エニユニエンの大樹「まずは新入生達の為にこの精霊の学舎について説明しておくかのう」
そう言って現れた大樹は話を始めた、と言っても授業内容と禁止事項、それと罰則について等前世の学校と大して変わらない物ばかり、しかし問題なのは
ウィリアム「罰則で世界333周とか、人間なら踏破する前に死んでるぞ」
そう、罰則は世界333周分の長さのある蛇、長き蛇エピテオを走ると言うもの、そんなものスピード系ライダー使い回したっていつ終わるか分かったもんじゃねぇ、はっきり言って冗談じゃない、っと話がそれたが様は普通に授業を受けて大樹が卒業を認めればここから出られる上アハルトヘルンを自由に行き来できるらしい
アノス「優秀な成績を収めると言うことだが、具体的にはどれくらいだ?」
あ、そうだそこは具体的に聞いとかないと
大樹「そこは教育の大樹としてワシの長年の勘によって判断しておる、ただテストの点を取れば言いと言うものでもない、勿論点を取るに越したことはないがのう、これまで一番卒業が早かった者で二週間、最長じゃと50年はかかったのう」
マジかよ、そんなことしてたらノウスガリアの思惑止められねぇよ!!
アノス「卒業の印を手に入れた後も授業を受ける事は出来るのか?」
大樹「うむ、無論可能じゃ、先に述べた通り精霊の授業はあくまで必修じゃ、それ以外にもここでは様々な教育を施す用意がある。魔法や剣、料理に算術、はたまた精霊の躾方から精霊を生み出す方法まで、どんな教えを授ける事も出来るのじゃワシは教育の大樹、エニユニエンじゃからの」
お?、つまりゼシアを話せるようにすることも出来たり?
アノス「なら、例えば喋れない少女を喋れる様にする教育は可能か?」
大樹「無論無論、正し相応の努力は必要じゃのう」
ウィリアム「ゼシア良かったな、話せるって」
アノス「一万人のゼシアを連れてくるのも良いかもしれぬな」
エレオノール「うんうん、僕も今同じこと思ったぞ」
ウィリアム「まぁ、何はともあれ先に卒業しないと行けないんだけど」
サーシャ「そうよ、しかも四邪王族だってあんなに大人しい訳だしエニユニエンの大樹って実はかなりヤバイんじゃないかしら?」
ウィリアム「まぁ、優しい人程怒らせると怖いもんな」
アノス「邪魔したなエニユニエンの大樹、授業を進めてくれ」
大樹「ふぉっふぉっふぉ、話は終わったか?授業を続けるぞ」
それから授業が始まったと言っても前世の学校とやり方は大して変わらない大樹が問題を出し分かった奴が手を上げ発現、正解したら次へ、それの繰り返し、問題なのは精霊に関するものばかりなので何を言っているのかさっぱり分からないこと、しかしここで意外な成果を上げたのは何とリィナだった俺達より先に授業を受けてきた筈の四邪王族すら解けない問題を解き正解を積み上げていく
結局授業が終わるまでに分かったことはリィナが精霊に詳しいこと、エニユニエンは絵が壊滅的に下手なこと、それを指摘されるとエニユニエンは癇癪を起こすこと、そして、アノスが卒業の印を貰ったことくらいだった
大樹「では今日はこれまでじゃ何か質問はあるかのう?」
アノスが手を上げ質問する
アノス「精霊王とはどんな精霊だ?」
しかし大樹は笑い基礎が出来たら教えるとはぐらかす、次に神隠しや精霊試練について訪ねそちらは普通に教えてくれた、アノスは試練に挑みたいと言い大樹はそれを反対するがアノスが上手いこと言いくるめ次のテスト90点以上取れば精霊の試練へ挑めるらしい
大樹「では次の授業は2時間後、それまで自習に励むことじゃ」
教壇の大木から顔が消えエニユニエンの気配も消えた。