翌日 デルゾゲード 第2教練場
ノウスガリア「さぁ、授業を始めよう、昨日の内にフクロウが通達した通り、本日からは急遽、アハルトヘルン遠征試験を行うことになった、試験監督は私が手ずから務めよう。神がこのような俗事に携わる事など滅多に無いことでね、各々感謝し、崇め奉れ」
ノウスガリアは相変わらず偉そうな態度を取っている
???「って言うか、何でこんな急に遠征試験何だよ」
まぁ、当然不満がある生徒はそれを口にするって言うか昨日俺とアノスが助けた奴の1人だ、昨日あんな目にあったのに不満口にするとか肝座ってんな
ノウスガリア「そこの男、何か不満があるのか?」
あ、ばれてる
???「別に、何も」
ノウスガリア「ハハ」
ノウスガリアは生徒を嘲笑うように、と言うか実際嘲笑ってる
ノウスガリア「神の耳は絶対だよ、私の前でそんな雑な嘘が通ると思うか?、暴虐の魔王の庇護下にあるからと調子に乗るのは感心しない。君を一切傷付けず苦しめる方法などいくらでも存在するのだから」
1度話を止めノウスガリアは生徒を見る、そして生徒もノウスガリアを見返す、ただ完全にへびに睨まれた蛙だけどね
ノウスガリア「神の名において宣言する、授業中の私語につき君の成績を下げるぞ」
わあ、思ったより普通
???「な!?」
いや、逆にそれで済んで良かっただろ、神にたてついたから神の鉄槌を~!!とかになるとも思うぞ普通
ノウスガリア「進級したければ大人しく私を崇めると良いよ」
???「分かりました」
サーシャ「って言うかあいつ、神神いってる癖にずいぶんスケール小さくなってない?」
ウィリアム「神の根源1割だから神の威厳も9割引きなのかもよ?」
アノス「単に授業の範疇ならば俺に邪魔されないと判断したのだろう、いやいや中々どうして真面目に教師しているじゃないか」
ノウスガリア「聞こえなかったのかね君達私語を話せば暴虐の魔王の成績とて只では済まないよ」
アノス「ふむ、それは悪かった気を付けるとしよう」
ノウスガリア「さて、それでは蒙昧な君達に知恵を授ける、本来君達の今のレベルでアハルトヘルンへの遠征試験等急すぎる、しかしこれは上からの指示、所謂現場への無茶振りという奴だ魔王学院の構造的欠陥を無視し1教師に責任を被せようという君達の浅はかさには呆れ果てる」
あ、今さらっと自分に責任はないアピールしたな
ノウスガリア「君達の力と知恵ではアノス班以外はアハルトヘルンに辿り着けない、このような試験は欠陥という他無い。しかし神は絶対なる存在例え上が横暴な指示を放とうとその授業に破綻など無い、よって君達に神の祝福を授けよう」
おお~、何かキラキラしてるっと何か身体に入ってきた
ノウスガリア「アハルトヘルンに辿り着くために必要なのは力と知恵、そして幸運、力と知恵の無い君達にまず神の幸運を授けた、それは君達とアハルトヘルンを結ぶ運命だ、これで君達にも大精霊の森へ行く資格が生まれた」
ふ~ん、要は運命の赤い糸的なのを無理やり創ったのか、流石神、そこからはノウスガリアによる大精霊の森の正体と森の噂のヒントを貰った
ウィリアム「ゼーヘンブルグの都を囲む広大なリシャリス草原に不可思議な霧が立ち込める時、そこには悪戯好きな精霊が潜むか」
サーシャ「彼女達を笑わせればたちまち姿を現しアハルトヘルンへの道案内をしてくれる、何かいかにも伝承っぽいわね、ちょっと嘘臭い」
アノス「だがこれが噂として広まったのならそこに大精霊の森はある、大精霊の森とはそう言うものだからな」
ノウスガリア「では私は先にリシャリス草原で待っている、制限時間は10日だ、間に合わなければ遠征試験後の授業は参加出来ない努力することだ」
そう言うとノウスガリアはさっさと転移(ガトム)で行ってしまった