釧路・網走連続殺人   作:新庄雄太郎

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上野から夜行に乗って、札幌から釧路へ向かうのだ。


第1章 特急「おおぞら3号」

上野駅

 

16時50分、1人の女が上野駅で寝台特急「北斗星1号」に乗って北へと旅立っていった。

 

上野~札幌間を結ぶブルートレインとして青函トンネル開業と同時の1988年3月13日に登場した寝台特急北斗星号。東海道筋のブルートレインが大きく翳り始めたのとは対照的に、「走るホテル、再び!」というような鮮烈な印象を与える登場したのだ。

 

ピィーッ!

 

上野を発車した寝台特急「北斗星1号」は上野を発車した。

 

そこへ、車掌がやって来た。

 

「すいません、乗車券を拝見させていただきます。」

 

「はい。」

 

「どうも、結構です。」

 

寝台特急「北斗星1号」は16時50分に上野駅を出発、一路北を目指す、途中の主な停車駅は大宮、宇都宮、郡山、福島、一ノ関、盛岡、八戸、函館、長万部、洞爺、伊達紋別、東室蘭、登別、苫小牧、南千歳、終着札幌へは8時53分に到着する。約16時間の旅である。

 

郡山に近づくと、彼女はグランシャリオに乗っていた。

 

寝台特急「北斗星1号」のグランシャリオにて。

 

「まぁ、あなたも。」

 

「ええ、私は札幌から特急に乗って釧路へ行くんです。」

 

「あら、奇遇ですね。」

 

「そうでしたか。」

 

「はい。」

 

そう言って、彼女はベットで眠りについた。

 

そして、朝。

 

8時53分、寝台特急「北斗星1号」は定刻通り札幌へ到着した。

 

次の日、警視庁管内でとあるマンションで殺人事件が起きた。

 

「警部、被害者の身元が分かりました。」

 

「おお、本当か。」

 

「はい、亡くなったのは会社員の福澤 雄一さん42歳です。」

 

「それで、死因は。」

 

「死因は、恐らく絞殺でしょう。」

 

「絞殺か。」

 

「ええ、恐らく。」

 

「と言う事は、誰かに入って福澤を何かで首を絞めて殺害したって事か。」

 

「ええ、その可能性があります。」

 

「よし、周辺付近の聞き込みだ。」

 

「はい。」

 

周辺の聞き込みをしたが、不審人物は見つからなかった。

 

東京駅・公安特捜班

 

「この絞殺された福澤 雄一は何者かに入って、絞殺したんじゃないでしょうか。」

 

「ああ、目撃者はいないって言ってるからその場で逃げたって事になるな。」

 

「ええ、目撃者ですかね。」

 

「ああ、とにかく特捜班もその行方を追う事になるぞ。」

 

「はい。」

 

そう言って、松本は仕事にとりかかった。

 

一方、彼女は札幌で釧路行きの列車を待っていたのだ。

 

「えーと、次の釧路行の特急「おおぞら3号」は9時53分か、これに乗ればいいのね。」

 

と言って、彼女は札幌から特急「おおぞら3号」に乗って釧路へ向かった。

 

ファーン!。

 

と、警笛を鳴らして特急「おおぞら3号」は札幌を発車した。

 

札幌と釧路を結ぶ特急「おおぞら」は、ヘッドマークには丹頂鶴が描かれている。札幌を9時53分に発車し、途中停車駅は南千歳、トマム、新得、帯広、池田、白糠、終着札幌には14時46分に到着する。

 

特急「おおぞら3号」の車内にて。

 

「偶然ですね、あなたもこの列車に乗っていたんですか。」

 

「ええ、上野から夜行に乗って札幌から釧路へ行くんです。」

 

「そうですか。」

 

「ええ。」

 




そして、事件は意外な展開に。
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