魔王学院でライダーになったが……   作:寝心地

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小テスト

勉強会を重ねとうとう小テストの日、鐘の音が鳴ると教壇の大木に顔が浮かびエニユニエンの大樹が姿を表した、まぁ正確にはエニユニエンの大樹の中にいるので目を瞑らない限りずっと目に写る訳だが、今はそんなことどうでも良い

 

 

 

エニユニエン「では、今日は小テストを行うからの」

 

 

 

大木から白い本が教室にいる人数分落ち独りでに各々の机の上に移動する、これも本の妖精リーランだ、最初のページには精霊の学舎小テストと書かれている

 

 

 

エニユニエン「見ての通り小テストの問題はその本の妖精リーランに書いてある。専用の羽ペンで直接回答を書き込むと良い。他の生徒の答えを見る等不正は禁止じゃ。もし発覚した場合火山精霊イドアムの火口に入ってもらう」

 

 

 

相変わらずお仕置きがえげつないな

 

 

 

エニユニエン「制限時間は1時間、では、始め!!」

 

 

 

エニユニエンが言うと再び鐘の音が響きリーランに付いていた羽ペンを取り書き始める

 

 

 

ウィリアム(成る程成る程、流石に教育の精霊と言うだけある、基本、応用、引っ掛け、問題の配置や所々ヒントっぽいものまである、なんで問題文がなぞなぞ?)

 

 

 

俺は問題をスラスラと解いていきやがて最後の問題に手を付けた、因みにここまででアノスより早い

 

 

 

ギリシリス「ば、馬鹿な」

 

 

 

緋碑王が俺の問題を解くスピードに驚きの声をあげた、良く見ると他の四邪王族も口に出しはしないが関心を示していた

 

 

 

ウィリアム「あんたらも早く書いたら?時間無くなるぞ」

 

 

 

と言っても他の面々も既に全体の半分は終わり残りも30分は残っている、このまま行けば普通に間に合うだろう、ただ問題はこのなぞなぞと言える問題文だ、俺とアノス、それに四邪王族は問題なく解き進めているが他の奴は唸りをあげている

 

 

 

ウィリアム「不味いなこりゃ」

 

 

 

アノス「ああ、皆苦戦しているな」

 

 

 

ウィリアム「あいつさては問題がこんな感じだと知ってやがったな、だからアノスの賭けにも乗ってきた、不正はエニユニエンが見張ってる」

 

 

 

アノス「……………………仕方ない」

 

 

 

アノスはそう言うと突然何も言わなくなり普通に問題を解き始めた、何か策があるんだろうと思い俺は何も言わない、と言うか言えない、これ以上話すと不正扱いされそうで怖いし、俺もテストに戻りついでに細工をした、やがて時間が0になりエニユニエンがペンを置くように言うと全員がペンを置き採点を待つ、と思いきやリーラン達が勝手に木をよじ登り木の中に入ったかと思うと葉っぱが何度か揺れエニユニエンが一言

 

 

 

エニユニエン「うむ。では、結果を発表しようかの」

 

 

 

ウィリアム「はやっ!?」

 

 

 

エニユニエン「フォフォッフォ、採点で時間を無駄にするのもいかんじゃろうと思うてな、では、結果を発表する」

 

 

 

どういう仕組みか分からないがものの数秒で全員の採点が終わったらしい

 

 

 

エニユニエン「イージェス・コード、85点」

 

 

 

最初は四邪王族から発表するようだ

 

 

 

エニユニエン「カイヒラム・ジステ、81点、ギリシリス・デッロ、97点」

 

 

 

四邪王族と言う不良っぽい名前とは裏腹に皆かなり優秀らしい、続いて俺達の点数も発表される

 

 

 

エニユニエン「アノス・ヴォルディゴード、100点見事じゃ」

 

 

 

アノスは同然と言った顔をしていた

 

 

 

エニユニエン「続いてミーシャ・ネクロン、100点、これまた見事、サーシャ・ネクロン、100点、エレオノール・ビアンカ、なんと127点じゃ」

 

 

 

100点超え!?何がどうしてそうなった!?

 

 

 

ギリシリス「なんだと!?」

 

 

 

そらそう言う反応になるよ!!

 

 

 

エニユニエン「ゼシア・ビアンカ150点じゃ、凄いのう」

 

 

 

ゼシアは何が何やらと言った顔をしていた、まぁ、当然だ、そしていよいよ俺の番

 

 

 

エニユニエン「ウィリアム・テイラー、なんと200点!!今回トップの点数じゃ!!」

 

 

 

ウィリアム「マジかよ」

 

 

 

そしてファンユニオン、レイと続いて発表されたが皆90点超え処か皆満点、全員エニユニエンの課題をクリアすることが出来た

 

 

 

ウィリアム「で?、何したよ」

 

 

 

俺はアノスに話しかける、こんな都合良く全員クリアとか明らかに何かの力が働いてるとしか思えない

 

 

 

アノス「そう急くなすぐわかる」

 

 

 

エニユニエン「うむ。この短期間でこれだけの成果をあげるとは実に見事、約束通りお前達に精霊の試練に参加する資格をやろう」

 

 

 

しかしこれに否定的なのは当然ギリシリス

 

 

 

ギリシリス「いやいや、これはこれは何を言っているのかまるで分からないねぇ、全員が100点以上?流石におかしいねぇ何か不正があったのでは?」

 

 

 

エニユニエン「わしが目を光らせておったが断じて不正等ありはせん」

 

 

 

ギリシリス「いやいや、考えがたいことだよ、そもそもこれは満点は100点のテストでは?」

 

 

 

ウィリアム「満点が100点でも全問正解の点が100点とは誰も言っていないが?」

 

 

 

ギリシリス「何?」

 

 

 

ウィリアム「満点が100点でそれ以上が無いとは誰も一言も言わなかった、つまり100点以上があっても不思議は無いわけだ、それを見抜けなかった時点であんたの負け、大人しく賭けの報酬を渡せ」

 

 

 

ギリシリス「グググ、ふ、不正が無いと言うなら答案を見せてくれないかね?我輩が不正をチェックしよう。どうにも腑に落ちない」

 

 

 

エニユニエン「うむ、良かろう、しかとその目で見るが良い」

 

 

 

エニユニエンはそう言うと俺達の答案であろうリーランがギリシリスの前に落下した

 

 

 

ギリシリスはそれをペラペラとめくりましたあるページで止まる

 

 

 

ギリシリス「エニユニエンこれはどういう事だ?問27の答えは溶岩の死人だ、だが答えはデードイリッヒになっているが?」

 

 

 

エニユニエン「うむ、じゃが答案を見てそう言う解釈もあると思ったのじゃ、人生において答えは1つではないとな」

 

 

 

その後もギリシリスは度々答案の間違いを指摘するがその度エニユニエンは尤もらしいことを言って回避する

 

 

 

ウィリアム「諦めろギリシリス、あんたの敗けだ」

 

 

 

ギリシリス「うるさい!!、くっ、お前の回答こそは、な、なんだこれは!?」

 

 

 

そう言ってギリシリスは俺の答案をめくる

 

 

 

ギリシリス「エニユニエン!!これはどういう事だ!!何故こいつの答案だけ問題が2倍になっている!!」

 

 

 

エニユニエン「ふむ、わしは問題は皆同じ量出したが?、帰ってきた時問題が増えておっての、答えも合っていたから加点したのじゃ」

 

 

 

ギリシリス「だが現に」

 

 

 

ウィリアム「バーカ、自分で書いたに決まってんだろ」

 

 

 

ギリシリス「何?」

 

 

 

ウィリアム「増えてる分全部自分で書き足したんだよ、問題、答案どっちもな」

 

 

 

ギリシリス「馬鹿な、問題を書き足す?、そんなこと」

 

 

 

エニユニエン「しかしわしも勉強になったわい、まさか問題を書き足す生徒がおるとはの、フォッフォッフォ」

 

 

 

ギリシリス「何故だ何故だ何故だ何故だ何故だ、!!、ま、まさか」

 

 

 

ギリシリスはゆっくり後ろを向く、その視線の先には

 

 

 

アノス「答えが間違っているからと言って、満点がとれないとでも思ったか?」

 

 

 

ギリシリス「まさか、ヴェヌズドノアが、戦闘以外で」

 

 

 

アノス「使えぬと言った覚えは無いぞ」

 

 

 

成る程、つまりアノスは理滅剣を使って理を滅ぼしたわけか、ん?

 

 

 

アノス「言った筈だ不正等していない、ただ間違えたからと言って点数にならぬと言う理屈を滅ぼしたに過ぎぬ」

 

 

 

ギリシリス「おのれぇ!!」

 

 

 

ウィリアム「なぁアノス、ヴェヌズドノアって持たないと効力発揮しないのでは?」

 

 

 

アノス「何、その理すら滅すれば良い」

 

 

 

ウィリアム「あ、成る程」

 

 

 

こうして小テストは無事皆で合格点を取ることが出来た

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