趣味に没頭していたらいつの間にか囲まれてたって話 作:AZAZEL
別の小説どうしたかって?聞いてくれるな
俺氏、大学通ったことないからイマイチシステムを理解してないんだよね……その辺も勝手な想像でやってるんでよろしくお願いします
ではほんへどうぞ
どこ……ここ…
ワイはどうやらどっかの世界に転生してしまった様で……転生してから大分経ったのだが未だに何のアニメかが分からないこの始末
ただ一つ、混じり物があった…いやお前やろとか言わないで、間違ってないけどそう言う事じゃないのよ
ダンジョンなるものがこの世界には幾つも存在しているのだが、ココ最近見つかったダンジョンの名前が『狭間の地』というものだったんだよ……そう、エルデンリングですねはい
こっちの世界じゃダンジョンで獲得した能力なんかも日常で使えるから結構いいものが揃っている
日常でも割と超能力って言うか異能って言うのか?まあなんか能力バトルものみたいな事がよく起きてるからな
ただこの狭間の地、原作同様に周回機能がついている……そう、難易度が激ムズなのだ
7周目のボスなんてマジで有り得ん、全てのステータスが6、7倍近く跳ね上がってるからマジ無理ゲー
ああ、因みにだがダンジョン内で死んでも外に戻されるだけの安心設計だからご安心を
まあそんな鬼畜難易度を誇っているせいであんまり人気がない『狭間の地』なんだが……こちとら生粋の筋金入りフロムプレイヤーやぞ、舐めんな
このフロムプレイヤーであるワイの忍耐力と精神力を甘く見て貰っては困る、何度あの害獣を討ち滅ぼしたと思ってやがる
そうしてワイは幾度となく狭間の地ボスに挑み続けた……幸いだったのはラダゴンと害獣が連戦じゃなかったことだな、それを見てもステータスの振れ幅にはブチギレ案件だが
「…へぇ、ようやくラダーンの攻略動画が上がったのか…確かにあのラダーン、鬼畜要素が詰まりまくってるからなぁ」
カフェのテラス席に座りながら動画を見る……狭間の地に潜ってボス攻略動画を出してる人だ
多分、この人が一番精力的に狭間の地攻略を行ってる第一人者と言っていいだろう……ワイ?人様に見せられるようなもんじゃないよ、正直筋力とPSのパワープレイだったから
ボスの動きを知っているというアドバンテージが如何に大きいか、身をもって知ったね
因みにだがワイは全ボスの最大周回の攻略は終えてる、あとはのんびりと狭間の地観光でもしようと考えていた
と、向こうの方で爆発が起こる……またスか、テロリスト共め見境なく爆破しやがって…この世界に来てからこういう事が稀によくある
「全く…ゆっくり珈琲も飲めねぇじゃねえかよ…」
「お、お客様!早く避難した方が…!」
「ああ、分かってるよ…ほらお代」
「えっ、あのっ…!そちらは爆発が…!」
爆発した建物の方へ歩いていく……取り敢えずワイのブレイクタイムを邪魔したツケは払わせなくては気が済まない
既に機動隊と警備隊が到着しており、銃撃戦が勃発している……因みに機動隊は陸自みたいな感じで、警備隊は何故か騎士風の格好をして魔法を使ったりする…お前ら物理じゃねえのかよ
「なっ…!?なんで一般人が!そこの君!危ないから避難しなさい!!」
「喧しいぞ、俺はあのバカ共に一発食らわせないと気が済まないんだよ」
『カーリアの王笏』を虚空から取り出し、飛んでくる銃弾を『回れ回れ』で弾く
回転をそのままに、テロリスト共へ王笏を飛ばし…数人をまとめて一掃する
「そ、それは狭間の地の『闘技』!?こんな若い子が入手していたなんて……」
闘技についてはまた話すとして……何かリーダーらしき奴が出てきた…右手にガトリング、左手のそれはレーザー砲かなんかか?随分近未来的なものじゃないの
「まさかあのダンジョンに潜ってる廃人が出てくるとはな…だが我々の目的の為、如何なる相手にも容赦せんぞ」
「廃人だと?聞き捨てならんな弱者共」
「弱者ァ…?まるで自分が強者の様な口振りだなガキ…」
「実際そうだろ…貴様らは結局、難易度が高すぎるだのシステムがなってないだの自分の弱さを盾にしてあの地より逃げだした弱者だ……そんな奴らが俺らの様な『先駆者』を廃人だのマゾヒストだのとよく吐かす、負け犬程よく吠えるとはこの事だな」
「テ、テメェ…口の利き方には気を付けろよガキィ…テメェがいくらあのダンジョンに潜っていようが、俺らとは戦いの経験が違ぇんだよ……俺らがどれだけ戦ってきたか分かるか?のうのうと暮らしてるようなガキによォ」
「知るか、言っておくが俺は俺で貴様らとは次元が違う程の…それは気が遠くなる程の闘いを繰り返してきた、あの地でな」
「ハッ!俺にはマゾ共の考える事なんざ理解出来ねぇなぁ!あんなクソみたいな所になんの魅力が有るってんだ?あぁん?」
「『試練』とは……『強敵』である程良いのだよ、そして『試練』は乗り越えなくてはならないのだ…貴様らはそもそも見間違っている、あの地で本当に倒すべきものはエネミーでもボスでもない……『自分自身』だ」
「説教垂れてる暇があるなら、俺を倒せるだけの力を見せてみろやガキィ!!!」
ガトリングをブッ放すテロリスト
その場に黄金の爆風を残しながら、ワイは空中へと瞬間移動する…上空で『マリカの槌』を取り出し、振りかぶる
「空に飛んだのは間違いだったな!消し炭になりなァ!!」
左手のレーザー砲に光が収束し…俺へ向けて撃ち放たれた
「浅はかだな…その程度で止められるとでも?本物の『英雄的殴打』と言うものを見せてやろう」
マリカの槌とレーザーがぶつかり合う…槌はレーザーを縦に割りながら地面へ急降下して行く
「な、なにぃィィ!?」
「『黄金砕き』」
テロリストをブン殴りながら槌を地面へと叩き付ける、周囲が黄金に光だしたかと思えば……それら全てが弾け飛んだ
黄金に乗っていたテロリストの残兵の一部も空へ打ち上げられ、無様に地面へと激突していた
しかしテロリストのボスってやつは案外しぶといな、直撃を食らってた筈だがまだ立てるか
「テ、テメェ…相当な廃人だなオイ……こりゃ普通の戦技じゃねえだろ」
「ああ、これは『黄金律の闘技』から出る黄金砕きだ…通常版に比べりゃ範囲やら威力が大幅に強化されてるからな」
「へっ……マジかよ、あのボスを7回も倒したってのかテメェ……とんだマゾヒストだな」
「……さて、そろそろ意識改革と行こうか…これからは俺らの様な『先駆者』を畏怖と敬意と…少しの愛着をもって『玄人』と呼べ、世の中のボケども」
言い終えると同時に、再度マリカの槌をテロリストへ叩き付け…黄金が弾けた
テロリストはまた宙へ放り出され、地面へと叩き付けられた……さて、改めてコーヒーブレイクでもしにどっかカフェへ行こうかな
「あ!ちょっと待ったそこの君!」
「ん?……え"ッ?」
そこに居たのは褐色の肌にブロンドの髪…そして際立つ長い耳
……いや、あんた不知火フレアやろ
て事は何だ、この世界ってまさか……ホロラバ?
全く知識がないんだけどどうすればええかなクォレハ……
「なんか君、一人でテロリスト制圧したんだって?一般人が無茶したらダメだよも〜…とにかく今ノエ…警備隊の団長が来てるから、ちょっとお話聞いてもいいかな?」
「あ〜…いや、俺これから用事あるんで…」
「まあまあそう言わず、スグ終わるからね?」
肩を掴まれ、ガッチリ抑えられる…面倒臭い、事情聴取は取り敢えず面倒臭いぞぉ……
今現時点で狭間の地攻略はゴドリック、レナラ、ラダーンでストップしている
それどころかマレニアやモーグ、プラキドサクスの様な裏ボス達は情報すら出回ってない……何故知っているのかとか色々聞かれると面倒な事が多過ぎる
ここは……逃げるが勝ちだな
自らの体を赤い雷雲と化し、瞬時に近くのビルの屋上へと移動する
「……あれ!?どこ行った!?」
悪いがワイはコーヒーブレイクをしに行くぜ
後から聞いた話だが、このテロ制圧はどうやらTV放送をしていたらしい……この日を境に、ワイは各方面から『真の玄人』と呼ばれる様になるのはまた別の話
いやしかし今思い返してもホロラバの要素なんて微塵も無かったぞ、中高と共学だったがホロメンなんて見てないし
ただ高校は出席日数ギリギリラインを攻めながら狭間の地に潜ってたし、大学も最低単位をギリギリ回しながら狭間の地に潜ってたからなぁ……全ボス制覇したの本当に最近だったから周りなんて全然見てなかったな
まあ?テストは普通に高得点出てたけど、扱いづらいちょっとした問題児として見られてたな
「……明日からはちゃんと大学行って、周りみてみよう…多分、と言うか絶対居るよなこれ」
てな訳で翌日、今日からはしっかり大学通わんとな……でもワイ将来どうするんだろう
何かもう、狭間の地で暮らしても良い気がしてきた
「おっはよ〜」
「ああ、おはよう」
ビタッ、とその挨拶をしてきた人物が固まった……あら?この青髪……もしや
「……どうした、なんか付いてるか?俺の顔」
「えっ?あ、いや!ちゃんと挨拶返してくれるなんて珍しいな〜って……なんかいい事あった?」
「いや特には……あ、まあ…ちょっとした目標が達成出来たって感じかな」
「へぇ〜そうなんだ…何かわかんないけど良かったね?」
「まあ…ありがとう
「あっ…うん」
やっべ、何かこれすいちゃんと面識ある感じだぞ……何時だ、いつから面識があったんだ……
今まで無意識に行動しすぎだろマジで、確かにいつも誰かしらに声を掛けられてた気はするが…殆ど無意識で返してたし、何だったら聞こえてない時もあったな
「あ、あの…いつもみたいにすいちゃんって、呼んでくれないの?」
「え"ッ……い、いつも?」
「うん、昔からそう呼んでたよ…ホントに今日どうしちゃったの?なんかいつもと違うって言うか、何か変だよ」
多分今までが変だったんだよね、これがワイの正常だよすいちゃん
てかこの口振りだと結構前から知り合いだった臭いぞ……昔っていつだよ昔って
「あー…いやっ、ちょっとボーッとしてただけだよ…気にせんといてすいちゃん」
「そう?体調悪かったら言ってよね」
うーん……確かに思い返してみれば、昔馴染みの友人が居た気がするな…中学時代から狭間の地攻略の為にひたすらノートへボスの行動パターンや、注意行動…実際に戦った後の反省点をまとめてたからな
そんな事をしているワイにも話しかけてくれたり、遊びに誘ってくれた友人が居た…確かその子がアイドルのオーディションに受かったよって言ってた時はびっくりしたなぁ……
あれ?確か青い髪の子だった気がす………いや、どう考えてもすいちゃんだろそれ、何で気が付かないかなこの
「……なぁ、アイドルの方は順調なのか?」
「ええ?珍しいねそんな事聞いてくるの、本当にどうしたの?」
「昔にオーディション受かったって聞いてからそんな話してないな…ってふと思ったから、ちょっと」
「ふぅん…うん、順調だよ…ファンも増えてきてるし」
「そりゃ良かった」
「……すいちゃんのライブ、興味あったりするの?」
「まぁ…そうだな、今までずっと別の事に打ち込みっぱなしで…昔馴染みを放っぽってたから」
「ッ…!!へ、へぇ…そーなんだ、ふぅん…そっか……こ、今度ライブあるんだけど…来る?」
「ああ、日程が合えば行きたいな」
何か心なしかすいちゃんも嬉しそうだし良かったわ…今日からはちゃんと昔馴染みの相手もしなくてはな、今までマジで適当だったし無意識だったからな
マジすまんな、すいちゃん
まあでも狭間の地潜りはまだやめる気はないがな、あそこはまだまだ遊べる…折角こうしてエルデンリングを実体験できるんだ、やれることはやり尽くさないと勿体無いだろう
幼馴染の様子がなんかおかしい……いつもならおはよって言っても、『ああ』とか『おう』みたいな感じで返されるのに…今日はあろうことか『おはよう』って返してくれた、しかもちゃんとこっちに顔まで向けて
何かあったのかと聞いてみれば、ちょっとした目標が達成できたって言ってた……確かにいつも何かに向けてひた向きに打ち込んでたなぁ
その目標が少しでも達成できたって言うなら、私も嬉しいな
それどころか私のライブに興味があるなんていうから…もうッ……
「…へへ、うへへ」
「うわっ、すいちゃんなんだにぇその笑い…」
「うわってなんだよ!いいだろ別にすいちゃんがどんな笑い方してようが!」
「もしかしていつもの幼馴染君?」
「そーなんだ~、今日久し振りに挨拶を返してもらったの!…しかもすいちゃんのライブに興味あるって言ってて~、もう嬉しくて嬉しくて…!」
「えっ……挨拶久し振りに返して貰ったってなんだにぇ…」
「だっていつもはなんかノートを書き込んでるから、おはよって言っても曖昧な返事しか返ってこなくて」
そんな事を話すとみこちはあからさまに顔をしかめ、そらちゃんは苦笑いを浮かべていた
確かに第三者目線から見れば結構な光景かもしれないけど、私達からしてみればいつもの事だから
「なんだにぇそれ、アタシなら絶対関わらないにぇ」
「でも何だかんだすいちゃんの我儘を聞いてくれる時だってあるんだよ」
「へえそうなんだぁ…話を聞いてた限りだと全然何もしてくれないのかと思ってたよ」
「昔は遊びに誘ったりすればついてきてくれてたし、ご飯奢ったりしてくれたんだよ!でも最近はそもそも大学にあんまり来てなかったから、話す機会もなかったって言うか……」
「……まあアレだにぇ、恋する乙女は盲目ってヤツだにぇ」
「こ、恋っていうか…憧れって言うか……」
「でも彼、結構人気あるみたいだよ…寡黙だけど真面目だし、なによりカッコイイから」
「えぇ!?そうなの!?」
「すいちゃんも早いとこ捕まえとかないと、突然どっか行っちゃうかもしれないにぇ」
すいちゃん、昼飯は友達と食べてくるって言ってたけど……やっぱホロメンかな
ワイは今ぼっち飯中、そもそも大学自体狭間の地に潜りまくってた所為で碌に来てないからな…そりゃ友達も居ないわ
「おや?ノートを書いてないなんて珍しいですね」
「……ん?白猫…?」
「狐じゃい!」
ひょこっと顔を覗かせてきたのは猫やんけ基、白上フブキだった
俺はどんだけ無意識下で輪を広げているんだろう……すげぇ怖くなってきたんだが
エルデンリングDLCはよ来ないかなぁ、あとACの新作も
キャンパスライフってどんなんやろね、送ったことないから分かんねぇや
てなワケでこんな感じですんで、よろしくお願いします
ではでは、またお会いしましょう