エボルコブラ「ふぅ~、さてリンカも滅んだ事だし一旦ユニオン塔に戻るか、アノスの方も決着ついただろうし」
サーシャ「そうね、でも貴方、ここからだと結構かかるわよ?、それにミーシャを背負ってとなると貴方でも大変でしょ?」
エボルコブラ「問題ない、この姿には無条件で転移(ガトム)が使えると言う能力があるから」
本当はただのワープ能力と言うのは黙っておこう
エボルト(しかも破壊活動の為のな♪)
お前は黙っとれ
サーシャ「…………もう、何も言わないわ、さっさとやっちゃって」
俺はミーシャを背負いサーシャを抱き寄せるとワープを発動ユニオン塔の最上階でアノスが何故かフクロウを腕に乗せ待っていた、俺は変身解除しアノスとこれからどうするか作戦を練っているとミーシャが目を覚ましやがてレイとミサが戻ってきた
エボルト(CHAO♪)
ついでにエボルトは変身解除したら消えた
サーシャ「で?、そのジークって奴は何か知らないの?」
アノスはフクロウとなったジークに説明する、何やら転生魔法に割り込み使い魔にしたらしい
アノス「ジーク、お前がここに来た目的を話せ」
ジーク「俺の目的は暴虐の魔王の戦力を僅かでも削ぐ事でした、その為知恵比べを挑み注意を惹き付けメルヘイスを狙いました」
アノス「とのことだ」
サーシャ「ふーん、じゃ、ノウスガリアに中途半端に情報を教えられて言いように使われたって事かしら?」
アノス「さてな、そうとも限らぬ」
ウィリアム「嘘の可能性は?」
アノス「無いな、記憶も一通り洗った」
ミーシャ「過去の記憶が改竄された?」
アノス「そうかもしれぬ、霊神人剣がアイヴィスの記憶を過去からも完全に消し去ったように神の力ならば過去を無かった事にも出来るだろう」
ウィリアム「過去の改竄ねぇ~」
サーシャ「何よ」
ウィリアム「嫌、ただチャーハン食ってる杖持った不思議なおっさんと5人の鬼っぽい生物が思い浮かんだだけ」
サーシャ「何それ?、て言うかちゃーはんって何よ?」
ウィリアム「まぁ、もし過去に行く機会があるなら多分世話になるよ、間違いなく」
アノス「まぁ、何も知らなかった可能性もあるがな」
その時エレオノールとゼシアが戻ってきた
エレオノール「わお、僕達で最後なんだ。みんな素早いぞ」
ゼシア「遅れ、ました」
その時何かを思い出した様にミサが俺に話しかけてきた
ミサ「そうだ!!ウィリアムさん、この子ありがとうございました、お陰で助かりました」
ウィリアム「あ、そうだった」
ミサの影から凄い勢いでクローズドラゴンが飛び出す
クローズドラゴン「ギャオオオオオ!!!!」
俺はクローズドラゴンを掴むとそのままクローズドラゴンは静かになりやがて消えた、するとエレオノールも近付いて来た
エレオノール「僕からもこれ、ありがとう、お陰で助かったぞ」
俺は何も言わずタコカンを受け取るとエレオノールは背を向けゼシアの元へ向かう、俺は耐えられなくなりつい言ってしまった
ウィリアム「何も、言わないのか?」
エレオノールが立ち止まり振り返った
エレオノール「何か言って欲しいの?」
ウィリアム「!!」
エレオノール「僕も色々考えたけど、悪いのは君でもゼシアでもない、悪意は悪意しか生まない、だから僕は君に悪意は抱かないぞ」
エレオノールはそれだけ言うとゼシアの元へ向かう
ウィリアム「……………………ありがとう」
サーシャ「何だか良く分からないけど、良かったわね」
ウィリアム「ああ」
サーシャ「それとこれ、ミーシャが貴方にって」
俺はガルーダ達の指輪を受け取る、ミーシャが目覚めた時サーシャに渡したらしい
その後はメルヘイスが戦後処理の話をしていたのでそっちはアノスに丸投げし俺はライダーアイテムの手入れに力を入れた、頑張れ、魔王様
戦後処理のお話終了後
メルヘイス「っと大まかではございますが何か気になる点はございますでしょうか?」
アノス「いや、今日はそのくらいで構わぬ、本題に入るとしよう」
メルヘイス「熾死王エールドメイドについてでございますね?」
アノス「ああ、奴の身体と根源はノウスガリアに乗っ取られていたが、いつお前に接触してきた?」
メルヘイス「数日前の事でございます、熾死王はこの魔王学院へやって参りました、そして教員になりたいことを申し出たのです、彼は欠員補充の為に行われた採用試験に合格しました」
まぁ2000年前の魔族なら余裕だろうな
アノス「実際に会ったか?」
メルヘイス「ええ、アノス様の事を知る御方ですので」
アノス「お前が熾死王に会った時既にノウスガリアに身体を乗っ取られていたか?」
メルヘイス「分かりませぬ、申し訳ございません」
ウィリアム「他に何か使えそうな情報は?」
メルヘイス「ノウスガリアの件とは関係無いかもしれませんが1つ」
アノス「何だ?」
メルヘイス「統一派のトップ、創立者から連絡が」
アノス「どうした?」
メルヘイス「自分は2000年前の魔族だと申しておりました」
ウィリアム「名前は?」
メルヘイス「暴虐の魔王の側近、シン・レグリアと」
ウィリアム「アノス?」
アノス「ああ、だが何故姿を現さない?」
メルヘイス「動けない事情があると仰っておりました、アハルトヘルンでお待ちしていると」
ミサ「アハルトヘルン」
ウィリアム「確か精霊の住みかだよな」
レイ「あ!!、これ詛王の配下が持ってたんだけど」
あ、半分の魔剣
レイ「深淵を覗いたら本来の姿が分かったよ」
アノス「ふむ」
アノスは元々ユニオン塔にあったもう半分を引き抜き2つを重ねる
アノス「略奪剣ギリオノジェスか」
ウィリアム「へぇこの直剣ギリオノジェスって言うのか」
アノス「いや、この剣を実際に見たことあるものにのみ真の姿が分かる様になっている、本来は曲剣だ」
ウィリアム「あ、際ですか」
何か恥ずかしいな
サーシャ「じゃあ、そのシン・レグリアって人がミサのお父さん?」
ミサ「父は皇族でディルヘイドの何処かを統治する魔族だって」
アノス「嘘をついた可能性がある」
ミサ「それじゃあ、アノス様の側近だった人が私の?」
アノス「まだ分からぬ」
サーシャ「でもミサのお父さんが贈ってくれた魔剣はそのシン何とかって人の剣何でしょ?、それに統一派のトップってことはミサの為じゃないの?」
ミーシャ「残りの半分は詛王が持ってた」
サーシャ「あ、そうよね、それだとシンって人が詛王の配下でミサを殺そうとしたことに、あ」
おいおい
エレオノール「でも奪われた可能性もあるぞ?、ほら、シンはアハルトヘルンから動けないんだよね?それで動きが封じられているってことも考えられるぞ?それで詛王に半分の魔剣を奪われたって言うのはどーだ?」
略奪剣が奪われるとかどんな皮肉だよ
ミーシャ「矛盾はない」
あ、周りがあからさまにほっとしたシンを知る2人以外は
レイ「矛盾は無いけど、信じがたいよね」
アノス「ああ」
エレオノール「何が信じられないんだ?」
レイ「2000年前魔族最強の剣士とまで言われたシン・レグリアが敵に魔剣を奪われる姿はちょっと想像出来なくてね、ましてや自分の娘を危険に侵すような大事な剣をね」
サーシャ「でも相手は魔王に次ぐ勢力よ?いくらアノスの側近でも魔剣の一本位奪われたって不思議じゃないんじゃない?」
レイ「四邪王族とは僕も戦ったことあるけど彼らが束になってもシン・レグリアには勝てないよ」
サーシャ「はぁっ!?」
まじで力のバランスバグってんな
ミサ「それじゃ、どういう事何でしょう?」
アノス「ふむ、可能性は2つだ」
ウィリアム「3つだよ」
アノス「何?」
ウィリアム「3つ、シン・レグリアより強い敵に奪われた、例えば神とかな、後は転生して力が万全じゃなかった」
アノス「後1つは何だ?」
ウィリアム「これは俺のそうあって欲しいって願望だけど、シン・レグリアがわざと盗ませた」
アノス「何?」
サーシャ「はぁっ!?」
レイ「それはちょっと考えにくいんじゃないかな?」
ウィリアム「だから俺の願望だって、理由としては仮にミサがシン・レグリアの子供だった場合、そしてミサにシン・レグリアにとって不都合な事が起ころうとしていたら、そしてそれが自分の手に負えない事態になったら頼るべきは?」
その場の全員がはっとし1人の魔王を見る
ウィリアム「な?、これで3つ目だ、シン・レグリアは娘を主に救って欲しい、あるいは自分もな」
アノス「成る程、1つ伝えておく、熾死王の参謀によれば俺の配下の中に神の子がいるそうだ」
ウィリアム「まぁ、3つ目は俺の願望ありありだから全員気を付けた方が良いな、俺もアノスも見てたけど各々心当たりあるだろうし」
エレオノール「うん、この子が神の思惑で造られた器だって」
サーシャ「冥王の配下は神族が分離融合転生(ディノ・ジクセス)に干渉してミーシャを生んだって、それに」
ミーシャ「デルゾゲードを創れた」
アノス「あれは創造の魔眼だ、思い浮かべたものを見ただけでそこに創造する。魔眼に焼き付けたものなら複製することも容易い」
ウィリアム「へぇ、俺の力も?」
ミーシャ「それは出来ない」
ウィリアム「何で?」
ミーシャ「1つの力じゃない?、数えきれない程の力が全てデルゾゲード並みの力で入り乱れてる、特に1つだけデルゾゲード以上の力で全ての力を掌握しようとしてる、でも不完全」
不完全、恐らくオーマジオウの力だな、てかデルゾゲード並みが複数って俺化けもんじゃねぇか
アノス「ともかくまずはアハルトヘルンへ出向く、大精霊レノもそこにいる筈だ、ミサが神の子かどうかは彼女に確かめるのが手っ取り早い」
レイ「そうするとちょっと厄介だね」
サーシャ「どうしてよ」
アノス「まずアハルトヘルンは精霊でな、大精霊の森という噂と伝承でできたものなのだ、あの森は生きていて常に移動する、魔力もないため魔眼でも見えず霧に囲まれている為肉眼さえ早々映らぬ」
成る程噂が変われば入りかたも変わると、要は入り口が常に変化する家ってことか、入るの大変そう
サーシャ「つまりまずは噂から探すってこと?面倒臭いわね」
レイ「それもだしノウスガリアから目を離すわけにもいかないよね」
メルヘイス「ミサ様、ゼシア様、ミーシャ様、サーシャ様と我が君が別行動するのも望ましくありません、万が一どなたかが神の子だった場合狙われる可能性がございます」
レイ「僕とエレオノールがここに残るとしてもアノス程の魔眼は無いからねウィリアムに至ってはまぁ、うん」
そうですよ!!才能無いですよ!!何だよ魔眼って!!?心の目で見ろ的な事か!?ちくしょー!!
メルヘイス「或いは我が君の配下に神の子がいるという可能性を示したのは、別行動を取りにくくするためかもしれませぬ」
アノス「アハルトヘルンにいるシンを落とす事が真の狙いだと?」
メルヘイス「可能性はございます」
アノス「こうなれば全員でいくしかあるまい」
サーシャ「誰がノウスガリアを見張るのよ」
アノス「全員でといった筈だ、どうせならあいつにはアハルトヘルンまで案内して貰おう」
サーシャ「どうやってよ?」
ウィリアム「今ちょうど良い鎖が付いてるじゃない、教師という鎖がさ」
サーシャ「ま、まさか」
アノス「そのまさかだ、次の授業はアハルトヘルンへの遠征試験だ!!」