魔王学院でライダーになったが……   作:寝心地

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悪意の爪痕は深く……

エレオノール「それで、ゼシアに一体何が起きてるの?、て言うか何処から喋ってるの?思念通信(リークス)じゃないよね?」

 

 

 

エレオノールはゼシアの手を引き何処から聞こえてくるのか分からないウィリアムの声に困惑しながら走る

 

 

 

ウィリアム『上だよ、何か飛んでるだろ?』

 

 

 

エレオノールは走りながら上を見るとタカの様な生物ではない何かがバッタの様なものを足で掴み旋回している姿が眼に入った、するとタカはバッタを放しバッタは狙い済ましたようにエレオノールの肩に着地した

 

 

 

ウィリアム『こいつはバッタカン、まぁ思念通信(リークス)を付与した道具と思えば良い、さっきのはタカカン、主に偵察や今みたいにバッタカンを遠くに運んだりするのがメインだな、さっきのタコカンも含めた総称はカンドロイドだ、仲良くしてやってくれ』

 

 

 

エレオノール「へぇ、便利だね、僕この子達気に入ったぞ」

 

 

 

ウィリアム『そいつはどうも、それでゼシアについてだけど、はっきり言って俺のせいだ、すまない』

 

 

 

エレオノールは予想だにしない言葉に絶句する、そして次に襲ってきた感情は若干の怒り、そして娘同然のゼシアを傷付けた憎しみだった、しかしエレオノールはそれを押し殺し精一杯取り繕い言葉を紡いだ

 

 

 

エレオノール「……………………詳しく話して」

 

 

 

ウィリアム『…………全ては俺が憎悪に呑まれた結果だ、学院交流の時お前に呼ばれた俺達はジェルガカノンを倒しお前に会いに行く筈だった、でも俺はディエゴに致命傷を負わされたサーシャを見て悪意に満ちそして』

 

 

 

エレオノール「呑まれた」

 

 

 

ウィリアム『ああ、そしてそれはディエゴを殺しても消えることはなかった、そして次の標的になったのが、全ての人類だ』

 

 

 

エレオノール「!!!!、それって」

 

 

 

ウィリアム『そうだ、当然その対象にはゼシアも含まれていた、俺は目につく人間を片っ端から襲った、中には俺を止めようと抵抗する奴もいた、ゼシアもその一人だ、だが俺は止まらなかった、そしてゼシアは俺の一撃を受けてしまった』

 

 

 

エレオノール「?、君は強いからゼシアでも一撃くらい食らっちゃうと思うけど?」

 

 

 

ウィリアム『違う、一撃受けたというのが問題なんだ、詳しいことは省くがあの時の俺(アークワン)の一撃を食らうと負の感情を流し込まれるんだ、そしてゼシアはその影響で』

 

 

 

エレオノール「ゼシアは悪意に怯えるようになった」

 

 

 

ウィリアム『…………ああ、しかもあの戦争の影響で感情が芽生え始めた今、その影響は尚更だ』

 

 

 

エレオノール「…………そっか」

 

 

 

ウィリアム『…………すまない』

 

 

 

エレオノールは数十秒間何も言わず走っていたが

 

 

 

エレオノール「ウィリアム君、ありがとうね」

 

 

 

ウィリアム『え?』

 

 

 

エレオノール「確かに君はゼシアを傷付けた、でもそのおかげでゼシアは恐怖を学べた」

 

 

 

ウィリアム『でも俺は…………』

 

 

 

エレオノール「君が言ったんだよ」

 

 

 

ウィリアム『え?』

 

 

 

エレオノール「僕達の象徴を探せって、だから僕達は色んな物を見たいんだ、ゼシアにも色んな物を学んで欲しい、それは良いものも悪いものも、だからありがとうウィリアム君」

 

 

 

ウィリアム『…………ああ、ありがとう』

 

 

 

バッタカンがカンモードになるとエレオノールはそれを仕舞った、その時

 

 

 

ザブロ「お友達との話し合いは終わったかね?」

 

 

 

声をかけたのは逃げる2人を追ってきたザブロだった

 

 

 

ザブロ「ふむ、その装置素晴らしい思念通信(リークス)に似た効果を持ちながら魔力を一切使っていない、君達の後でじっくり研究するとしよう」

 

 

 

エレオノールは立ち止まるとザブロに向き直る、走る内にかなり広い広場まで出ていた様だった

 

 

 

エレオノール「君みたいな奴には何も渡さないぞ!!」

 

 

 

ザブロ「ひっひっひっ、人形魔法風情が喚きおる、渡さんでも元より奪うつもりだったわい」

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