令嬢、女王に即位す   作:白雪(pixivでもやってる)

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ディープ「ベル先輩SSフリーだからずっと僕がつけても良かったのでは」
キンカメ「許さない」
ディープ「こわい」


キングキュアノス

キングキュアノス(牡馬)

 

キングキュアノスは2011年生まれの日本の競走馬。

第8代クラシック三冠馬。

 

父は大種牡馬キングカメハメハ、母は九冠女王ベルサフィール。

全兄にキングアイオライト、全姉にクイーンサフィラがいる超良血家系。

 

 

名前はキング(王)+キュアノス(古代ギリシャ語でラピスラズリ)

父名、母名から連想。

 

 

生涯戦績

 

11戦10勝(重賞9勝G17勝)

 

 

■デビュー前

 

全姉や母のように身体はそこまで弱くはないが蹄が並の競走馬より遥かに脆く裂蹄になりやすかった。

 

 

■二歳、クラシック戦線の主役候補に

 

10月にデビューした彼は快勝し東スポ杯二歳Sへ。

鞍上は福永祐一だったが母の鞍上横島典弘へ。

 

マイル戦ながら7馬身の圧勝でゴール。

朝日杯には出なかったものの、皐月賞の大本命とされた。

 

 

■三歳、あまりにも強すぎるが故……

 

皐月賞の前哨戦スプリングS。

ここは絶対に負けられないと言わんばかりの横綱競馬で勝利。

先に言っておくが、ここらは完全にキングキュアノスのターンである。

 

 

まず皐月賞。大本命と言われ単勝1.2倍。これはディープインパクトの1.3倍を越えるオッズである。キュアノスの場合は全兄と全姉がクラシック期からG1を勝っていたのもある。

 

逃げに逃げまくり五馬身でゴール。

2000メートルでこれは強い、三冠ありえるんじゃないか?と言われた。

 

日本ダービーも中距離なら負けないやろ……と一番人気1.1倍。なんだこいつ。

 

大外枠に飛ばされたものの問題なく逃げて最終直線では上がり34秒の脚を出して7馬身圧勝!

ナリタブライアンかよ。(ブライアンでも3000メートルでしかそこまでは出してない)

 

だが問題は菊花賞。

全兄は短距離マイル、全姉はマイル中距離、母も父もマイル中距離……と長距離には縁がない。(母は有馬記念二着だが)

キングカメハメハ産駒自体長距離G1の勝ち鞍がないのでこれは勝てないのではないか……無敗三冠ではなく無敗で天皇賞秋狙ったほうが賢明なのではないか。そう陣営、ファンの間で議論されたが……。

 

「いや、菊花賞勝てますよ」

 

そう言ったのは鞍上の横島典弘騎手。ちなみに初ダービーがロジユニヴァースである。

 

その言葉を信じ、キングキュアノスは菊花賞へ向かった。

キングカメハメハ産駒やきょうだいに長距離実績がなかったため単勝は2.0倍。一番人気だがおそらく誰もがキングキュアノスは2400メートルまでの馬、と思っていた。

レースを見るまでは。

 

いいスタートを切り、他馬のマークをものともせず逃げるキングキュアノス。いつもより差を広げてないため、これは差しきれるのではないか?と思ったとき、事件は起こる。

 

最終直線に向かってどんどん差が広がって行くのだ。

思わずざわつく京都競馬場。

そして悠々とゴールしたキングキュアノスと二着との差はなんと大差。

そう、大差である。

 

正確には11馬身ほどだったらしいがクラシックで大差勝利など昔の馬がする芸当であった。(テスコガビーやクリフジなど)

有馬記念のシンボリクリスエスでさえも9馬身。長距離だからマイルよりやりやすいとは言ってもG1レースで三歳馬、これにより無敗の三冠馬、初のクラシック全レース逃げきり勝利。

キングカメハメハ産駒としても初の牡馬三冠馬。初の皐月賞、菊花賞制覇。

ちなみにこれが原因で父キングカメハメハの種付け料が急上昇し2000万に。

キングカメハメハは初の牡牝三冠馬が産駒にいることになった。(ディープインパクトが2020年コントレイルで達成)

 

この勢いを失わせてはいけないと、次走はジャパンカップ。

三連覇を狙う貴婦人ジェンティルドンナが出走し、牝馬三冠馬の先輩VS無敗牡馬三冠馬の後輩と2012年ジャパンカップと似たような対決になった。

 

レース本番、一番人気キングキュアノスと僅差で二番人気のジェンティルドンナ。

キュアノスが逃げることでハイペースとなり、操縦性に難ありかつ菊花賞馬としてのスタミナもあるエピファネイアがキングキュアノスに一馬身まで迫り二着。

キングキュアノスは一着、ジェンティルドンナは四着に敗れた。

ここまで差を詰められたことは初めてなので「エピファネイア、まともに走ったら無茶苦茶強くね?」と言われた。

 

シンボリルドルフでさえも敗北したのにジャパンカップを勝った……これで有馬記念を勝って伝説を作ろう!と大盛り上がり。

 

体調も悪くなかったため有馬記念へ出走することとなった。

このレース、従来より枠決めが違う方法で行われており、それによりゴールドシップ、ジャスタウェイ、エピファネイア、キングキュアノスらの有力馬が外枠に飛ばされる事態に。一方急遽殴り込んだジェンティルドンナは絶好枠へ。

 

レース序盤、ハナを無事とれたのはいいもののいつものような大逃げはしていないキングキュアノス。あれ、おかしいな……とファンが思ったのもつかの間、ずるりと下がり三番手あたりに控えてしまった。

終盤、一瞬抜け出したもののジェンティルドンナに交わされ三着に。

 

無敗伝説は儚く消えた。

 

なぜこのようなことになってしまったのか、それはレース中に裂蹄し血を流しながら走っていたからである。

 

蹄は馬にとって大変重要なからだの一部。

レース後すぐに運ばれて治療を受けたキングキュアノス。

もし裂蹄していなかったらレースはどうなっていたのか……。

 

なんとか血は止めたものの、翌年春シーズンは全休することに。

 

だが無敗三冠+ジャパンカップの実績から文句無しの年度代表馬、最優秀三歳牡馬になった。

 

 

 

■四歳、無敗三冠馬のおそろしさ

 

 

春シーズンを全休し、始動は天皇賞秋。

120億円事件こと2015年宝塚記念を制したラブリーデイが二番人気になり長い休養明けにも関わらず圧倒的一番人気を背負った。

だがそんな期待など背負い慣れてると言わんばかりに三馬身と余力を十分に残して勝利。

 

連覇を賭けたジャパンカップは最後流して五馬身勝利。

 

そしてラストランとなった有馬記念。かつて秋古馬三冠目前で負けた母親のようにはなるのか、それとも順当に秋古馬三冠を達成するのか。

 

二番人気ゴールドシップもラストランとなり中山競馬場にはたくさんのファンが押し寄せた。

 

キタサンブラックが二番手に、先頭は当然のようにキングキュアノス。

最終直線で先行勢が軒並み垂れたがキングキュアノスだけは垂れず、上がり二位の脚で駆け抜けてゴール。

 

ラストランを有終の美で飾って引退した。

史上二頭目の秋古馬三冠を達成。

 

最優秀四歳以上牡馬、年度代表馬に選出された。

 

 

■種牡馬成績

 

2017年生

 

ダンシングヒーロー(母ダンスインザムード)

(2019年札幌二歳S、2020年NHKマイルカップ)

 

アリアドネ(母父ガリレオ)

(2020年オークス三冠(英オークス、愛オークス、ヨークシャーオークス)、2021年キングジョージ)

 

 

 

2018年生

 

サトノシンデレラ(牝)(母父クロフネ)

(2021年JBCレディスクラシック、2022年ドバイワールドカップ、帝王賞、BCディスタフ)

 

アドマイヤスター(牡)(母父アグネスタキオン)

(2020年朝日杯FS、2021年京成杯、宝塚記念、2022年小倉記念、BCターフ)

 

 

2019年生

 

キングアーサー(母父モンジュー)

(2022年アイリッシュ2000ギニー、アイリッシュダービー、アイリッシュセントレジャー、凱旋門賞)

 

コーディリア(母シーザリオ)

(2022年チューリップ賞、オークス、香港カップ)

 

 

2020年生

 

ダノンウィナー(母父オルフェーヴル)

(2022年デイリー杯二歳S)

 

 

 

 

 




2022年オークス
キングキュアノス「うおおおお!!」
ベルサフィール「よくやったわ孫娘!生霊を送った甲斐があったわね!」
キングキュアノス「お袋すげえええ!!さすがジャパニーズクイーン!ハイパーホース!」
ベルサフィール「もし私が勝ったG1に出走するなら生霊また送るから」
キングキュアノス「フゥゥゥゥ」


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