俺は木戸尋。ただの高校1年の男だ。しいて他と違うのを言うならサポートギタをしたり楽器のメンテナンスをして金を稼いでいる勤勉な男だ。今日はRASというバンドがライブをすると言うのでライブハウスまで来た。ここに来るまでに何もなかったわけではなく前日にサポートギターとしてライブに参加したのだがどうやら依頼主は俺が少しだけ出しゃばったのが気に食わなかったらしく今日になって報復に来たらしいのだが俺につかみにかかったときに『たまたま』警官が通りかかり連れていかれた。その依頼主のバンドはギター抜きでも高レベルで音楽事務所も一目を置いていたのだが俺が『たまたま』持っていた携帯でSNSで拡散しておいた。出る杭は打たれるんだよ。そんなことより俺はライブハウスに入っていき後ろのほうで陣取る。でかいやつは前にいられると見えんと前回ライブに来ていた客と騒動を起こしそうになったので今回は後ろのほうにいるのだ。
そしてライブが始まる。ベースボーカルとドラムの人は知っていた、というより仕事をしたこともあったくらいだ。しかしボーカルもできるとは正直驚いた。仕事ではベースを弾いているところしか見たことがなかったからだ。名前はレイヤね、と認識することにした。他にもドラムのマスキング、キーボードのパレオ、DJとかいうやつのチュチュ。みんな個性があり何より上手い。中学生や高校生のレベルでは到達は難しいだろうと俺は内心感心した(超自信家)。ただ、ギターの花園というやつだけには少し違和感を覚えた。上手いことは上手いのだがギターが走っているというか何かを焦っている、そんな印象を受けた。そしてメンバーが奥に引っ込んで少し経ったくらいで俺のほうにスタッフさんが来て「少し困ったことがあったので楽屋のほうに来ていただけませんか?」と耳打ちをされて仕方なくついていくことにした。そして楽屋に通される。
「Welcome!ジン・キド。それともレッドアイと呼んだほうがいいのかしら?」
とDJのチュチュとやらから歓迎される。
「ま、お招き感謝するぜDJさん。レイヤさんもマスキングさんもお久しぶりです」
と仕事で関わったことのある二人にも軽く挨拶する。見た目は落ち着いているが何処か二人ともそわそわしてる感じだ。
「おう、久しぶり。つかチュチュ挨拶してる場合じゃねえよ」
とマスキングさんは焦った様子でチュチュへと言う
「そうだったわね。ジン・キドお願いがあるのですがよろしいでしょうか」
と頼みごとをされた。要約すると
ハナゾノは合同文化祭とやらで抜けてしまったからサポートとして入ってほしい。
曲はDTMで作ったものがあるから当て振り要員としていてくれればいいというものだった。俺も時間さえあれば曲を覚えることはできるのだが何せ今は時間がないためその案に乗せてもらうことにした。
あとのことは、ライブ終了後マンションで聞くということで収まった。
「それじゃあSpecialguestとして呼ぶのでよろしくお願いいたします」と行こうとするのを俺は止めて
「紹介名はレッドアイでお願いしてもいいですかね?」とお願いし向こうも
「Sure!あなたが来ていて助かりました。Thankyou」
と表舞台へと戻っていった。そして俺もギターケースからギターと赤いカラコンを取り出し、髪をポニーテールに変えてカラコンをする。こうして木戸尋からレッドアイへと変わるのである。そしてチュチュが表舞台で俺を紹介する。それに合わせて表舞台へと上がる。そして何故か黄色い歓声が俺に向けられる、まぁそれも今回限りだがと思いスタンバイする。そして曲が流れ始める。さぁてR.I.O.Tの時間だ。そして曲が終わりライブは成功で幕を閉じる。俺は表舞台からおりる。その後チュチュが花園が抜けたことに対しお詫びをし表舞台からおりてライブは終了となった。
木戸尋
180cmで白髪に近い金髪
レイヤと同じ高校だが自分は知っているが彼女は知らない(そのうちバレる)
紫色のレスポール(入学祝いに買ってもらったもの)とマーティン(親にもらったもの)使用
座右の銘:出る杭は叩き潰す