ってことでやってきましたリシャリス草原!!、来る前にファンユニオンが変な事言ってたけど気にしたら負けだ、
おお~、建物はレンガか、そう言えば前世含めてレンガの家って見るの始めてかも、じゃなくて
エレオノール「あれ?、草原じゃないぞ?」
アノスは草原に行くと言った筈だが?
ゼシア「どこ、ですか?」
アノス「ゼーヘンブルグの都だ」
あれ?、草原じゃなくて都の方に来ちゃったの?
サーシャ「アハルトヘルンはリシャリス草原にあるんじゃなかったかしら?」
サーシャも気になるものがあるのかずっとキョロキョロしてる
アノス「ノウスガリアが口にした噂を覚えているか?」
ウィリアム「ゼーヘンブルグの都を囲む広大なリシャリス草原に不可思議な霧が立ち込める時、そこには悪戯好きな精霊が潜み彼女達を笑わせればたちまち姿を現しアハルトヘルンへ道案内してくれる、だろ?、でも霧何て出てる気配は無いな、何か霧が出る条件があるんだろうな」
俺は飛ばしていたタカカンから情報を貰う
サーシャ「いつの間に」
ウィリアム「さっきゼーヘンブルグに着いた時」
アノス「全て教えては試験にならぬからな、あえてノウスガリアが省いたのだろう」
ミーシャ「霧が立ち込める噂を探す?」
アノス「そうだな、リシャリス草原に不可思議な霧が立ち込めると言う噂なら、そこにもっとも近いこのゼーヘンブルグの都で広まっていると言うのが自然だ、聞いて回れば知っている者に出くわすだろう」
ウィリアム「じゃあ手分けした方がいいな、今回は聞き込みだから喋れない俺のサポートアイテム類は使えない、取り敢えずこいつは使えるから渡しとく」
俺はバッタカンを人数分取り出すと全員に配る
アノス「ならば4組に分かれるか、レイとミサは町の北側、エレオノールとゼシアは東、ファンユニオンとウィリアムは西を当たれ、まぁ、あまり区域に拘る必要は無いがな、ミーシャとサーシャは俺と来い」
成る程、ちゃんと考えて振り分けてるな、聞き込みの間に神の子が覚醒しないとも考えられない、その場合怪しいのはミーシャ、サーシャ、そしてゼシア、この振り分けなら誰が神の子でも対処できる、更にもし全員違う場合ファンユニオンが狙われる可能性も無くはない、その場合俺が対処する、でも出来ることならサーシャとゆっくり観たかったな、また事態が落ち着いたら2人でゆっくり来よう
レイ「じゃあ、行ってくるよ」
レイとミサ、そしてエレオノールとゼシアも去っていった
ウィリアム「じゃあ俺達も行ってくる、じゃあな」
アノス「気を付けろウィリアム、もしもの場合はお前が頼りだ」
ウィリアム「分かってるって、お~い皆さん、聞くのは不思議な霧の話ですからね~?、アノスの布教活動はまた今度にしてくださいよ~、ちょっと?皆さ~ん?」
ヤバい、先行き不安かも
アノス&ミーシャ&サーシャ サイド
ファンユニオンに振り回されながら去っていくウィリアムの姿を見送り3人は歩きだしたが若干サーシャの元気がない、アノスは気付かないが双子の姉妹にはその差は歴然だった、そして原因も分かりきっていた
ミーシャ「ウィリアムと行きたかった?」
サーシャ「な!?、何を!?、別にそんなんじゃないわよ!!////」
サーシャの慌てように彼の暴虐の魔王もようやく気付く
アノス「何だサーシャ、ウィリアムと行きたかったならばそう言えば良いではないか」
サーシャ「だから違うってば!!///」
3人は暫く黙って移動を続ける、やがてサーシャがアノスに口を開いた
サーシャ「ねぇ、一緒に来いってことはやっぱり私達が一番神の子の可能性が高いから?」
アノス「大した差は無いがな、ミーシャは擬似的とは言え神の力を創造した、お前の破滅の魔眼も今以上に深淵を覗く可能性を秘めている」
サーシャは何か言おうとしたが口を閉ざし、代わりにミーシャが口を開く
ミーシャ「私が神の子だったら、アノスを滅ぼす秩序だったら」
ミーシャ「覚悟は出来てる」
当たり前の様にミーシャは言った
サーシャ「ミーシャも私もすぐ諦めるって訳じゃないわよ、でも、もしどうにもならないって分かったら貴方達に貰った命はそこで返すわ」
アノスはそんな言葉を軽く笑い飛ばす
サーシャ「言っとくけど本気よ?」
アノス「分かっている、だから笑ったのだ」
サーシャ「何でよ」
アノス「お前達があの日口にした願い、この俺が忘れるとでも思ったか?」
アノス「俺を滅ぼすために、ミーシャが神の思惑で生まれお前達が理不尽に巻き込まれたのだとしよう。ミーシャが存在しない子供として育ちサーシャはそれに心をいため続けた、そして今漸く、この三ヶ月、お前達は漸く笑っている、まだたったの三ヶ月だ、それで滅ぶだと?笑わせるな、滅ぶべきが誰なのかは考えるまでもあるまい」
アノスはミーシャに手を差し出す
アノス「俺はお前に言ったなミーシャ、お前達の前に立ちはだかる理不尽を俺が滅ぼすと、そしてサーシャ」
サーシャ「な、何よ」
アノス「あの男は言った、俺が最後の希望だと」
サーシャ「!!」
アノス「俺はそうは行かぬ、滅ぼす、破壊する、滅する、そうして道を作ってきた、壊すことでしか
アノスの手からバッタカンが飛びアニマルモードとなり目の部分が光る
サーシャ「ちょっ!?、聞いてたの!?」
ウィリアム『まぁな、で?何か文句あるか?暴虐の魔王?』
アノスはふっ、と笑いバッタカンに話しかける
アノス「いや、無いな」
ウィリアム『仮面ライダーが守ってきたものは色々ある、それは目に見えないものが殆どだった、愛とか友情とか、でもな、1つだけ目に見える物がある』
アノス「何だ?」
ウィリアム『笑顔だ』
アノス「ほう」
ウィリアム『笑顔だけは守れば守るだけ増えていく、それに目に見えないだけで守ったものは確かにそこにあるんだ、愛も友情も、平和だってな、アノス、お前が壊すことしか出来ないなら、俺がまた1から
アノス「…………そうか、ならば俺は気兼ね無く破壊するとしよう」
ウィリアム『お前もだぞサーシャ』
サーシャ「私!?」
ウィリアム『ああ、お前の未来が破滅しか無いなら、新しい未来を俺が創ってやる』
サーシャ「……そうね、その時はお願いするわ」
ウィリアム『ああ、ん?っておいこら!!、アノスの半裸写真で買収すんな!!、そう言うのは権利の問題とか大変………』
ミーシャ「………切れた?」
サーシャ「あっちは大変そうね」
アノス「何、こっちも進展があったぞ」
アノスが指差す先に目をやると商人と少女が揉めているようだった
商人「小娘の分際で!!情報屋だが何だか知らねえが家の悪評ばら蒔いて商売の邪魔しやがって!!」
少女「悪い噂が広がるのは自業自得だよ、詐欺みたいな商売して、旅人を騙してばかりいるからいけないんだ!!」
商人「何~!!?、てめぇ!!、おい、痛い目合わせてやれ!!二度と表歩けない面にしてやんな!!」
店の奥から何人か出てくると周りの人間はそそくさと立ち去っていく、余程評判の悪い奴らしい
アノス「早速、幸運が舞い込んだのかもしれぬぞ」
それをみてアノスはニヤリと笑った