ下』
2人は足下を見ると1匹のバッタの様な何かがいた
ミサ「ここから声が聞こえる見たいですね」
ウィリアム『正解、こいつはバッタカン、アゼシオンで見せたタカのバッタ版だ、こいつはクローズドラゴンの説明用に送ったけどクローズドラゴンは道中イチャイチャし始めたらレイの頭焼いてやろうと思って送ったんだ、こんなことで役に立つとは思わなかったけどな』
レイ「そ、それは勘弁願うね」
ミサ「あ、あはは」
2人は苦笑いしながらクローズドラゴンに見守られながらユニオン塔へ戻っていった