お待たせした割に短いです。申し訳ないありません・・・。
ホウキ・改に跨り地面を強く蹴る。森全体が見渡せるくらいの高さまで上昇し、まずは常闇くんと障子くんの元へ行く。
なんでかっちゃんじゃなくて2人の所かって?だって原作であのミノムシみたいな敵倒したのって黒影でしょ。なら黒影をかっちゃんの所に連れてかないとってわけ。ぴゅーんと黒影が暴れている所へ飛んでいき、上空から障子くんを探す。・・・あ、いた。静かに降下し障子くんに近づく。
「障子くん」
「み、緑谷どうしてここに!?」
「細かい事は後で話すから、乗って」
障子くんをホウキ・改に乗せる。常闇くんも近くにいるはず、周りが黒くて見えないけど。
「常闇くん!黒影に抗わないで!」
常闇くんの姿は見えなかったけど、多分声は聞こえてるはずだからホウキ・改を上昇させる。
「大声を出すな!黒影に気づかれるぞ!」
「大丈夫よ障子くん、わざと黒影を呼んでいるの」
かくかくしかじかと障子くんに説明する。
「な、なるほど爆豪と轟が交戦中なのか」
「えぇ」
『A組B組総員、イレイザーヘッドの名において個性使用を許可する!繰り返す、A組B組総員、イレイザーヘッドの名において個性使用を許可する!』
マンダレイのテレパスが来た。先生合流できたみたいだ。
『それと敵の狙いが判明!爆豪くんと緑谷さん!2人はなるべく戦闘は避けて!単独で動かないこと!!』
え、まじか。これかっちゃんが本命で私はオプションでしょ。絶対あいつが勝手に付け加えただけでしょ!!!
「緑谷お前・・・」
「障子くん巻き込んでしまってごめんなさい」
「いや大丈夫だ。俺もヒーロー科の端くれ、自分の身は自分で守れる」
障子くんと話していると氷塊が見えてきた。地面スレスレに降下し黒影を敵の所へ誘導する。待ってあの刃ってミノムシ敵の歯だったの・・・、きも。衛生的にそれはないよ・・・。
「歯で攻撃しないでくれる!?」
敵に声をかけるとこっちに攻撃を仕掛けてくる。それを避けると黒影がミノムシ敵を押しつぶした。もっとやれー!!
「デク!!」
「緑谷、障子!!」
かっちゃんとB組の人を背負った轟くんが目を見開いている。ホウキ・改を止めて地面に降りる。後ろで黒影が敵を蹂躙してるよ。あ、黒影が思い切りぶん投げた敵が木に衝突した。すごい音したんだけど。
「グアッ・・・!!!」
これ以上は常闇くんが持ち堪えられそうにないしこっちに被害が及ぶので止めますか。
「
空中にルーン文字を書くと眩い光が辺りを包む。
「ひゃっ」
かわいい声を上げながら黒影が小さくなって常闇くんの元に戻っていく。常闇くんが落ち着くのを待つ間に、宝物庫から縄を取り出しミノムシ敵をぐるぐる巻きにする。こいつ重っ。ぐるぐる巻きは無理だな。木に括り付けとこ。
「常闇、大丈夫か?」
「っ、あぁ・・・」
障子くんが常闇くんに今までのことを説明してるっぽいので、私はミノムシ敵に縄を何重にも巻きつけておく。・・・・・・よし、これでいいかな。お、あんな所にいい大きさの水たまり発見。
「むむむ・・・!」
水たまりに念を送ると、あら不思議!水たまりに相澤先生が映し出されましたー!ちょうど施設に戻ってきたみたいだな。探索のルーンのおかげで誰がどこにいるのかバッチリわかるのだ!!
「常闇くん落ち着いたかしら?」
「あぁ、緑谷助かった。あのままではどうなっていたことか」
「無事でよかったわ。三人とも説明は聞いた?」
轟くんと常闇くんが頷く。
「みんなには施設に向かってほしいの」
「おい待てデク、テメェヤるつもりか?」
「えぇ」
かっちゃんがほんのちょっとだけ不安げな目をする。近づき軽くハグをし離れる。
「大丈夫よ、ちゃんと戻ってくるわ」
「緑谷まさか・・・」
轟くんの予想通りだと頷く。みんなが何か言う前に転移陣で施設へ飛ばす。ミノムシ敵を括り付けている間にみんなに気づかれないよう天の鎖に転移陣を書いていてもらっていた。いやー助かる助かる。帰ってきてからが怖いけど、背に腹は変えられないからね!
じゃあ次は敵の所に行かなきゃ。そこら辺に落ちていた石を拾い、探索のルーンを記す。
「ほうほう、あっちね」
ホウキ・改に跨り敵の所へ向かう。
数分すると開けた場所に人がいるのが発見した。あっちも私に気づいたのか、トゥワイスが右手を振りながらそれを左手で押さえようとしている。傍から見たらヤバいやつだ。前世は割と好きなキャラだったトゥワイスだが今世はマジもんの敵。油断するとすぐヤられるので気を抜かない。降下しホウキ・改から降りる。
「おいおい荼毘、緑谷出久だぞ!俺ファンです握手してください!ウルセェ黙ってろ!」
騒がしい。
「姫様自ら来てくれるなんてなぁ?」
あ、ファザコン野郎だ。そのニチャアって笑い方やめろ。
「早く貴方達のアジトに案内して」
「え!良いの?あざーすっ!おい罠かもしれねぇだろ!そんな簡単に信用すんな!」
「トゥワイス黙ってろ」
「了解!」
まったく、シリアスが台無しだね。
「緑谷出久、残念だが俺らの目的はお前じゃあねぇんだ」
「えぇ、わかっているわ。オール・フォー・ワンは爆豪勝己を狙っている。私も狙われているのは死々倉が個人的に欲しているから、でしょう?」
「そこまでわかってんなら爆豪勝己も連れて来てほしかったよ」
貴方の場合は轟くんもでしょうけど。誰があんなハゲチャビンの所にかっちゃんをやるもんですかっ!!!!かっちゃんを捕まえてあんなことやこんなことするつもりでしょ!?エロ同人みたいに!!エロ同人みたいに!!!かっちゃんの童貞を貰うのはわたしなんだから!!!!!
『ッ・・・!!』
敵二人が攻撃の構えを取る。
おっといけないいけない、治崎さん仕込みの殺気が出てしまっていた。
「今すぐ案内するなら殺しはしないけど、どうする?」
にっこりスマイル+殺気で相手の返答を待つ。
「合図から5分経ちました。行きますよ荼毘」
荼毘の後ろから黒いモヤが現れる。なんだ、黒霧に合図してたんじゃん。
「あーー!!!出久ちゃんですぅ!!!!!」
暗闇からゴツい装備のトガヒミコが興奮した様子で走ってくる。そしてその後ろから仮面をつけたマジシャン風の男、Mrコンプレスも来る。
「トガちゃんおかえりー!」
「なぜ出久ちゃんがいるんです!?トガに会いに来てくれたんですか!?」
「うそ、無視?おれ泣いちゃうぅ!!むしろご褒美です!」
騒がしい。とても騒がしい。二人を無視し黒霧のワープの中に入る。事前の荼毘から聞いていたのかワープに近づいても黒霧は何も言わない。さてさて、お邪魔しますよー。
ーーーーーーーーーー
「緑谷っ!!」
轟が手を伸ばして出久を止めようとしたが、そこはもう施設の中だった。
「爆豪!?」
「よかった、無事だったんだ!」
「轟達も大丈夫か!?」
補習組や肝試しから戻ってきた生徒達が4人を囲む。
「おい爆豪、緑谷は何処だ」
生徒を掻き分け、相澤が勝己に問いかける。すると勝己は短パンのポケットから小さく折り畳まれた紙を取り出し相澤に手渡す。
「デクは敵んとこに行きやがった」
紙を開くと「先生ごめんなさい」とだけ書かれていた。
「あの馬鹿がッ!」
相澤は怒りで紙を握りつぶす。
「い、出久さん、つかまったの・・・?」
部屋の隅で勝己の言葉を聞いていた洸太が転弧の服の裾を握る。その手は震えていた。
「だいじょぶだいじょぶ、アイツは自分で乗り込んだよ。戻ってくるって言っただろ?」
「でも・・・」
「出久は俺との約束は破ったことねぇんだ。気長に待とうぜ」
転弧はいつもの調子で洸太の頭を撫でる。そして生徒達の方を向く。
「アイツらを止めんのが俺の仕事だな」
ハァとため息を吐いた。
トゥワイスはうるさくすればいいかなって思いましたね。
敵連合の話し方わからんすぎる。