魔術師緑谷出久   作:ヤヤヤンヤ

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お久しぶりです。免許取ろうと思って車校に通い詰めてました。卒検までやっと行けたので(本免はまだです・・・)ぼちぼち更新していきます。今回も短めです。毎度毎度すみません・・・。


かっちゃん・・・

 

「おぉ・・・」

 

寮に到着したぞー。思ったより大きい。流石国立なだけはある。

 

「いつまで呆けてるつもりだ緑谷。あとそいつはどこから拾って来た」

 

相澤先生が呆れた顔でキャスパリーグさんを見る。

 

「フォウ」

「この子はキャスパリーグさんです。みどり園の前に捨てられていたんです」

 

流石に別世界から現れたとは言えないし、そういう設定でいくことにした。

 

「・・・学校には連れて来るなよ」

「はい、もちろんです」

「フォウ」

 

先生に続いて寮に入る。ひろーい。誰もいないからみんなは学校だな。

 

「右が男子、左が女子に別れてる。1階は共同スペースで食事、風呂、洗濯はここで行う。風呂は男女別。部屋は2階から、1フロア男女各4部屋の5階建てだ。お前の部屋は4階、荷物は部屋にある。説明は以上だ」

 

荷解きは兄さんがやってくれてるよね。あ、キャスパリーグさんのご飯買わなきゃ。2,3日どこからか拾ってきた木のみばっかり食べていたからお腹空いてるはず。

 

「質問が無いならコスチュームに着替えて、体育館γに行け」

「訓練ですか?」

「あぁ。個性を伸ばして必殺技を編み出す圧縮訓練だ」

 

コスチュームに着替え体育館γに向かう。退院早々に訓練させるとか先生鬼畜〜。体育館に入ると色々な高さのセメントの塊が体育館中に造られていた。

 

「緑谷さん」

 

ミッドナイトに呼ばれた。久しぶりに見ると刺激強いなこの先生。

 

「お久しぶりですミッドナイト」

「体調は万全かしら?」

「はい」

「よろしい。ならエクトプラズムに声をかけて始めなさい」

「わかりました」

 

満を持して、緑谷出久復活・・・!!的なことはしなくていいんですね。ちょっと楽しみにしてたんだけどなー。駄々をこねてもしかたないのでエクトプラズムに声をかける。

 

それから15分くらいまっっったく気づかれない。隅の方でずっと体術訓練ばかりしてるってのもあるかもしれないけどさ、仮にも我主人公ぞ?ジャンプ看板作品のひとつ、ヒロアカの主人公ぞ?私が中に入ってるから緑谷出久の主人公力が薄れているとでも言うんか?流石にかっちゃんと兄さんは気づいてる、はず・・・。気づいててくれ・・・!

 

「デク集中しろ」

「すみません!」

 

気を取り直してエクトプラズムと訓練を続ける。魔術を練習しようと思ったけど、身体の中にある魔術回路が増えないと魔力量は変わらないらしい(本に書いてあった)。それなら体術の方が身につきやすいからって体術訓練を選んだけど、エクトプラズムってば動きにくそうなマント来てるのにめっちゃ俊敏。プロヒーローで雄英教師なだけあるわ。っていかんいかん、また集中しろって怒られる。

 

ーーーーーーーーーー

 

「はい注目!!今日の授業はここまで、みんなお疲れ様!」

 

ミッドナイトの声が聞こえてきたためエクトプラズムを殴ろうとしていた構えを解く。

 

「明日からも励むように」

「ありがとうございました」

 

エクトプラズムに一礼し一息つく。やっぱり1週間も動いてないと身体鈍ってるな。入中さんに知られたら、組員の人達と戦わされるだろうなぁ・・・。・・・・・・寮暮らしになってよかった。まじでよかった。平気で1対200とかさせられるからね。あの人まじで鬼畜。

 

「出久」

 

後ろを振り向くと兄さんがいつもと変わらない気だるげな表情をしていた。

 

「兄さん。久しぶり」

「久しぶり。俺めっっっっっちゃ頑張ったんだけど?」

 

多分私を助けようとした人達を止めたことを言ってる。原作でもかっちゃん救出隊が発足されてたんだから、今回もあるかもって思ってたけどやっぱり発足しようとしてたか。危ない危ない。

 

「何が欲しいの?」

「ス○バのフラペチーノ」

「わかったわ、それと私作のロールケーキも付けるわね」

「やりぃ!」

 

兄さんのことだからホイップましまし+チョコソース+チョコチップのカスタムする気だ。見てるこっちが胃もたれしそうなやつ。

 

「あとで話聞かせろよ」

「えぇ。来ようとしてたのは?」

「轟と切島」

 

この世界でも君たち二人なのか!兄さんまじ感謝。ロールケーキめっちゃ太くしよ。

 

「み、みみ、緑谷ぁ!!?」

『!!?』

 

とてもいいリアクションありがとう上鳴くん。みんなもいい驚きっぷりだね!

 

「みんな久しぶり、元気だった?」

 

「デグぢゃ”あ“あ”あ“あ”ん“!!!!!!」

 

麗日さんが号泣しながらこっちに走ってくる。泣きすぎてデクじゃなくてデグになってるよ。

 

ドンッ!!!

 

「う”っ」

 

しょ、しょうげきが・・・。

 

「イイの入ったー」

 

「デグぢゃ“ん”げがじでな”い“ぃ”ぃ“!?」

 

「う、麗日さん、大丈夫、大丈夫だから、力緩めて・・・!」

 

泣きながらぎゅうぎゅうと力強く抱きしめられる。このままだと中身がでちゃう・・・。

 

「う、麗日君落ち着くんだ!緑谷君の顔が真っ青になっているぞ!!」

 

飯田くんの懸命な説得のおかげで、なんとか力を緩めてくれた。危なかった。三途の川からオール・フォー・ワンが手招きしてたよ。

 

「ふぅ・・・・・・、麗日さん、心配かけてごめんなさい。私は5体満足、全くの無傷よ。麗日さんは?」

「ぐすっ・・・、・・・うん、わたしも、だいじょうぶだよ」

「ならよかった」

 

防御魔術かけてた甲斐があったよ。その後もみんなに心配したぞ!とか無事でよかった〜!とか色々声をかけられたんだけど・・・・・・、

 

「かっちゃん・・・」

 

一向にかっちゃんが話しかけてくれない!!!!雰囲気的に怒ってはないと思うんだけどなんか近寄りづらいというか、話しかけづらいというか・・・。切島くんや上鳴くん、瀬呂くん達とは普通に話してるのに私には話しかけてくれない。

 

「むぅ・・・」

「デクちゃんどしたん?」

 

帰寮し1階の共用スペースでキャスパリーグさんを撫でながらモヤモヤと悩んでいた。ちなみにキャスパリーグさんのことは帰寮後すぐにみんなに紹介し、対面後わずか数秒で女子から絶大なる人気を得た。さすがキャスパリーグさん・・・。恐るべしもふもふ・・・。

 

「気にすんな麗日、出久は勝己がかまってくれなくて拗ねてるだけだ」

 

た、たしかにそうだけど、兄さんってばはっきり言わなくていいじゃん!

 

「そうなん?」

「・・・・・・すねてます」

「ふふ、可愛らしいですね」

 

八百万さんに笑われてしまった。ん〜〜、どうすればいいんだろう。やっぱり一人でオールフォーワンと戦うのは危険だと思われてるのかな。でもかっちゃんは私の実力はわかってるし、普段は敵は素早く倒すべしみたいな感じだしな〜。一人でモヤモヤしてても仕方ない、夜かっちゃんの部屋に行ってごめんなさいって謝ろう。

 




A組のみんなにはキャスパリーグはリスとして紹介していますね。オリ主自体、キャスパリーグのことをマーリンの使い魔としか思っていないので扱いが愛玩動物を扱う時のような感じになってます。まさか災厄の獣とかいう魔獣なんて思いませんよね。
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