え~遅くなってしまい申し訳ありませんでした。
丁度前回投稿してから、仕事が忙しく、体調も崩してからのGWに突入し、実家に帰省したりで、執筆が中々出来ませんでした。
ある程度の展開は頭の中で描いているので、まだ何とか続けられます。
今後も仕事と体調と折り合いをつけながら投稿していきますのでよろしくお願いします。
「はああああぁぁぁ!!!!」
「・・・っ!!!」
叫ぶのは覚醒し、ハイパーモードとなったゴッド。
彼女は先程とは打って変わり、より一層鋭くなった突きを光太郎に向かって、連続で繰り出す。
一方、光太郎の方は本来の動きに戸惑いつつも、ゴッドの攻撃を捌く。
「(辰美さんの捌き方・・・このままじゃ崩せない。ならばっ!)」
「(ゴッドちゃんの攻撃・・・さっきとは桁違いのパワーとスピード、ハイパーモードだけじゃない・・・捌くなら何とかなるが・・・!)」
ゴッドは目にもとまらぬ攻撃を止め、後ろに飛び、光太郎から距離を取る。
その様子を見て、光太郎は構えをしたまま様子を見る。
「壁が固いのなら!数で押し切るっ!!分身殺法ッゴオオォッドシャドオオオオ!!!」
ゴッドがそう叫ぶと、彼女が10人に分身し、光太郎に襲いかかる。
それを見た光太郎はと言うと。
「可愛いが10倍だとっ!!!!!」
「か、可愛いは余計ですっ!!!!」
光太郎の驚愕した表情と合っていない台詞に叫びながらツッコミして殴りかかるカワイイ10人のゴッド達。
先程の10倍の攻撃が光太郎の四方八方から繰り出される。
「ぬおおおおぉぉ!!!!!」
その攻撃は最早攻撃と言うよりは雨であった。
それも一発でも当たったら、洒落にならない雨粒が、光太郎の全方位から止めどなく降りかかる。
「(このままじゃ不味いっ!・・・落ち着け光太郎。この技は単純な高速移動じゃ無くて、ガンダムファイターの気を使って、10人に分身しているだけだ・・・つまり、10人をゴッドちゃんが1人で動かしているってことか? なら、勝機はそこだっ!!)」
光太郎は必死に攻撃を捌く中、僅かな可能性を導き出し、突出してきた一人のゴッドの攻撃を捌くと、一体のゴッドの腕を掴み、もう一体のゴッドに向かって投げ飛ばす。
すると、二体のゴッドは小さく光って影の様に消えていった。
「やっぱりか、10人に別れた事で攻撃がさっきより雑になっている・・・しっ!」
そう自分に言い聞かせるように言いながらも3人目を捌いては投げ飛ばす。
さらに4人目、5人目を捌くうちに光太郎はあることに気がついた。
「9人だと!!」
そう、先程倒して消えた数を合せても現状に光太郎に攻撃しているのは9人しか居なかった。
その時だった。残りの4人の分身がスライドして、一カ所に戻り始めた。
そしてその先にはマルチセンサーからキングオブハートの紋章を出し、右手が真っ赤に燃えているゴッドちゃんの姿が光太郎の目に映った。
「ボクのこの手が真っ赤に燃える。勝利を掴めと轟き叫ぶっ!」
「シャドーは囮か!?」
「これで終わりですっ!辰美さんっ!!爆熱ぅ!!ゴオオッドォォフィンガァァ!!!!」
あの伝説の必殺技ゴッドフィンガーが光太郎に向かって放たれる。
「はあああああああああああ!!!!!!!!!!!!」
ゴッドはそう叫びながら、推進力を全開にして、光太郎に突っ込む。
「くうぅぅ!!そんな単調な動きでっ!!」
光太郎は一直線に突っ込んでくるゴッドフィンガーを手首を掴む事で、何とか受け止める。
「まだぁぁ!!!!」
「ひ、左腕のゴッドフィンガー!?」
それを読んでいたのか、ゴッドはサイ・サイシー戦の時に使った。左のゴッドフィンガーを光太郎に向かって突き刺す。
「こなクソォォォ!!!」
「くうぅ!!」
光太郎は左手でゴッドの手首を掴んだまま、空いた右手で真っ赤に燃えている左のゴッドフィンガーを咄嗟に掴む。
ジュウウウウ~~~~~~~!!!
光太郎の右手がゴッドフィンガーによって焼かれる音が二人の間に響く。
「辰美さん!もう私の勝ちですっ!!降参して下さい!」
「・・・何おぅ!?」
「ボクがこのままヒートエンドしてしまえば、それで終わりです!もう勝負は着きました!」
もう終わったと光太郎に嘆願するゴッド。彼女もこれ以上光太郎を傷つけることはしたくないという純粋な思いであった。
確かにこの状況は、普通に考えれば、もう光太郎に勝機は無いと考えられるだろう。
だが、この男は諦めてはいなかった。
「・・・最後の最後で君の優しさと生身の人間を舐めた状況が出来たみたいだね。」
「へ・・・?」
「柔術でな・・・この状態はさあ、投げてくれって言っているようなもの何だよ!!!」
「!!がはっ!!!」
光太郎はそう叫ぶと、手の状態をそのまま、ゴッドの腹に向かって足を置くとそのままゴッドを巴投げして、地面に勢いよく叩きつける。
意識外の攻撃だった為か、背中を強く打ったことで、肺の空気が口から漏れ出し、苦悶の声を上げるゴッド。
そして光太郎はすかさず立ち上がると、まだ動きの鈍いゴッドの後ろを取り、絞め技を掛ける。
「ぐっ!し、絞め技!?」
「柔術は投げ技だけじゃない。絞め技だってあるんだ!!」
「(う、動けないっ!まけたく・・・ないっ!)」
ゴッドはそう心に強く願うが、一行に身体は動かない。
いくら、パワーが光太郎より上であっても、180cm以上ある光太郎と140cmぐらいしかないゴッドとの体格差により振りほどくことが出来ない。流派東方不敗であっても完璧に決まった後ろからの絞め技は外せない。
そうこうもがいているうちにゴッドは静かに視界が暗くなるのを感じた。
「(ああ・・・そう言えば、負けたのって・・・初めてだったな・・・)」
そう心の中で呟いて、ゴッドは静かに気を失った。
「・・・・・・・・ん・・・」
「お、目覚めたかい?」
ゴッドが目を覚ますと、謎の浮遊感に見舞われる。
視界に入るのは光太郎の顔と夕焼けの赤い空だ。
どうやら光太郎に抱きかかえられて、先程の森から家に移動しているようだ。
「ボク・・・負けたんですね・・・」
「紙一重だったね・・・」
「下手な慰めは要りません。油断したボクの負けです。」
「そうかい。じゃあ遠慮無く勝ちを名乗らせて貰うよ。」
「辰美さん・・・そんなにお強いのにどうして、ニウさんたちに黙っているんですか?」
不思議に思ったゴッドは素直な疑問を光太郎に聞く。
「別に黙っているわけじゃ無いけど・・・それにビーム兵器に素手で対抗は出来ないからね。」
「・・・でもゴッドフィンガー握っていましたよね?」
「ああ、まあ根性で・・・」
「・・・一応ビームサーベルより危険なんですけど・・・」
「昔・・・キッチンのバイトで揚げ物していた時によく油の中に手を突っ込んでいたから耐性でも出来たのかな?」
「何ですかその理由?」フフッ
光太郎の言葉に小さく笑うゴッド。
「あ、そう言えば・・・」
「どうかしましたか?」
「いや、まだゴッドちゃんの名前決めてなかったなあって」
「名前?ニウさん達みたいなものですか?」
「そ、3人は元の名前を弄って決めたんだけど・・・ゴッドちゃんだと難しいな・・・」
「うう、何かすみません・・・」
「いや別にゴッドちゃんが悪いわけじゃ・・・そう言えば、ゴッドちゃんって確か、バーニングガンダムって名前の設定があったな・・・バーニング・・・バニングス、じゃなくて・・・バニン・・・ニン・・・! うん、ニン!いいね!ゴッドちゃんは今日からニンって呼ぼう!」
「ニン・・・何だかシュピーゲルを思い出します・・・」
「ああ、ゲルマン忍法か・・・よく回ってたな。」
「何だか感慨深いです・・・」
「そうだな・・・とりあえず、ニンちゃん。これからはよろしく。」
「はい!こうたろうさん!」
親しみを込めてか、わだかまりが解消されたのか、光太郎のことを名前で呼んだニン。
彼女は不思議と胸に暖かさを感じるのであった。
それから少し時間が過ぎて家に戻ってきた2人。
光太郎は夕飯を作っている最中、ニンのゴッドフィンガーによって、割と重症になった右手を見つめる。
右手には、包帯がグルグルに巻かれており、熱で爛れた後は見えないようにはした。
「(さて、どう言いくるめるか・・・)」
そんなことを考えていると、玄関の扉が開いた音がした。
とりあえず、いったん冷静になり、3人を普通に出迎えようと玄関に向かう。
すると大きい荷物を担ぎながらも、光太郎の目に映ったのはものすごくブルーになって落ち込んでいるウイの姿であった。
「おかえり・・・って、ウイ?どうかしたのか!?」
「ああ、光太郎さん。ただいま戻りました・・・」
「コウタロウさん。いえ、実は・・・」
帰ってきた3人だが、ニウもシアも歯切れの悪そうな顔しながら、ウイの方へと顔を向ける。
するとウイが、死にそうな顔をしながら、ゆらりと揺れて、光太郎に抱きついた。
「うう・・・コウタ~~」
抱きつきながら、光太郎の懐で涙を流すウイ。
いまいち状況が理解出来ず、光太郎はニウとシアに何があったのかを聞く。
「えっと、何があったの?」
「実は・・・・・・」
そう、ニウが静かに語った内容は、買い物の途中、ゲームセンターをシアが見つけて、そこにガンダムのゲームがあったので、少し遊んだのが始まりであった。
「遊んだって・・・戦場の絆か?」
「いえ、そちらは次の機会にと思い、偶々空いていたエクストリームバーサスという筐体のゲーム機をプレイすることにしまして・・・」
「それでどうしてウイが落ち込んでいるんだ?オンライン対戦で負け続けたのか?」
「いえ・・・その・・・」
「ニウさん?」
「無かったんだよ・・・」
どうも歯切れの悪いニウの様子に首を傾げる光太郎。
すると、腹の方で、抱きついているウイが溢し出すように言葉を続けた。
「無かったって・・・?」
「
「え、ウイが居ない?え、エクバってウイングガンダム居ないの!?」
ガンダムにはそれなりに詳しいと自負していた光太郎であったが、ゲームセンターに足を運ぶことは無かった為か、機体の情報までは知らなかった。
というか、主人公機だぞ!普通に居るだろ!
「い、いやウイさん。一応ウイングガンダムはあったじゃないですか・・・一応。」
シアがフォローの声をウイに掛ける。
しかし、ウイは光太郎に抱きついたまま涙を瞳に溜めたまま首だけを振り向き、シアに向かって反論する。
「知らねえよ!あんな軽薄そうな野郎の機体ッ! テメエは良いよな自分の機体が2体もあってよぉ!!」
多分、ビルドファイターズのウイングガンダムフェニーチェのことを言っているんだと思うが・・・そっちが出ているのに、大元の方が出ていないのか・・・
「ひぅ!私なんかよりニウさんの方が・・・」
「こっちに話を振らないでちょうだい・・・」
「うるせえ!オメーも4機とかどうなってんだよ!」
「そう言われても・・・私自身はともかく他の3機は知らないのだけれども・・・」
「(エクバに出てないだけで、νガンダムはまだ他にも種類があることは伏せておこう・・・)」
ニウの知らない子発言に光太郎は空気を読んで黙る。
「ほ、ほら、もう夕飯出来ているから、荷物おろして、手を洗っておいでよ!き、今日はボロネーゼとボンゴレビアンゴと和風ツナの三種パスタだから、冷めないうちにさ!」
「・・・わかった・・・」グスッ
話題を変えるべく、夕飯のメニューを伝えた事で、ウイがまだ少し涙を流しつつも了承の声を出す。
そしてそのままウイとシアは荷物をゆっくりと部屋の方に運んでいく。
「(ふう~~何とかごまかせたかな~~)」
話題が美味く逸れて、右手の包帯にいかなかったことに内心で安直する光太郎。
「ウイとシアも気付いていますからね。」
「へ?」
「事情は聞きません。ですが、あんまり無茶はなさらないように・・・あなたの痛み以上に私は・・・いえ、私たちはそれ以上に胸が痛くなりますので・・・」
ニウはそう言って、荷物を置きに部屋の方へ向かっていった。
その言葉を聞いた光太郎は静かに呟いた。
「ごめん・・・そして、ありがとう。」
不思議と右手の痛みより胸の内が痛くなった光太郎であった。
はい、拝読ありがとうございました。
戦闘描写ってホント難しいですね。
いやマジで・・・
あとなんで、ウイングガンダム、エクバにおらんのだろう・・・
※ゼロがいるからじゃないは禁句です。
次回はもう一機、新機体を登場させる予定で、そしたら少し日常回を書いていきます。
それでは、評価と感想あればよろしくお願いします!
因みに新機体のヒントですが、黒髪ロングでスタイル抜群な妖艶お姉さんです。
・・・これで分かったらマジすごい。