釧路・網走連続殺人   作:新庄雄太郎

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そして、南と高山は次の日に北海道へ向かった。


第2章 グリーン車で殺人

特急「おおぞら3号」は札幌を発車して、石勝線に入った。

 

彼女は、ハイデッカーグリーン車に乗っていた。

 

「はっ。」

 

「よかったら、どうぞ。」

 

「すいません。」

 

と、男は彼女に缶ビールを上げた。

 

「釧路ですか。」

 

「ええ。」

 

「と言う事は、女のひとり旅ですか。」

 

「ええ。」

 

新得と帯広を通過した特急「おおぞら3号」は、いよいよ終着の釧路へ向かって走って行く。

 

14時46分、2人が乗った特急「おおぞら3号」は定刻通り、釧路へ到着した。

 

「やっと、釧路か。」

 

と、女はそう言って下車した。

 

そして、車掌は眠っている客を起こしに来た。

 

「お客さん、終点の釧路ですよ。」

 

と、車掌は言った。

 

「お客さん、お客さん終点ですよ。」

 

何と、男がゴロンと倒れたのだ。

 

「えっ、うわーっ。」

 

と、車掌は言った。

 

「どうした。」

 

「こ、ここ、この人死んでるよ。」

 

「何だって。」

 

そして、釧路駅は騒然としていた。

 

「何処だ、死体が見つかったのは。」

 

「14時46分に到着した特急「おおぞら3号」のグリーン車の車内で。」

 

「死んでいるのは、男性です。」

 

と、ホームへ向かった。

 

暫くして、北海道警察のパトカーと捜査一課が到着した。

 

「警部、被害者の身元が分かりました。」

 

「おお、そうか。」

 

「被害者はどうやら、東京の人間らしい。」

 

「そうか、東京から来た人か。」

 

「ええ、それで身元は。」

 

「はい、被害者は森岡 隆弘さん24歳とわかりました。」

 

「おう、それで死因は。」

 

「ハイボール缶に青酸系の毒物による毒殺と思われます。」

 

「毒殺か。」

 

特急「おおぞら3号」で起きた毒殺事件は、特捜班にも伝えられた。

 

「何、特急「おおぞら3号」のグリーン車で毒殺。」

 

「えっ。」

 

「うん、被害者の身元は、東京都蒲田の森岡 隆弘さん、24歳、わかりました早速調査します。」

 

と、高杉は電話を切った。

 

「おい、北海道警察から捜査協力の要請だ。」

 

「早速、当たって見ます。」

 

そう言って、南と高山は森岡の家の自宅へ向かった。

 

「ええ、息子が北海道で死んだんですか。」

 

「はい、特急「おおぞら3号」のグリーン車で。」

 

「まさか、会社で。」

 

「あのー、何か。」

 

「実は、隆弘の勤務先で不正の噂が流れているんです、たぶん隆弘が関わっているんじゃないかと。」

 

「ほう、なるほど。」

 

「わかりました、早速こちらでも捜査してみます。」

 

と、南と高山は特捜班に戻り高杉班長に報告した。

 

「何、盛岡が会社で不正。」

 

「ええ、詳しいことは分りませんが、恐らくこの事件不正事件に関係してるんじゃないでしょうか。」

 

「その可能性が高いな。」

 

「班長、北海道へ行かせてください。」

 

「えっ。」

 

「どうやら、この事件は北海道で起きている気がするんです。」

 

「なるほど、よし、わかった。」

 

「お願いします。」

 

そして、南と高山は北海道へ向かった。




次回は、南と高山は北海道へ。
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