趣味に没頭していたらいつの間にか囲まれてたって話 作:AZAZEL
毎日投稿が途切れたので初投稿です
何してんお前……
お兄さん許して許し亭
まあ取り敢えず、ほんへどうぞ
「どうした、こんなもんか?」
「まだまだぁ…!!」
岩石を纏った大剣と、お嬢の持つ刀がぶつかり合い火花を散らす
未だにパワーではワイが勝ってはいるが、スピードはお嬢の方が若干早い
大剣で刀を弾き、体勢を崩したと思えば翻りながらもう片方の刀で斬り上げをしながら距離をとる…そしてまた打ち合いが始まる
ポテンシャルもフィジカルもとんでもねぇわお嬢……
「『岩石弾』」
「ぬん!」
「わお、流石」
ただの岩じゃ手数の内にも入りゃしないか……4つある岩を取り敢えず全部飛ばしては見たが、全部砕かれた
重力で飛び上がり、回転しながらお嬢へ向けて突っ込むが横に飛ばれて避けられた…のでまた回転しながら突っ込む(ヤケクソ)
「ぬおお!?もっかいやってくるとは思わなかった余!?」
「見立てが甘かったな、まだあるぞ…『重力衝波』」
大剣を交差させ、地面へ突っ込みながら外ヘ斬り払う…それと同時に重力波を飛ばす
お嬢は大きく飛び、波を避けながらワイの頭上より刀を振り下ろす……それを受止め鍔迫り合いへ入る
「人間様…なんかやっぱり色々おかしいぞ?」
「何だ急に、と言うか人に向かっておかしいとか言うな」
「だって余の見た事ある技はなんかこう……ばぁーんと紫の波動?みたいなのが出て、その後にその剣で叩きつける動きしか無かった余?」
「なんだ知ってたのか……いい事を教えてやる、俺の使ってる技は『星砕きの闘技』と呼ばれるものだ…その辺のプレイヤーと一緒にされちゃ困る」
「んー…なんだかよく分からないけど、人間様は相当強いってことだな!」
かわ余、守りたいその笑顔
超キラッキラしてるんだもんこの子の笑顔が……はーマジかわ余(脳死)
……ああ、ちょっと時間をかけすぎたみたいだな…邪魔が入りそうだ
鍔迫り合いをしていたお嬢を一旦弾き飛ばし、大剣をポイッと空へ投げると岩と同じくワイの周囲へ浮かぶ
『獅子の大弓』を取り出し、弦を引く……そして『将軍の重力矢』を撃ち放った…矢はお嬢の横を通り過ぎ、後ろで銃を構えていたモブAを貫いた
「ぬあっ!?そんな事もできたのか!」
「ああ…どうやら音に引き寄せられた雑魚共が集まってきちまった様だ」
「んぅ〜、そうみたいだな…もうちょっと楽しみたかった余」
「何、コイツらを片付けてしまえば良いだけの話だろう?ならおあつらえ向きの武器があるよ」
わらわらと出てき始めたな……結構数いるなぁ、こんな時に役立つのは〜
両掌をパン、と合わせる……するとワイの手が黄金に光り出す
合わせていた掌を開くと、左の掌から黄金の柄が出現した…それを右手で引き抜く
たらたたったたー……『神の遺剣』〜
さあ、最高の『理不尽』を味わわせてやろうではないか
「すんごい光っておるなその剣、なんなんだ?」
「とあるダンジョンで手に入る、それはもうとんでもなくレアな遺物だ」
「おお!確かに強そうだな!……でもあれだけの数を相手取るのは厳しくないか?」
「今より行うは戦いにあらず…一方的な蹂躙だよ」
「お、おう…そうなのか……」
取り敢えず、まずは一発
身体を捻り、剣を持ち手と反対側へ振りかぶる…すると剣が眩いまでの黄金に輝き出す
そのまま右へ斬り払うと、黄金が波となって扇状且つ広範囲へと広がっていく
触れた者は最後、青い粒子となって消える
「な、なんだこれ!?」
「逃げろ!触れれば終わりだぞ!」
「そう易々と逃がすかよ、『黄金斬波』」
さっきと同じように剣を振るうと、今度は黄金が半月状の刃となって飛んでいく
しかも結構速いし大きい、背を向けたマヌケ共を一掃する
更にぃ^〜?ワイの背中からエルデの獣に生えてる羽が出てきて、そこから大量の黄金ビームが発射される『黄金の流星群』
それぞれが全て自動追尾式、周囲を囲んでいた輩達へと一気に降り注ぐ
「うわあああ!?」
「こ、これじゃ逃げる暇なんて…!うわぁ!?」
「クソっ!誰だ漁夫の利なんて言った奴!全然弱ってねぇじゃねぇか!!」
「あほくさ、おまいら程度に狩られる訳が無いだろ」
「隙ありだぜ!」
後ろから飛びかかってくるマヌケ
左手に黄金のオーラが球体に形作られ、それをソイツめがけて押し付ける
するとあら不思議、黄金律式磔の刑の完成……マヌケはルーンの弧に拘束され、周囲からさっき飛ばしたビームが大量に撃たれる
指を鳴らすと爆発を起こし、マヌケは青い粒子となっていった
「さて、仕上げといこう」
「おお!もしかして大技か!?」
「まあそんな感じ」
宙に浮かび、全体が見渡せるところまで上昇する
ん〜…大体纏まりが二つ、くらいか…なら効果範囲内だな
指を鳴らすと、雑魚共の立っている地面が光り出す…周囲を囲む黄金の輪が出現し、それが中心へ向かって回転しながら収縮を始めた
「何だこれ…なんかヤバいぞ!」
「おいどけ!俺が先に出るんだ!」
「バカ押すな!ってうおぁ!?え、円から外に出れねぇぞ!」
攻略法を知らないとマジで理不尽だよなこの技、輪に当たると真ん中に引き寄せられるとか初見殺しもいい所だろ
黄金の輪が収縮し終えると同時に、黄金の柱を吹き上げながら大爆発を起こす
「ふむ、これで全員片付いたな」
「……あー、なんか人間様…めっちゃつよない?」
「そうか?」
「なんか余、勝てる気しなくなってきたんだが…」
「何事もやってみなくちゃ分からない、最初から無理と決めつけて挑戦しないのは弱者の
「な、何を言う!余は強いんだぞ!」
「そうだろう、ならば持てる渾身の力と勇気を持って挑め……さあ来い、続きを始めよう」
「人間様いいこと言うな!余もなんだか自信が出てきた余!」
神の遺剣を黄金の粒子にして消し、浮かせていた星砕きの大剣を再度手に取る
地面を強く踏み鳴らし、4つ岩を浮かす
再びお嬢との打ち合いが始まる、さっきより確実にワイの動きを理解し始めているな…徐々に岩石を纏った大剣の受け流し方を覚え始めてきてる
流石はお嬢……ポテンシャルが半端ない
「そろそろ俺の動きにも慣れてきたか?」
「ちょっとづつだけど分かってきたぞ人間様!そのおっもい大剣の扱いも!」
「末恐ろしいな本当」
バギィン…という音と共にお互いが弾き飛ばされる、ワイもお嬢も得物を地面に突き刺し後ろへ飛ぶ力を殺す
お嬢が飛び上がり、また頭上から刀を振り下ろす形を作る
「これでおしまいだ人間様ー!!」
「飛んだのは間違いだったな…『星呼び』」
「うぇ!?」
広範囲に渡って重力がワイを中心に強烈に引き寄せられる
踏ん張りの利かない空中でモロに受けたお嬢はこちらに引きつけられ、ワイの足元へ転がってくる
大剣を二本とも振り上げ、重力を纏わせる
「最後まで足掻け、君の底力を見せてみろ」
「うぐッ…やってやる余!!」
思いっ切り振り下ろす
お嬢も二本の刀でそれを受止める
「うぬぅぅぅぅぅ!!!!」
「ははっ、こりゃ凄いな……」
耐える耐える、流石はお嬢
だが限界はいずれ来るもの……先に限界を迎えたのはお嬢の得物、バキンと折れそのままお嬢は大剣に叩き潰される
紫の重力波がドーム状に爆発を起こし、お嬢は吹っ飛ばされた
「挑戦には必ず『失敗』が付き物だ、だがそれは積み重なり…やがて『成功』への蓄積となる……折れるなよ鬼の少女、勇気と挑戦はいつだって黄金に輝き…偉大なものだ」
「……へへっ、ありがとな…人間様」
青い粒子となって消えていくお嬢
はぁ、クッッッッソ疲れた
マジ疲れたよぉ……お嬢ハンパないって、チートやチート
ワイのカンスト筋力と岩石纏い状態の『星砕きの大剣』をあんなに早く解析するとは
最後はヒヤヒヤだったゾ
「凄いです凄いです!あのあやめに勝っちゃうなんて!」
「うおあっ…ああ、ありがとうフブキ」
フブキングがどこからともなく現れ、ワイに抱きついてきた
あぁ^〜癒されるぅ〜^
疲れが吹っ飛びますねぇクォレハ
「あっ……ご、ごめんなさい…白上ちょっと興奮しちゃって…」
「ああいや、大丈夫だよ」
そして顔真っ赤きーつね……ん"ん"か"わ"い"い"(尊死)
「だがまだバトルロイヤルが終わった訳じゃない、気は緩めるなよ」
「は、はい!このまま優勝目指して行きましょー!」
まあ正味、お嬢を倒してしまえば後はもう木っ端も同然だし……大丈夫だべ(フラグ)
ヤダもう…絶対なんかのフラグ立ったじゃん今……(自業自得)
もう大分人数も減ってきている事だし、セントラルシティに行っても問題ないべという事で戻ってきました
「あー、こうさんとフブキ先輩じゃないですか」
「あっ…し、志賀さんとフブキ先輩」
「……獅白と雪花か」
「やっぱり二人は一緒なんですね……ところで、白上達とは今敵同士の筈ですが…?」
フブキングが周囲に狐火を展開する
ししろんは恐らく銃使い、ラミちゃんは氷魔法だろうな……まあお嬢の後だともう怖いものなんてない気がしてくるけれども
ししらみはいいゾ^〜(ステマ)
「まあまあ、そんな警戒しないで下さいよ……正直こうさんとやり合っても勝てる気がしないんで」
「……まあいい、俺も今は疲れてるんだ…ゆっくり栄養バーでも食べようと思ってたところだ」
「あやめ先輩との戦闘、凄かったですよ…あそこまで強いなんて思っても無かったです」
「そりゃどうも……それで、何か目的があって俺達に接触したんじゃないのか」
「あー…あはは、バレました?」
ししろん分かりやすいな
耳が少し落ち気味、尻尾も心做しか萎れてる……若干の後ろめたさがあるからこそ、身体に出ているんだろうな
てかこの栄養バー美味っ、チョコ味にしてみたけど結構いけるなこれ…スタミナ回復のドリンクもスポドリ風味で美味しいし、救援物資わりと美味いぞコレ……って飲んどる場合か
「実はちょっとお願い事がありまして……」
「自分らに手を出すなって事だろ、別に何もしてこなきゃ何もしない」
「……なんというか、流石ですねこうさん」
このバトロイ、正確には最後の一人にならなくとも一位になれる
時間制限が設けられており、制限を超過すると強制的にバトロイは終了となる
この場合、勝敗を分けるのは『撃破数』となってくる
ワイらのチームはさっきわらわら出てきた雑魚共を一掃したお陰で撃破数をたんまり稼げた
それにお嬢とノエフレと言う強力なライバルも撃破している今、ほぼほぼ優勝確定である
ならば激カワらいおんからの頼み事を聞くのもこっちにとってはなんのデメリットもない
メリットを上げるとするならばししろんの頼み事を聞いたと言う擬似スパチャを投げられてワイが満足する
「フブキもそれでいいか?」
「……まあ白上もそれでいいですよ」
「じゃあこれ、お願い事のお礼です」
そういって出してきたのは『激うまシャーベット』という超レア物資……マジィ?これ滅多に出ないやつじゃないのか
しかも体力もスタミナも一気に回復出来る上に味も最高ときたもんだからな
ちなフブキングとの事前打ち合わせの時に聞いた話だ
「おいおい、流石にこれは大き過ぎるんじゃないか」
「そんな事ないですよ、それにラミちゃんもそれでいいって言ってましたし…何より他の事でもお世話になってますから」
「……別にそっちのは返さなくてもいいんだがな」
ワイにスパチャをさせろ(本音)
「あ、あの…ありがとうございます、志賀さん…」
「……別に気にする事はないよ、あれは俺がやりたくてやってる事だから」
ラミちゃんかわええのお(脳死)
さて、ししらみから『激うまシャーベット』を賄賂として貰いまして…今はフブキングと舌鼓を打っているところ
ちなソーダ味
「本当に美味しいですねこれ!」
「ああ…ビックリするくらい美味い」
「……ところでこう君、ししろんとラミちゃんとは面識があったんですか?何やら普段から関わっているような口振りでしたが」
「まあそうだな、それなりに付き合いはある」
実際のところはいつ知り合ったかわかんないけどね
「ふぅん…?こう君は意外と顔が広いんですね」
「……そうなのかもな、自分自身じゃ分からないが」
いつの間にか広がっていた交流……どないすんねんこれ…
自分でも分かってないからマジで収拾つかないんですが
「そろそろ終了の時間だな……ありがとうなフブキ、誘ってくれて」
「いえいえ、楽しめましたか?」
「ああ、存分に楽しめたぞ」
「なら良かったです、白上も今回は楽しめました!まさかこう君がここまで強いなんて夢にも思いませんでしたが」
「……普段の俺はそんなに大人しそうに見えるか?」
「いえ、何と言うか……ミステリアス?な雰囲気がありましたから、正直なところよく分かんなかったですね」
単に狭間の地攻略に勤しみ過ぎて周りとのコミュニケーションを無意識で済ませていただけですけどね
マジ何してんだコイツ……ドン引きだわ……
おまいう
制限時間終了と共にブザーが鳴り響き、全員が強制的退場させられる
……そして最初と同じBattle Arenaへと戻ってきた
後は戦績の発表で終わりだ、あの分ならブッチギリで優勝間違いなしだな
1%でも可能性があるなら絶対に諦めない心……つまりフロムプレイヤーはみな黄金の精神を持っていた……?
アンケートを取ろうか迷ってる今日この頃、ちょっと考えてからまた決めますわ
これにてバトロイは終了です
次からはまた日常編ですね、オタクが舞い戻ってきます
ではでは、またお会いしましょう