リンカ「英雄だと?、面白い」
リンカは地面に突き刺していた大剣をゆっくり引き抜き構えると
リンカ「いざ尋常に、勝負!!」
地面を蹴り凄まじい勢いで2人に迫った
サーシャ「ッ!!」
サーシャは破滅の魔眼を大剣に向ける、アノスとの訓練を乗り越えた彼女なら容易く剣は砕けた筈、が突如大剣はその透明度を増し完全に視認することが出来なくなってしまった、そこにある筈なのに魔眼に映らない、そして目の前まで迫ったリンカは最早柄だけとなったその剣をサーシャめがけ思いっきり横薙ぎに振るった
ミーシャ「氷の盾」
そこにミーシャが魔法で作った氷の盾が現れ攻撃を防ぐ、しかしリンカは構わず超速で剣を振りやがてそれはミーシャの盾の生成を追い越しサーシャを切り裂いた…………かに見えたが
???「ヒヒーン!!」
小さな何かが間に入り込みその不可視の刃を受け止めた
リンカ「何!?」
突然の事にリンカは素早く下がり即座に体勢を立て直す
サーシャとミーシャも何が起こったのか分からず間に入ってきたその何かを見る
そこにいたのは掌サイズの小さな青い馬の様なもの、しかし生物らしい見た目はしておらずまるで誰かに馬を模して作られた様な見た目をしていた
???「ヒヒーン!!」
馬の様な何かが1度鳴くと空から同じ程のサイズの赤い鳥と黄色いタコの様なものが降りてきたどちらも馬同様生物には見えず人の手で作られているようだった
それを見たサーシャとミーシャはすぐにそれが何か察した、なぜなら彼女達はそれが産まれる瞬間を見ていたからだ
サーシャ「彼の仕業ね」
ミーシャ「ん、こんなこと出来るのはウィリアムしかいない」
そう、この三体はウィリアムが生み出しメノウ捜索に当てていたもの達だった、そして2人はウィリアムからその正体を聞いていた
サーシャ「確か、プラモンスター?だったかしら」
ミーシャ「ウィリアムの使い魔、名前はレッドガルーダ、ブルーユニコーン、イエロークラーケン、索敵、捜索、軽い戦闘補助、色々してくれる」
ミーシャが名前を呼ぶとガルーダはサーシャの肩に留まりユニコーンはサーシャの差し出した手に乗りクラーケンはミーシャの回りを漂っていた
サーシャ「ふふ、意外と可愛いじゃない、私にくれないかしら」
サーシャはどうやら気に入ったようでユニコーンとガルーダを指で撫でていた、
ミーシャ「ずっと一緒にはいられない、皆ウィリアムの魔力で動いてる、だから魔力が切れると指輪を残して消えてしまう」
サーシャ「そう、それは残念ね、貴方もそう思わない?」
サーシャはリンカに眼を向けると未だ剣を構え油断無くこちらを見ていた
リンカ「そいつらは何だ?、特にその青い馬、私の攻撃を受けて平然といているとは、お前達の仕業か?」
ユニコーンの登場以降リンカが今まで襲ってこなかったのは一重に見知らぬものを警戒しての事だった、故に今はその得たいの知れないものの情報を少しでも手に入れるべく彼女は会話に乗ってきたのだ、しかし
サーシャ「さぁ?、私も詳しくは知らないもの、ま、知ってても教えてあげないけど」
その答えを持って、リンカの次の行動は決定した
リンカ「そうか、ならば我が主の命、果たさせてもらう!!」