どうも、FDPです。
投稿、遅れてすみません。
WBC見てました。感動しました。
これ以上は明日の決勝戦にまで、言葉を溜めておきます。
今回は、主人公である光太郎のお話ととうとう機体だけじゃなくて、登場人物に似た人物も出していきます。
それではどうぞ!
「はあ・・・・・・どうしたものかね・・・」モグモグ
光太郎は深い溜息を吐きつつも、鉄板焼きナポリタンを口に入れる。
現在、光太郎がいるところは彼の通っている大学の食堂である。
この食堂は三つあるうちの一つであり、昼時以外は喫茶店の様な役割も担っている。
そんな中、彼は一の少ない時間帯を選ぶために、昼時から時間をずらして、食事を取っていた。
食べているのは、この学食で光太郎のお気に入りの一つである玉子焼きが鉄板に敷いてあるナポリタンだ。
日替わりのメニューなのがネックだ。
話はさておき、そんな好物を食べている中、光太郎は何故溜息をついているのか。
それは昨日、引っ越しと共にやってきたMS幼女であるゴッドガンダムのことだ。
彼女はハイパーモードになれないことで、ゴッドフィンガーやゴッドフィールドダッシュといった技が出せないのだ。
シアやのトランザムなどは機体にある物だが、ゴッドフィンガーに関しては、ガンダムファイターであるドモン・カッシュが居るから使える必殺技だ。
だから彼女は使えない・・・・・・
「難儀だな・・・・・・」ハア~
光太郎の溜息は止まらない・・・
「何しけた顔してパスタ食べてるのよ?」
「お、ミオミオ。」
「・・・その名前で呼ばないでくれるかしら・・・」ピキピキ
突如として声を掛けてきた少女・・・否、女性は光太郎の「ミオミオ」という呼び方を気に入らないのか、怒りに震えている。
「はは、まさかミオが水星の魔女のミオリネにそっくりだったときは、マジでビックリしたわ。」
「おかげさまで、知り合いや親からもからかわれたわよ・・・」
光太郎にミオと呼ばれた女性はそう言うと、光太郎の向かいの席にそのまま座る。
「いや~水星の魔女が放映された時はホントにビックリして、制作会社に連絡しそうになったよ。」
「・・・私はあの子と違って、両親と仲が良いし、トマトが特別好きなわけじゃないし、あそこまでツンデレじゃないし、何より私の方が美人よ。」フン
そう言って、ミオは煌びやかな銀色の長髪をさっと捲る。
「まあ・・・お前が美人なのは認めるけど・・・で、今日はどうした?」
「・・・別に、講義が終わって、遅い昼食を食べてるあなたを見たから、ちょっと声を掛けただけよ・・・それで、何に悩んでいるの?」
「へ・・・・・ああ、ちょっと言えないかな・・・」
光太郎が苦笑いでそう言うと、涼しげに横目で「ふぅん・・・」と一言口にする。
「女の悩みかしら・・・」
「ぎくぅ・・・!」
「・・・あなたこの間、新しい彼女が出来て、一ヶ月も経たずに浮気されて、別れたばかりよね・・・性懲りも無い。」
「べ、別に良いだろ。「良いか良くないかで言えば、良くは無いわね。」・・・ええ・・・」
光太郎の言葉を遮る形でミオが口を出す。
「私は
「いや花嫁って・・・もう元婚約者だろ・・・」
「あなたが勝手に解消しただけでしょう?」
彼女はそう言って、光太郎をジロッと見る。
彼女は
日本のみならず、海外でも手腕を振るう天下の桜小路グループのご令嬢。
祖母が欧州人で瞳も髪も日本人離れしているが、日本生まれの日本育ち。
容姿は先程、言っていた通り、「機動戦士ガンダム 水星の魔女」のヒロインであるミオリネ・レンブランを少し成長させたような姿だ。
ちなみに母親もご存命で、父親もデリングの様な容姿ではなく、普通に温和そうな人だ。
そして、彼女は桜小路グループの傘下の辰美コーポレーション社主と
「・・・はあ、それはもう終わった話だろう。」
「終わっていないッ! 私も父も、お義父さまも、誰も納得していないッ!」
「確かに親父もパパさんも、納得はしてくれなかった・・・けど理解はしてくれた。」
光太郎はコップに入った水を少し口に含めて、喉を潤して話を続ける。
「親父は死んだ爺さんや周りの連中の所為で、好きでも無い俺の母親と結婚させられて、
「・・・・・」
光太郎の言葉にミオは複雑そうな表情をする。
「・・・親父はさ・・・今、幸せなんだよ。親父を押し付けていた連中も倒れて、好きでも無かった母さんも死んで、真奈美さんと結婚できて・・・子供も、2人目の男の子も生まれてさ・・・そんな親父の幸せを、俺が邪魔しちゃ行けないんだよ・・・」
「あなたが邪魔なわけ無いじゃない!! お義父さまはあなたのことを大事にしてくれて・・・!!!」
「親父は俺を愛して・・・いや、愛そうと頑張ってくれた・・・だけどさ、そんな親父を見ているのが辛かった・・・お前と結婚したら、俺はいつまでも親父の息子のままだ。だから家を出た。親父の家族から抜けた。」
「あなた・・・それで良いの?あなたの幸せは?あなたは自分のことを考えないの!?」
ミオはそう声を出すと、目尻に涙を小さく溢しながら、心の叫びを光太郎に伝える。
光太郎はそんなミオを見て、彼女の頬に手を添えると、目尻の涙を優しく拭う。
「大丈夫。最近まで色々と生活には困っていたけど、色々あってさ、何とか生活は安定し始めたし・・・それに家族も出来た。」
「家族・・・?」
「そ、家族・・・俺だけの大切な家族・・・だから、俺みたいなロクデナシなんて忘れて、お前も幸せになってくれよ。」
「何よそれ・・・勝手すぎ・・・」
「そ、俺はロクデナシで勝手な、しょうも無い男さ・・・さて、飯も食い終わったし、帰るわ。」
光太郎はそう言うと、空になった鉄板皿が載ったトレーを持ち、席を立って受け渡し台に置き、リュックを肩に背負い、喫茶室から出て行った。
「・・・ねえ、光太郎・・・家族って、私じゃダメなの・・・」
ミオの呟く言葉に誰も返事をする者は居なかった。
場面は変わり、大学の講義を終えた光太郎は愛車のカブに乗って、新居である自宅まで帰っていた。
「ふい~~遠いな・・・少し飛ばしても50分くらい掛かるか・・・ん?」
車庫にバイクを入れようとしていると、屋根の上に人影が見える。
気になった光太郎は雨戸を伝って、屋根まで上る。
すると、そこには新入りのゴッドが、アーマーの姿のまま座禅を組んで、静かに目を瞑っていた。
集中しているのか、こちらの物音にも気がついていないようだ。
「ゴッドちゃん?」
「・・・辰美さん・・・」パチリ
彼女は静かに目を開けると、特に驚いた様子も無く、座禅も崩して光太郎の前に立つ。
「ああ、邪魔しちゃったかな?」
「いえ、家主であり、パイロットの辰美さんが気にすることではありません・・・」
「そうか・・・えっとさ、ハイパーモードになれないこと。やっぱ気にしてる?」
「はは、直球に聞きますね・・・そうですね、あれになれての私ですから・・・」
気を落とした様子を見せないように作り笑いで返事をするも、ぎこちない笑顔をして、屋根の上から見える悩みなんか無さそうな青空を見上げる。
本来、ドモン・カッシュがいてこそ発動するハイパーモード。
しかし、此処にドモン・カッシュもガンダムファイターもいない。
「
ハイパーモードになるために必要なのはドモン・カッシュ・・・違う。
光太郎の頭に浮かんだのはハイパーモードになるための条件。
「明鏡止水の境地・・・?」ボソッ
「辰美さん?どうしました?」
小さい声で言った為か、横で聞いていたゴッドにはよく聞こえていない様だ。
「ふむ・・・ゴッドちゃん。ニウさんたちは?」
「え、ああ、はい。ニウさんたちは今、家具や食材や調度品を買いに行っています。私はお留守番をしていました。」
「そっか・・・・・・・・・・・」
「辰美さん?」
急に黙るように考え事をする光太郎にゴッドが心配そうに見る。
少しの時間が経って、光太郎が「ヨシっ!」と声を出すと、ゴッドの方に身体を向けて、とんでもない台詞を彼女に言った。
「ゴッドちゃん。俺とガンダムファイトしようかっ!」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・へ・・・?」
ぴゅ~~~と2人の間に風が吹き、気の抜けたゴッドの言葉が風に攫われた。
どうも後書きです。
まさかの主人公の状況とガンダムファイト!
あれだけ、ニウさんにキツく言われても、自ら怪我しにいくスタイル。
覚悟ガン決まりなのか、アホなのか・・・・
次回はまさかの光太郎VSゴッドガンダムです。
ではお楽しみに~~~