魔王学院でライダーになったが……   作:寝心地

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風邪を引き腹痛に悩まされ、治ったと思えば部屋を照らす筈のLEDライトは電球が切れ、電球を付け替えたと思ったら今度は台風6号、私に何の恨みが…………


ゼシア達の街

イザベラ「ねぇアノスちゃん、どうして魔王様がアノスちゃんを殺そうとするか知ってるの?」

 

 

 

アノス「何、ただの勘違いだ、詳しく説明すると難しくてな」

 

 

 

イザベラ「そうだよね。うん、お母さんそうだと思ってた。何かの勘違いだよね、魔王様がアノスちゃんを殺そうとするなんて。アノスちゃんが勘違いだって言うならお母さん全部信じるわ」

 

 

 

ギーツ「再開の挨拶に水を差したくないが取り敢えず中に入った方がいい、まだ来るぞ」

 

 

 

アノス「ああ、全員家の中に入れ、あそこは安全だ、ウィリアム、父さんとそいつを頼む」

 

 

 

ギーツ「了解」

 

 

 

俺はアノスの父、グスタとボロボロの服を着た混血の女性を担ぐ

 

 

 

グスタ「お、すまんな」

 

 

 

女性「ちょっ!!」

 

 

 

ギーツ「悪いが担ぎ方に気を配る余裕がないんでな」

 

 

 

俺は2人を適当に担ぐとアノスの家へ飛び込んだ

 

 

 

イザベラ「ごめんね、庇ってくれてありがとう」

 

 

 

アノスの母さんは混血の女性に礼を言う

 

 

 

女性「いえ、大丈夫です、それよりお暇を」

 

 

 

イザベラ「ダメよ、そとは危険だし、それにほら魔法で背中を怪我しちゃったでしょ?手当てするから、ね」

 

 

 

俺はその女性の背中を見ると火傷した跡が残っていた

 

 

 

女性「ですが」

 

 

 

頑なにイザベラさんの提案を受けようとしない女性は何故か俺とアノスをチラチラと見やる、初対面の筈だが何処かで会っただろうか?

 

 

 

ギーツ「アノスの知り合いか?」

 

 

 

アノス「お前も知っている仲だ」

 

 

 

やっぱり知っている仲らしいが全然心当たりがない

 

 

 

アノス「ゆっくりしていくといい数日中には町の混乱も落ち着くだろう」

 

 

 

イザベラ「ほら遠慮しないで。行きましょう、そう言えばお名前は?」

 

 

 

女性「エミリアです」

 

 

 

イザベラ「エミリアちゃんね、私はイザベラよ、宜しくね」

 

 

 

ギーツ「まさか」

 

 

 

アノス「そのまさかだ」

 

 

 

まさかあの元担任のエミリア?まじか

 

 

 

レイ「それで?次の手は?」

 

 

 

アノス「一先ず会議だな、この家は俺が作った結界だ、アヴォス・ディルヘヴィアの魔眼も届かぬ」

 

 

 

サーシャ「問題はどうやってデルゾゲードの中に入るかよね?」

 

 

 

エレオノール「門から入ろうとすれば絶対2000年前のアノス君の配下や皇族達が待ち構えてると思うぞ」

 

 

 

レイ「僕達が手加減せざるを得ないのはアヴォス・ディルヘヴィアも分かってるだろうね。多分狙いはアノスの魔力を少しでも多く消耗させることだと思う」

 

 

 

サーシャ「ウィリアム、あんたあの布みたいなので皆を移動させられないわけ?」

 

 

 

ギーツ「この姿じゃ無理だな、後行ったことある場所なら自在に行けるが行ったこと無い場所に行こうとすると全然違うところに出たりする、まぁ万能じゃないってこった」

 

 

 

サーシャ「ふ~ん、何かややこしいのね」

 

 

 

ギーツ「それにあいつの狙いは多分理滅剣を奪ってアノスのついでに俺を消そうって算段だろうな」

 

 

 

ミーシャ「不完全とは言え暴虐の魔王を圧倒した」

 

 

 

レイ「警戒はされてるだろうね」

 

 

 

アノス「ともかく調べておきたいこともある、今回は別の場所から入るとするか」

 

 

 

サーシャ「別の場所って何処から入るの?」

 

 

 

ギーツ「ゼシア達の地下街か」

 

 

 

サーシャ「でもメルヘイスがいるからその事は知ってるんじゃないかしら?」

 

 

 

アノス「いや、地下街の構造までは伝えておらぬ、もしも差し向けてくるなら好都合だ」

 

 

 

エレオノール「うんうん、ゼシア達だって撹乱するのに協力するぞ」

 

 

 

ミーシャ「全員で行く?」

 

 

 

アノス「いや、お前達はここに残ってくれ父さんと母さんを頼む」

 

 

 

アノスはファンユニオンにそう言うと彼女達は快く承諾してくれた

 

 

 

アノス「残りはデルゾゲードへ向かう覚悟は良いか?」

 

 

 

俺達が頷くとエミリアがやって来たそれを見たアノスは先に行けとエレオノールに案内を任せ残った

 

 

 

階段を降りていくとやがて光が見えてくるその光に向かって歩くとやがて地上とは正反対な穏やかな町並みが現れた

 

 

 

ギーツ「まじで街があったな」

 

 

 

エレオノール「楽しく過ごしているみたいで良かったぞ」

 

 

 

街にいるのは皆ゼシアと同じ顔をした少女達、かつて戦争の道具として産み出された彼女達は皆楽しそうに生活していた、それからアノスが合流すると町の中を進んでいく

 

 

 

サーシャ「あんた、そろそろその姿解いたら?、ゼシア達が見てるわよ?」

 

 

 

サーシャに言われゼシア達をみると皆物珍しそうに俺の姿を見ていた

 

 

 

ミーシャ「不思議」

 

 

 

アノス「この街がか?」

 

 

 

ミーシャ「何処かで見た気がする」

 

 

 

ふと前をみるとアノスとミーシャがそんな会話をしていた

 

 

 

ウィリアム「なぁサーシャ」

 

 

 

サーシャ「何よ」

 

 

 

ウィリアム「この街見たことあるか?」

 

 

 

何となく気になりそんな会話をしてみる、サーシャは辺りを見渡し俺を見る

 

 

 

サーシャ「特に無いけど」

 

 

 

どうやら見当違いだったらしい

 

 

 

変身を解くとゼシア達の視線は消え町の中央の塔の前まで来ていた、そこはデルゾゲードの地下ダンジョンへ続く入り口だった

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