令嬢、女王に即位す   作:白雪(pixivでもやってる)

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欧州
A「フランケル最強」
B「いやベルサフィールこそマイル最強」
A「なんだと?」
B「2つのレベルの高いマイルG1を大差で勝ってキングジョージもハリケーンラン相手に離して勝ったスーパーホースだよ」
A「いいや、フランケルだね。フランケルが勝つね」

日本のファン「いや、2400メートルが適正だと思うし洋芝は適応できてなくてフィジカルだけで勝ってたしあっちで戦うならさすがにフランケルじゃないのかなあ…」


書いてみて思った。最強馬論争は荒れる(確信)


キングルナーリア

キングルナーリア(牡馬)

 

キングルナーリアは、2016年生まれの日本の競走馬。

第九代クラシック三冠馬。

 

生涯戦績

 

9戦8勝(重賞7勝うちG15勝)

 

 

父は種牡馬として、G13勝したジャスタウェイやアメリカG1馬Yoshida などを送ったハーツクライ。

母は九冠女王にして三冠馬の母でもある名牝ベルサフィール。

 

半兄にキングアイオライト、キングキュアノス。

半姉にクイーンサフィラがいる。

 

母は交配相手にキングカメハメハが圧倒的に多く、不妊体質でもあり子供に虚弱が移りやすかったため他の種牡馬とも交配させられた。(それでも受胎したのはキングカメハメハとののみ)

だがハーツクライは、ベルサフィールがキングカメハメハ以外と受胎したはじめての種牡馬である。

 

名前はキング(王)+ムーンストーンのイタリア語

 

母名より連想。

 

 

■デビュー前

 

素質の高さはこのころから見せていたが、ベルサフィール産駒らしく身体の弱さは不安視されていた。

 

問題は気性で、松岩調教師曰く「気が荒くて王様気質。俺様。なんでも一番じゃないと気が済まない。」

 

 

■二歳、やはりベルサフィール産駒

 

鞍上を沼添謙一騎手に迎え(やはり気性難)、新馬戦を圧勝。

重賞である函館二歳ステークスも一番人気に答え馬なりで圧勝したルナーリア。

 

初G1を求めて距離を伸ばしホープフルステークスに出走。ここでも一番人気に押されるも、レース途中に沼添騎手を落とし(幸い軽い打撲で済んだ)失格。

この日はかなり機嫌が悪く、沼添騎手も「なるべく慎重に、怒らせないように乗ろうと思ったんですが……」と述べている。

 

ちなみに隣の枠番サートゥルナーリアはかなり彼にビビっていたという。可哀想に……。

 

■三歳、輝かしい才能と気性難は紙一重

 

取り敢えず皐月賞を目指す陣営は弥生賞を選択。

直線で致命的な不利があったもののなんとか押しのけて、メイショウテンゲンをクビ差凌いでゴール。

 

皐月賞はこちらも母がオークス馬なサートゥルナーリアが

一番人気、二番人気にキングルナーリアとなった。

 

レース序盤、先行集団に控えて囲まれるも最終直線で突き放し最後は馬なりで三馬身つけてゴール。

 

ちなみにここから全レース馬なりで最後は走るのだが、それはキングルナーリアがいつ脚を悪くするかわからなかったから。調教師がベルサフィールを管理していたのもあってあまり全力疾走は控えさせようとの配慮であった。

そして彼は鞭を使うと機嫌が悪くなる。

……それで勝てるんだからすげえよ。

 

ハーツクライ産駒としても皐月賞勝利は初であった。

 

一番人気を背負ったダービーではホープフルステークスのときのように機嫌が悪く、沼添騎手はいつ落とされるかヒヤヒヤしたという。(結局そんなことはなかったが)

 

レース終盤に早めに抜け出しここでも五馬身馬なりで突き放し一着。

松岩調教師「素晴らしく賢いので手の抜き方がわかってる」

……それ、誉めてる?

 

三冠目前、能力は十分、あとは本番で振り落とさないか……と本気で陣営は思っていた。

 

菊花賞当日。

キングルナーリアが珍しく機嫌がいい(ゲート入りがスムーズで鞍上の言うことを聞く)のを見て松岩調教師は勝ちを確信。

レースは滞りなく進み、最後の直線でするっと抜け出し激しく鞭を振るわれているワールドプレミアと馬なりで競って余裕で一馬身つけて勝利。

2000年の京都大賞典並みの馬の強さがよくわかるレースとなった。

 

 

これによりハーツクライ産駒初の三冠馬。

アーモンドアイ→キングルナーリア→コントレイル・デアリングタクト

と三冠馬が三年連続出ることとなる。

 

沼添謙一騎手としてもオルフェーヴル以来二回目、唯一二回三冠を達成した騎手になった。

 

 

次走はジャパンカップ。

やはりここでも一番人気に推されたキングルナーリアは激しいマークに合う。

前にも横にも馬、馬、馬……。だが僅かな隙間を抜けて横に飛び出し、抜群の末脚で(ここでも鞭なしで)一着に。さすがに半馬身ほどスワーヴリチャードに迫られた。

 

そして年末の有馬記念。

シンボリルドルフでさえジャパンカップと有馬記念、二つを勝つことができなかった。その偉業を達成しようと出走。

母ベルサフィールの再来と呼ばれた三冠牝馬アーモンドアイ、宝塚記念、コックスプレートを勝ったシンデレラリスグラシュー。

 

速いペースで流れたレース。中盤でフィエールマン、アーモンドアイが動きサートゥルナーリアも追走。最終直線で中団で脚を溜めていたリスグラシューと共にキングルナーリアが飛び出し、上がり33.1の鬼脚であっという間にリスグラシューを突き放しさらに三馬身突き放してゴール。

ちなみにリスグラシューも後続に五馬身つけていた。

しかもこの鬼脚も馬なりである。怖い。

鞭を使うと機嫌が悪くなり振り落とす危険があるためだ。決して舐めているわけではない。

 

これにより年度代表馬、最優秀三歳牡馬に選出。

レーティングはジャパンカップ時点で130に。(これには低いのではないかとなぜか欧州競馬ファンからの声が)

 

ちなみにキングキュアノスは132である。流石着差星人。

母は牝馬にして最高の135。最早アンタッチャブル。

 

翌年もさらなる躍進が待ち受けているとファンは思った。なにせハーツクライ産駒である。晩成型で急激な覚醒をするハーツクライ産駒でもあるため四歳時もさらなる期待がかけられていた……。

 

 

だが、調教中の事故により重度の骨折。

競争能力どころか一時命も危険視されるほど追い込まれ引退。

 

種牡馬としても骨折をゆっくり治して、2021年からスタートした。

 

■容姿について

 

「初めて見たとき、王子様みたいな馬だと思いました。それほど綺麗な顔をしていたんです。まあ中身は俺様な王様でしたが。」

 沼添騎手

 

 

思わずため息をつくほどの端正な黒鹿毛の馬体、二重のはっきりした瞳、スッと一筋大きく筆で書いたような流星、整った顔立ちとイケメンホースと雑誌やテレビでも紹介されたキングルナーリア。

 

いつも調教帰り他厩舎の牝馬がうっとりした顔で見てる、身体を擦り寄せるなどモテるエピソードに事欠かないのは父親譲りか。それとも母親か。

 

実は有馬記念、パドックでフケが出ていたというアーモンドアイ。ルナーリアが耳を少し絞って威嚇しても容赦なく身体を擦り寄せて甘えた強者。(強馬?)

鞍上の沼添騎手は「流石三冠牝馬……後輩の三冠馬に威嚇されてもものともしない……」と静かに感動していたという。

 

 

■種牡馬成績

 

産駒はまだデビュー前

 

 

2022年生

 

メーヴェの2022

 

カレンチャンの2022

 

 

 

2023年生

 

ラッキーライラックの2023

 

アパパネの2023

 

 

など

 

 

 




石言葉一覧

アイオライト……道を示す、人生の道標、貞操、誠実
サフィラ、サフィール(サファイア)……慈愛、誠実、忠実、真実、徳望、誠実で一途な愛
キュアノス(ラピスラズリ)……成功の保証、真実、健康、幸運
ルナーリア(ムーンストーン)……健康、幸運、恋の予感。ムーンストーンは恋人たちの宝石とも呼ばれる。

トルマリンは次回。

ベルの産駒の名前は全員サファイアと同じ青い宝石がモチーフ。


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