お久しぶりです・・・・
気が付いたら1年半も投稿していませんでした。
誠に申し訳ありません。
気が付けばSEDDFREEDOMにジークアクスと色々なガンダムが始まり、気が付けばつい先日サンダーボルトも完結しました。
少しずつですが、また投稿を始めていきますのでよろしくお願いします。
辰美家以外のMS少女の存在発見から早1週間。
今日も今日とて、かけがえのない日常が続く・・・そう思っていたある日の夜にそのことは起きた。
夕食の片付けも終わり、お風呂待ちしていた光太郎は、リビングのソファーでテレビを見ながらくつろいでいた。
すると、風呂上がりで既にパジャマに着替えているニウが光太郎に相談があるところから始まった。
「ええ!!!ニウさんがアルバイトォォ!!??」
「・・・そんなに驚かなくても・・・」
光太郎の驚愕した様子にシュンと落ち込むニウ。
ニウの様子に悲しませてしまったと感じた光太郎は急いで謝る。
「ご、ごめん!急な話で思わずびっくりしちゃって・・・よく雇ってくれる所あったね・・・」
「いえ、行きつけの甘味処の店主が是非雇いたいとのことで、話を受けてきました」
「甘味処って・・・商店街にある和風喫茶の所?」
「ええ、何でも客足を広げるために私を雇いたいとか?」
「ああ、まあニウさん美人だし・・・」
「そういうことですので、来週から始めようと思っています。よろしいでしょうか?」
「まあ、ニウさんなら変な客も大丈夫そうだし・・・まあ何かあったら相談してね」
「ありがとうございます」
ニウはそう言うと小さく光太郎に感謝を伝える。
すると、リビングの扉が開き、薄手のキャミソールを着たウイがタオルで髪を拭きながら入ってきた。
「ふぃ~~♪コウタ、風呂空いたぞ」
「ああ、ありがとう。じゃあ俺も入ってくるかな」ヨッコイショ
光太郎はソファーから立ち上がるとリビングの扉に手を掛ける。
「あ、コウタ! アタシ明日からバイトで朝早くから出るからよろしく。じゃあ、アタシ先に寝るから、お休み。」
「ああ・・・・・・え・・・?」
ウイはそのまま寝室の方へと歩いて行く。
硬直したままの光太郎は思わず動けなくなった。
次の日、ウイは宣言通り、朝の3時に家を出発した。
不安になった光太郎は朝食を準備し、机の上にメモ書きを残すと、ウイの後をこっそりつけることにした。
「ウイ。いったいどうやって仕事を?しかもこんな時間のバイトとか・・・もしかして、新聞配達とかか?いや新聞にしては、まだ遅い時間だな?」
コソコソと電柱に隠れつつ、ウイの後をつける光太郎はどんなバイトなのだろうと考えて居ると、ウイはいつも利用している商店街の隣にある建物の前で足を止めた。
ウイの前にある建物はこの街の牛乳配達を担っている野本商店であった。
「牛乳配達所?」
ここは地域の雑誌の取材で掲載されていた街の学校から病院に一般住宅の牛乳配達、全て担っている牛乳配達店である。
「どういう経緯でウイの奴、働けるようになったんだ?」
電柱の陰から店の前に立つウイを見ていると、店の中から一人の綺麗な青髪の女性が現れた。ジャケットにジーンズとラフな格好でウイに話しかけると二人は店の中に入っていく。
「牛乳屋には珍しい美人だな・・・お、出てきた」
1,2分もしないうちにウイと青髪の女性が店の中から出てきた。
二人の手にはケースいっぱいの瓶牛乳が入っており、店の横に止めてあるミニバンの中に積始める。
さらに色違いのケースを何個か積み終わると、そのまま、二人は車に乗り店の前から出ていった。
「とりあえず、ちゃんと仕事は出来ている・・・のかな?」
走って車が見えなくなったのを確認すると、光太郎は店の前まで歩いて行く。
店には明かりが着いており、中で音がする様子から、他にも誰か居るようだ。
「・・・ついでだし、牛乳の一本くらい買っていこうかな・・・」
とりあえず安心?したのか光太郎は店に立ち寄り、2L分の牛乳を買って帰るのだった。
場面は変わり、配達に出て行ったウイと青髪の女性の場面に移る。
現在、二人は車のウインドウガラスの向こうに見える、まだ暗い空模様を見ながら、配達先へと向かっていた。
静かな車内で運転している青髪の女性が助手席に座っているウイに声を掛ける。
「しかし、本当に来るとはな・・・ビックリしたよ」
「・・・そりゃ働きに来たんだ・・・・・・・来たのですから、遅刻なんてしませんよ」
「フフ♪ 苦手なら敬語なんて使わなくて言い。客先ではともかく、私には結構だ。」
ウイの敬語回しに青髪の女性が小さく笑いながら、いつ通りで構わないと促す。
「まさか、そんなに給料が高くないのに牛乳配達のバイトを雇うと思わなんだ。子供の冷やかしかと思ってな・・・おっと、そんなに睨まないでくれ、口が滑っただけだ」
「・・・・・・」
子供の冷やかしと言われ視線を窓の外に向けるウイ。その視線の先は暗い為、明かりの点いていない住宅が視界に映るだけだ。
すると、彼女の頬に何か暖かい物が当たる。
ゆっくりと、頬に当たった物を確認すると、瓶に入ったコーヒー牛乳であった。
「冷たい牛乳も美味いが、私は暖かい方が好きでな。仕事前にいつも飲んでる。」
「・・・・・・」
ウイは無言でコーヒー牛乳を受け取り、プラの蓋を取りほんのり湯気の出ているコーヒー牛乳を口に含む。
口内にたくさんの甘味とほんのりとした苦みが広がりながら、暖かいミルクが身体を温めいく感覚を覚える。
「・・・美味いな・・・」
「だろう♪」
小さく感想を言うウイに対し、青髪の女性は和やかに笑って返事をする。
それから少しして、配達区域に着いた二人は、路肩に車を止めて、配達の準備をしていた。
「それじゃあ、地図の通りにこの辺りに回ってくれ、空き瓶は回収、置いていなかったら、地図にチェックしておいてくれ。私は反対の方を見ていくから、何か分からなかったら、呼んでくれ。」
「分かった。」
「あと、こんな時間だから、余り大きな音を出すなよ」
「ああ、他には何か注意することはある?」
「いや、それじゃあそっちはよろしく頼む」
「・・・任務、了解」
ウイはそう一言呟くと、持っていたケースを運びながら、指定の場所まで配達を始める。
それを確認した青髪の女性少し小さく笑うと、自身の仕事も始めるのであった。
「よっと・・・これで終わりか・・・」
あれから、手で運んでは、車で別の地域へと移動を3回程繰り返し、気が付けば2時間程時間が過ぎた。
空も太陽が昇り始めており、うっすらと明るくなっていた。
「光太郎、もう起きてるかな・・・」
「そっちは終わったか?」
「終わった・・・今日はこれで終わり?」
「戻って、片付けが終われば今日はもう終わりだ」
「了解・・・ん?」
返事をした直後、ウイの視線の先には、6mくらいの木の上にいる2匹の子猫が視界に映った。
そのうち一匹の方が1m近く離れている木の枝目掛けて、飛び上がった。
だが、木の枝に前足を引っかけたが、足が着かず、落下し始める。
「クソッ!!」
ウイは持っていたケースを落としながら、背中と足だけにアーマーを展開し、スラスターを吹かせて、地面に激突しようとする子猫を滑り込みギリギリで受け止める。
背中のウイングがコンクリートと接触し、バチバチとスパークが生じながら動きを止める。
「ああ・・・やっちまった・・」
ウイは咄嗟のこととはいえ、人前でアーマーを展開した事実に頭を抱えそうになる。
「ニャア~~♪」
「安心した顔しちゃって・・・お前がいるから自爆も出来ねえよ」
呑気に鳴く子猫に小さく笑いながら、ゆっくりと立ち上がるウイ。
すると、小走りで青髪の女性が駆けつける。
「おい、大丈夫か!?」
「あ、・・・ああ・・・」
その言葉に対し、ウイはどう説明したらいいか、分からず、曖昧な返事をする。
その時だった!
「ニャア!!!」
「は!?」
「ん!?」
木の上にいたもう一匹の子猫がバランスを崩し、木の上からまたも滑り落ちたのだ。
「ちっ!」
ウイは急いで飛び上がろうとしたが、それよりも先に動く者が居た。青髪の女性である。
青髪の女性が突如全身にアーマーを纏い、地面をスレスレで高速移動をしながら、子猫を受け止め、すらりと立ち上がった。
その光景を見て、ウイはゆっくりと言葉を吐いた。
「アンタ・・・モビルスーツだったのか・・・?」
「・・・・・・・・」
全身を青い装甲に身を包み、目元の上にあるバイザー部分にはジオニック特有のモノアイ。
彼女の名前は青島ケイナ。2年前にこの地に身を落としたモビルスーツであり、
正式名称MS-18E「ケンプファー」
この作品で初めてのガンダム以外のモビルスーツであった。
あとがき
こうして今回からですが、色々な辰美家以外のモビルスーツもだしていく予定です。
よろしくお願いします。