不可視の魔剣を構えるリンカ、それに対しミーシャとサーシャも迎撃の構えを取りプラモンスター達はミーシャとサーシャを守るように二人の前で横一列に陣取る
リンカ「ふっ!!」
リンカが駆け出し見えない刃を振るう、ミーシャとサーシャは距離を取るため下がるがプラモンスター達はその小さな体と空を飛ぶ能力を生かし避ける
二度三度とリンカは剣を振るがプラモンスター達は時にリンカの視界を塞ぎ邪魔をしまたある時はその身を挺してミーシャとサーシャを守る、その為2人に攻撃が届く事はなく戦いは長引いていた
リンカ「くっ!!、何と厄介な、まさかここまでとは」
プラモンスター達の予想外の優秀さにリンカは誉めながらも悪態をつく
サーシャ「流石ね」
ミーシャ「ん、でも時間がない」
プラモンスター達を誉めるサーシャにミーシャも同意しつつ危機感を露にする、現状戦況は辛うじて拮抗しているがそれもプラモンスター達のサポートあってのもの、そして彼らも宿る魔力が無くなれば姿を消し2人は一気に不利になってしまう、おまけに
サーシャ「それに何なのあの魔剣、魔力すら見えないわ」
魔眼にすら映らない魔剣の輪郭と魔法術式、眼に写る全てを破壊する破滅の魔眼でも写らなければ破壊しようが無い
ミーシャ「剣が透明になったのは魔剣の力、後はリンカが秘匿魔力(ナジラ)の魔法で魔剣の魔力を隠蔽してる」
ミーシャには何かしら見えてる様でサーシャと情報を共有する
サーシャ「成る程、剛剣何てインチキにも程がある2つ名じゃない」
プラモンスターから距離を取りリンカは2人に言う
リンカ「生憎だが、私の剛剣と言うのは転生完了前につけられた名だ、2000年前私につけられた名は柔剣、我が剣の間合いを見くびるな!!」
リンカは大上段に剣を構えるとそのまま2人に向かって突っ込む
ユニコーン「ヒヒーン!!」
ユニコーンも不味いと思ったのか二人の間に割って入る
リンカ「無駄だ!!!」
リンカは構わず魔剣を振り下ろす
リンカ「お前達は確かに厄介だが、その貧相な体ではこの一撃は防げんだろう!!!!」
リンカの振り下ろしを受けようとしたユニコーンは一撃を受けそのまま地に叩き落とされてしまった
ミーシャ「ユニちゃん!!!」
サーシャ「いつの間に名前付けたの!?」
いつの間にかユニコーンに付けられた名前にサーシャは驚くが詳しい話を聞くまで敵が待ってくれる訳もなかった
リンカ「そんなこと気にしてる場合か!!!!」
サーシャ「!!!!」
リンカに眼を向けると既に大上段の構えを取り再び降りオロそうとしていた
2人は慌てて左右に飛び退きリンカの振り下ろしは空を切り地面を真っ二つに裂いた
リンカ「自在剣ガーメスト、形状、素材、色、全てが私の思うままだ」
サーシャ「この威力で柔剣とか、やっぱり2000年前の魔族は可笑しいわ」
リンカ「そう買い被るな、2000年前の私はここまで強くなかった少なくとも力に関してはな」
サーシャ「どう言うことかしら?」
リンカ「転生が上手く行った、魔王アノスの血を引くこの体は強靭だ、力が完全に戻る前ですら混沌の世代と呼ばれる程にな、そこに私の根源が入れば以前より強くなっても不思議じゃない」
サーシャ「あっそ!!!」
ミーシャ「氷の城」
サーシャが魔法を放ちリンカは切り裂くと同時にミーシャがリンカの中心に4方向に魔王城を建て各々の魔王城に更に大砲が現れる
リンカ「させるか!!」
ガルーダ「ピー-!!」
ユニコーン「ヒヒーン!!」
クラーケン「~~~~!!」
リンカ「おのれ!!、邪魔だ!!」
リンカは不味いと思い魔法の発動を邪魔しようと駆け出すがガルーダ達が邪魔に入る、そして
リンカ「何!?」
サーシャ「何あれ!?」
ミーシャ「…………合体した」
ガルーダ達は1度各々がバラバラになると姿を1つにし再びリンカに襲いかかる
リンカ「~~~!!!!、退けぇえええええええ!!!!」
しかしリンカも魔剣を降りあっという間に撃退、そのままサーシャ達に駆け出そうとするが
サーシャ「もう遅いわ!!、食らいなさい獄炎殲滅砲(ジオ・グレイズ)!!!!」
黒い太陽がリンカに迫りやがて轟音と共にリンカを飲み込んだ、辺りは煙に包まれ何も見えない、そんな中ガルーダ達がサーシャとミーシャに近付き姿が消えた、すると3つの指輪が2人の前に落ちそれをミーシャが拾う
ミーシャ「…………時間切れ」
サーシャ「ギリギリだったわね」
リンカ「何がギリギリなのだ?」
ミーシャ&サーシャ「「!!!!」」
2人は声のした方を見る、そこは砂埃が上がり何も見えない、やがてそれも止むと二人の眼前に球状の何かが現れそれが形を崩すと中からリンカが現れた
リンカ「この時代の魔族にしては良い魔法だ」
リンカはサーシャに肉薄すると魔剣を振り下ろす、サーシャはそれを紙一重で避け距離を取る
サーシャ「見えないと分かってれば対処は簡単よ!!」
サーシャは魔法で障壁を張りその切断を持って剣の軌道を読み避けたのだ
リンカ「素晴らしい、だが」
サーシャは距離を取るため飛行(フレス)を使っていたが
ミーシャ「サーシャ止まって!!」
サーシャ「え?」
気が付けばサーシャは口から血を吐いていた
腹部から血が滲みその血で刀身が濡れたことで見えない魔剣が姿を表した
リンカ「自在剣は数すらも自在だ、それにあの小さな使い魔達も消えたようだな」
リンカは艶やかにそして怪しげに笑った