趣味に没頭していたらいつの間にか囲まれてたって話 作:AZAZEL
因みにワイ氏のビルドは超万能型(全ステカンスト)となっております…どうやって上げたか?そんなの簡単だよ
ひたすら血まみれの地下空間で銀と赤色のカエルを狩りまくってたに決まってんだろ
ではほんへどうぞ
今日は休日、予定も何も無いし一日中ゲームでもしてようかな……こっちの世界にも一応フロムゲーはある
だけどリアルで狭間の地に潜っている今、正直ゲームでまでフロムに触る気になれない……いやこれマジ
まあ買ったしなんなら全エンディング回収やら色々済ませてはいるけど
玄人舐めんな、こちとら身も
……折角の休みやし、天気もいい事だからマフィアやならず者共でもシメに行くか
「邪魔するよ」
木のドアをマリカの槌でぶっ壊し、中へと入る……外にいた連中は全員もれなく槌の餌食となり、辺りに散乱している
この街は比較的平和だが、裏路地には割と廃墟やヤバい連中の拠点なんかが蔓延っている……絶好の闘技試しの場所だと思わんかね?
「なッ!?テ、テメェどこの組織の差し金だ!!」
「別にどこの組織にも属してねぇよ、暇だからお前らみたいなので遊んでるだけだ」
「テメェが噂の『裏潰し』か…上等だ、全員で相手しろ!ガキだからって甘く見るな!」
銃を構え、マフィア達の一斉掃射が行われる……まあワイ、狭間の地でレベリングしまくったし…今のステと動体視力なら銃弾の一発一発が目で追える
そもそも銃弾程度なら避ける必要すらない、槌を振りかぶり…叩き付ける
黄金は前方へ扇状に広がり、弾け飛ぶ…ボス以外のマフィアが宙へ吹っ飛ばされる
「あ、ありえねぇ…何なんだ、何なんだよお前は!何故俺ら裏家業の人間を目の敵にする!?確かに俺らは人に怨まれる様な事だってしてきたさ!だがお前に手を出した覚えはねぇぞ!!」
「あぁ?俺のコーヒーブレイクやゲーセンでのお楽しみ時間を散々邪魔してきてんだよ…どこのテロリストだかマフィアだかは知らんがな」
「な、ならこうしようじゃねぇか…俺達と手を組もうぜ、俺らがお前の日常の平穏を約束しよう……どうだ?」
「あー……いや、いいよ別に…俺一人でどうにでも出来るから、寧ろ俺一人でお前らの様なはみ出し者を木端微塵に砕いた方が早い…そういう訳だから、さようなら」
「まっ、待て!やめッ…!!」
マリカの槌をボスへ叩き付けた
さ、次の所いこ~……ん?何か面白そうな気配を感じるな…上か
天井を突き破って大男が降ってきた…お、親方……空からガチムチマッチョが…おい誰得展開だよコレ
「何だァ…?『裏潰し』ってのはこんなガキなのかよ…情けねえ奴らだな、こりゃウマい仕事貰ったもんだな」
「……どちらさん?」
「オイオイ、裏で動き回ってるのに俺様を知らねぇなんてな…俺様は『ダイヤのジャック』、裏専門の掃除屋だ…ウチの組織の支部を潰してくれたそうじゃねえか」
「……?さぁ、裏組織なんて潰し過ぎて何処がどこなんて一々覚えとらんぞ」
「がっはっはっは!!流石は裏潰し様だなァオイ!いう事がちげぇ、その辺の木っ端とは比べ物にならねぇな…気に入ったぜお前……だがな、お前さんが潰した支部の一つが稼ぎ頭の一つだったもんでよ、ウチのボスがカンカンになっちまってな」
「そりゃあ大変だな…しかし稼ぎ頭一つ潰されたくらいでピーピー言うな、そのくらい立て直す度量が無いのにボスなんてやんなって」
「言ってくれるなァ?益々気に入ったぜ、ウチのボスは完璧主義でよォ…物事の計画が上手くいかないと気が済まねぇタイプでな……悪いがお前にはここで死んでもらうぜ?」
そう言って大男は殴ってきたので、後方へ飛ぶ
殴られた床は粉々に吹き飛び、余波で周囲の壁にヒビが生じる…純脳筋タイプか、なら此方も筋肉を出さなければ無作法というもの
マリカの槌を虚空へ消し、
「いい反応速度だ!」
「お前もいい筋肉だ、デカブツ」
「ジャックと呼んでほしいもんだなッ!!」
後方へ飛んだワイに一瞬で近づく瞬発力…凄まじいな
蹴りを繰り出してくるジャック、空中で受け止めたのでそのまま吹っ飛ばされた
壁を突き抜け外へと出された
「俺様の蹴りをモロに受け止めてなんともねぇなんてなァ……成程、これが『裏潰し』か」
「いい蹴りだったぞ」
「その割にケロッとしてるじゃねぇか…よッ!!」
正面からぶつかり合い、両掌を組み合う……力比べってヤツか
つーか掌クッソデカいな…
「はッ!この俺様と力比べしようってか…いいぜ、その両手使い物にならなくしてやる!!」
「やってみろ」
掌に力を入れ、握りつぶさんばかりの力が掛かる……が、今の
「どうした?これで終わりか」
「ばッ、馬鹿な!?俺様の力が…!押し負けるだと…!?」
「そろそろ終いにしようか、警備隊に来られても困る…一撃だ、一撃でお前を吹っ飛ばす」
「何を…!?」
パンチは必ず一発だけだ……組み合っていた掌を離し距離を少し取る、そして踏み込み…腹を思いっ切り殴る
建物を貫通して一本裏の路地へとジャックは吹っ飛んだ
「またどこかで
今回は大物が釣れたみたいだな、しかし本当にどこの組織なんだ?マジ潰し過ぎてどこか分らん
まあワイも裏の連中に結構恨みを買っているみたいだな
さっさと退散しよ、警備隊に絡まれるのは本当に面倒だし
「う〜ん、またこれかぁ…」
「遅れてごめんフレア〜!」
「大丈夫だよノエちゃん、どっちにしてももう色々終わってるし」
「あ、もしかしてまた?」
「そうなんだよねぇ…誰か分かんないんだけど、またマフィア組織が一つ潰されてる……しかもコソコソ勢力を蓄えてたからリストにも載ってない」
「なんか恨みでも持ってたんかな?」
「……わっかんない、本人に聞くのが一番早いけど…」
「肝心の本人が見つかってないんですよねぇ~?」
「あれ?来てたのマリン」
「おっ!マリンおつまっする~!」
「はい~、陸は専門外ですけど…船長もちょ~っと気になってるんですよ」
「…今は敵じゃない事を祈るしかないのかなぁ……」
あの後、10組織くらい潰し満足したので帰ることにした…こんだけ潰してもまだ昼なんだよなぁ……どうすっかなこの後
一応ジャックが吹っ飛んだ方を見てみたが、あの筋肉の姿は無くなっていた…上手く逃げおおせた様だった
取り敢えずご飯でも食べに行くか、ここは適当にファミレスでいいかな
「あれ、こうさんじゃないですか」
「…ん?」
「珍しいですね街中にいるなんて、今日はダンジョンに潜らないんですか?」
ららーいおん、ヌァゼイルンディスカシシロサン
しかも隣に酒飲みエルフが見えるぞ……ちょっと待て、ししろんとも知り合いだったのかワイ…?何で本人が分かってないんだよ可笑しいだるォン?
ししろんかわいい(脳死)
「ああ、ある程度の目標は達成したからな…暫くはいいかなって」
「へぇ、そうなんですか…じゃあこれからどこに?」
「昼飯食おうかなって」
「じゃあ私もついて行こうかな」
「え"?」
「えぇ!?」
「ダメですか?」
やめろそのわざとらしい潤んだ瞳、オタクがそんな目されて断れる訳ねぇだろが
て言うか隣の酒飲みエルフもええって言うてますけど、その辺いいんすかねししろんさん
「いやまあ、俺は別にいいけど…お連れさんおりますけど貴女」
「ラミちゃんは嫌?」
「い、嫌じゃないけど…別に…」
「ほらラミちゃんもこう言ってますし、良いですよね?」
「なら別にいいけど…俺ファミレス入ろうとしてたんだけど、行きたいとこあるならそこでいいよ」
「そうですか?じゃあラーメンでも食べに行きましょう」
あなた本当に好きよねラーメン
て言うかもっと女の子らしいもんにしなさいよ…今更だけどさぁ、ラミちゃんおるねんぞ
ししろんオススメだと言うラーメン屋に入った、中はそれなりに人が入っており…中々繁盛してるみたいだな
「お!ライオンの嬢ちゃんとエルフの嬢ちゃんか!いらっしゃい!」
「店長ー、いつもの三人前ちょうだーい」
「あいよ!ちょっと待ってな!」
なんかデジャヴを感じる……何だ、何だこの声…ついさっき聞いたような
バッと厨房を見ると筋骨隆々な大男がラーメンを作っている……お、お前…まさか……
いや、人違いかもしれない…筋骨隆々なラーメン屋の店長なんて腐るほど居る筈だ、たまたま似ているだけかもしれない
「ここはとんこつラーメンとチャーハンのセットがオススメなんですよ〜」
「へ、へぇ…そうなのか」
「…?どうしたんですかこうさん?」
「いや……何でもない、二人はよくここに来るのか」
「はい、常連ですよ」
「……し、志賀さんはラーメンとか食べるんですか?」
「まあ、たまにな」
ラミちゃんが初めて話しかけてくれた、感動
いや実際無意識下で話してるのかもしれないがノーカンだ、ノーカウントなんだよ
それはワイであってワイでは無い……何言ってんだこいつ(自戒)
やっぱこうしてると清楚だよな、酒さえ関わらなければな…まあ酒が入ってもかわいいと思うけどな
かわいい女の子は何しててもかわいいんだよ、それが世の真理だ
「ヘイお待ち!いつものラーメンセット三人前な!……お?おいおい獅白の嬢ちゃん男連れてきたのか!カーッ!隅に置けねぇなぁ!」
「そんなんじゃないですよー、大学の知り合いってだけです…お昼を探してたみたいなんで連れてきたんですよ」
「へぇそうなのか?しっかし両手に花だなぁ兄ちゃん!どっちが本命とか決まってんのかァ?」
やめろ筋肉、ワイの顔を見るんじゃあない
お前だって気まずい空気を作りたく無いだろrrう?ならいい子だから大人しく厨房に戻るんだな
肩叩くなって、はよ厨房に戻れ…なんか女性店員が『ああ、ダル絡みされてるなぁ』みたいな目でみてんじゃあねえか
「……あ?お、お前……」
「……ラーメン、頂こうか…麺が伸びてしまうぞ」
「そうですね、じゃあいただきまーす」
「……おう!たんと食ってけ!」
んー…どう考えても今のはワイだってバレたなぁ、つーかお前なんでラーメン屋なんかやってんだYO
裏組織の掃除屋じゃねえのかよ、それとも何だ?趣味かコノヤロウ
「どうですか?こうさん」
「……美味いな、豚骨臭さも少なくていいと思う」
「なら良かったです」
ヤダししろん……笑顔がかわいい
しかしこう…美少女がラーメンを啜ってるってのも、なんかシュールというか
まあかわいいし、何しててもかわいいよな(脳死)
ラーメンと炒飯は普通に美味い、腕は確かみたいだし…本当にただ趣味でやってるだけかもしれないな
てな訳で完食、美味しゅうございました
「店長ー、ご馳走様ー」
「おう!また来な!」
お代はワイが全部払った、かわいい子に投資するのは苦じゃない…むしろご褒美と言ってもいい
と言うより、狭間の地から持ち帰ったルーンを換金したらとんでもない金額になったから金には困ってない
スパチャって素晴らしいね
「ほ、本当にいいんですか?ししろんと私の分まで出して貰って…」
「気にするなよ、これくらい出費にすらならんよ」
「私から誘ったのにありがとうございます、今度は私がなにか奢りますから」
「そんなに気にするなって」
「それで…この後は何かあるんですか?」
「あー…まあちょっと、用事があってな」
「……そうですか、じゃあまた大学で会いましょうね」
「ああ、またな」
生ししろんとラミちゃんかわいかった、この後の面倒事を片す前にかわいい成分を補充できて良かったわ
しかし…ししろんとラミちゃんとはいつ出会ったのやら、マジ記憶ないのなんなんホンマ
ししろん達と別れ、再度ラーメン屋に訪れていた……そこには暖簾を降ろす大男がいた
「……中入んな、客なら出払った」
「準備がいい事で…それじゃお邪魔しますぜ」
中に入ると、さっきまでとは大違いに閑散とした店内が広がっていた……本当に出払ったんだな
カウンターに座ると、さっきの女性店員がお茶を出してくれた……この人も裏関係か?
「君がジャックの言ってた子か……へぇ、中々イケメンじゃない」
「やっぱそっち関係か」
「そうよ、あの筋肉バカを殴り飛ばしたんだって?やるじゃない君」
「そいつはどうも」
お茶美味しいな、使ってる葉っぱが違うんかなこれ
なんて呑気に考えてると、隣にドカッと筋肉が座った…筋肉もお茶を啜っている
「世間ってのは狭いもんだな、ジャック」
「全くだぜ本当、こんな所でまたお前と相見えるとはなァ?」
「裏稼業の人間がまさかラーメン屋やってるなんて思わねぇだろ、ラーメンは美味かったぞ」
「ただの趣味だよ、ボスが許してくれたからな…俺の魂が籠ったラーメンだ、不味い訳がねぇだろ」
「それで?どうする……どこか広いとこでやり合うか?」
少しピリッとした空気が流れる……だが殺気は感じない、どうやら今は手を出すつもりは無いみたいだな
「……やめとくよ、今の俺じゃお前には敵わん」
「へぇ、筋肉バカでも引き時ってのは分かってるもんなのね」
「うるせぇぞクイーン…実力にあった身の振る舞いが出来てなきゃ、裏稼業でなんて生き残れねぇのはお前も知ってんだろ」
「それもそうね……お茶のおかわりいるかしら?」
「いただきます」
「お前……敵地の真ん中でよくそんなのうのうとしてられるな…」
「店の中で暴れるつもりはないからな、美味いラーメンが食えなくなっちまうだろ」
「……ふん、よく言うぜ」
何嬉しそうな顔してんだ筋肉、野郎のツンデレはどこの需要にもならないから要らんぞ
美人さんから入れてもらったお茶を啜る……つかまじ美味いなこのお茶
「だが次、またお前を排除する依頼が来た時はこうはいかんぞ……」
「おお、そいつは怖いもんだな……ご馳走さんな、美人さんに入れてもらった茶は格別だったよ」
「あら、お上手…またお会いしましょう、『裏潰し』君?」
ラーメン屋を後にし、そのまま家に帰った……人生何が起こるか分かったもんじゃねえな
最近食べるラーメンがひたすら味が濃かったり、こっっっっってりしてたりするんだよね
まあそれを聞けば私のいる地域が大体検討が付くと思うんですが、各県ごとに名前を付けてラーメンを出してるのは何なんすかね
どれも結局とんこつやんって思うんだよね
いや、けして嫌いではないんだけどね
ではでは、またお会いしましょう