趣味に没頭していたらいつの間にか囲まれてたって話 作:AZAZEL
DLCラスボス倒したので初投稿です
フロムさんちょっと張り切り過ぎ、過去最高に狂ってるラスボスだったんですがそれは
しかも追憶で作る物が3つもあるとか、めっちゃ優遇されてるやんけ…掴み即死も過去見た事ないニュアンスのものだったし
ではほんへどうぞ
今日は今日とてカエル狩り、ルーン貯蓄して換金して…いやまあ、資金はまだまだ腐る程あるんだけども
モーグウィン王朝でルーン稼ぎ…そう言えば、今周回のモーグって倒したっけ
暇潰しも兼ねて、サラッと行っちゃおうかな
「まあこんなもんか…流石にカンストさせてたら簡単に感じるわ」
ニーヒルも秘薬飲んでたらただのチャンスタイムでしかないし
……あれ、何あの人…ミケラの繭んとこに見慣れん人が居るな
いや、居なかったやろこんな人…え、他の攻略者か?いやでもモーグウィン王朝ってまだ発見されてない筈なんだが
「おーい、聞こえてまっか〜……やっぱNPCか」
基本的にNPCはこう言った呼び掛けには反応しない、ちゃんと近付いて話し掛けないとならない
……何だろうか、ワイのフロム魂がザワついている
ミケラの手に触れろと、更なる『試練』を求めるならばそうしろと…ワイのフロム魂が囁いている
「……俺はフロムラー、この先何が待ち受けていようと『試練』を…『成長』を求む者」
繭から伸びる、ミケラの手を触れる……瞬間、視界がホワイトアウトした
気が付いた時には見知らぬ洞窟…何処やねんここ、取り敢えず外に出るか
「……何だここ、狭間の地…ではないな、あれ黄金樹じゃなさそうだし」
……こっ、これはまさかッ……!
DLCなのでは…ッ
いや、こっちの世界でもDLCとかあるんかい……いやこれは
「久方振りにフロムラーとしての血が騒ぐ…俺を新たな『強敵』が、『試練』が待っている……攻略しなきゃ(使命感)」
こうして、ワイはダンジョン攻略に勤しむ事となる…流石はフロムのDLC、余すとこなくモリモリと高難易度をぶち込んできやがる
こうなったらワイも負けてられない、こっちも余すとこなく全てを攻略してやろうじゃないか
詰まるところどう言う事か……そう、無意識の再来である
「……いや~、なぁにがいけなかったんですかねぇ」
多分、ワイがフロムラーな時点で色々と負けてるのはお察し
今は食堂で少し反省してる…だが後悔はしてない
攻略してる最中の記憶が全くござらん……クォレハまた何かやってたら怖いなぁ(戦慄)
「こうちゃんおはよ~」
「ああ、おはようすいちゃん」
「……戻った~!!よかったよこうちゃ~ん!!」
「うおっ、急にどうしたの」
ヌ"ッッッ(吐血)
急に抱き着いてこないで貰っていいですかすいせいさん、しんでしまいます
「だって最近のこうちゃん、昔に戻ったみたいだったんだもん」
「ああ、そう言う…ちょっとダンジョン攻略が忙しくてな」
「またノートを取り出してきた時、すいちゃんめっちゃびっくりしたよ」
情報収集は攻略に必須、それ一番言われてるから
ボスの行動、攻撃タイミング、攻撃方法……諸々全てを覚えて後はひたすら反復する
て言うかDLCのボス全員に言えるが、ディレイ効きすぎだコラ(迫真)
あとラダーン、ワイはお前を一生許さないからな(憤怒)
あんな誉の無い闘い方、久方振りにしたわ
「……なあすいちゃん、俺変な事してなかったか?」
「急にどうしたの?別に変なことなんてしてなかったけど……何で?」
「ちょっと、まあ…悪い癖で……一つの事に集中し過ぎてあんまり最近の記憶が無いと言うか」
「へ〜、こうちゃんでもそう言うのあるんだ」
と言うかこっちの世界に来てから殆どそれだったんですけどね(迫真)
転生して自我が芽生えて学園生になるまでの記憶無いんですから、これが記憶喪失ってやつなんですね(すっとぼけ)
知らない内に知り合い増えてるのはって?ワイが知るかそんなもん(横暴)
「……あ、でもカリオペが愚痴ってたよ」
「ゑ?」
「こうちゃんが全然ご飯食べてくれないとか、部屋に籠って出てこない〜って」
「……そっかぁ(諦観)」
クォレハやらかしましたね(確信)
いや〜完全に家にワイ以外が居ること忘れてましたねぇ……一人暮らししてる時と同じ様に攻略しちゃったわ
あの頃は飯は狭間の地、家は睡眠を摂る為だけに帰ってた様なもんだったし
「フワワちゃんとモココちゃんも寂しがってたよ」
「う~ん……何か買って帰らないと…(使命感)」
「まったくもう…こうちゃんのダンジョン癖は治ったと思ってたのに」
「いや~…俺の攻略癖はそう簡単には治らないかもねぇ……」
「でも今回は前よりも早かったからよし!」
まあ前回は4、5年近くその状態だったからね…それと比べりゃ可愛いもんですよ(おまいう)
正味、前回の時は関わりを認識してなかったホロメンとの関わりが出来てたから…まあ、ワイの精神が削られてた訳で
今回はもう増える事もないでしょうし……フラグじゃないよ(切実)
「お、もうノート書いてないんだな航輔」
「ああ、真哉…お前も見たのか」
「話しかけても曖昧な返答しか返ってこないし、かなり集中してたなお前」
「一回のめり込むとどうにも止まらなくてね」
「完全に悪い癖だろそれ」
そんなのワイだって分かってらぁ
て言うかすいせいさん、いつまでワイの腕にくっ付いてるんですかね…そろそろ精神的に限界なんすよ(迫真)
「また何か新しいダンジョンでも見つけたの?」
「舞彩さんも居たのね……聞きたいですか?」
「その反応ウザいぞ」
「コイツぁひでぇや……まあそんなとこですよ」
「……狭間の地関連だろ」
流石に鋭いな舞彩さん……まあ別に舞彩さんになら言っても良いか、ワイが制覇してるの知ってるし
そろそろ離れないですかねすいちゃん?駄目ですか、そうですか…(瀕死)
「鋭いな舞彩さん…実は新しいエリアを見つけましてな、そこがもう狭間の地の比にならないくらい理不尽でして」
「はぁ?あそこより高難易度なダンジョンなんてあるのかよ」
「甘いな真哉…まだまだあの地を理解してないな」
すいちゃん抱き着く力つよスギィ、そんなにギッチギチにワイの腕を締めなくても……
何でそんな不機嫌そうな顔してるんすか、かわいい(脳死)
取り敢えず頭を撫でてご機嫌取り……あ^~(自爆)
「その口振りだと、航輔すら知らないエリアだったみたいだな」
「そうですね、もしかしたらダンジョンが拡張したのかもしれませんね」
すいちゃん達と別れ、テラスへと向かう…やっぱ食堂だとホロメンとのエンカ率高めだと思われる
正味、最近の統計的にはテラスに居てもエンカするから最早心の問題っちゃそうなんだけども
「ハァイ、コウスケ君」
「コウスケ、奇遇ですね」
「……通報するぞ不審者」
「あら、随分と辛辣な対応ね」
「この間振りですね、コウスケ」
「ああ、闘技大会振りだなネリッサ」
ネリッサとシオリ…君らテラスに居る確率高ない…?
シオリに至っては学園生ですらないし……ちょっとスタッフー、警備どうなってんの(迫真)
まあシオリ、人族寄りの
「また随分とあのダンジョンにお熱だったみたいね」
「ああ、見てたのな…そうだよ、新エリアに白熱してたんだ」
「……私としては嬉しかったり、少し妬けたりするんだがねぇ」
「何が」
「心底楽しそうにしてる君を久し振りに見れた、ってのと…それが私じゃなくてあのダンジョンだって事実」
「……シオリ、貴女も相当ね」
ワイを満足させられるのはやっぱフロムなんやなって…(感慨)
シオリの内包している奴らにも興味はあるが……まあ、今度相手するか…それがシオリへのスパチャになるなら
ワイは喜んでスパチャしようじゃあないか(玄人感)
「じゃあ今度時間がある時に君の持ってるのを見定めてやろう」
「…へぇ、じゃあお願いしようかな」
「俺の基準はかなり高いぞ、それ相応の覚悟はしておけ」
「私の持っているのは君の為に用意したものさ、期待は裏切らないよ」
前に話してた深き深淵の主だか何だかも気になるし……流石にマヌス君じゃないよね
さて、家に帰る前に何か買っていかないとなぁ…何がいいかしら
ワイの家に居る子達には結構な迷惑を掛けたような気がするので、詫びスパをせねばな
「ただいま」
「お帰り、コウスケ……今日は夕飯食べるのかしら」
「あ、うん…貰って宜しいですか…?」
「何で急にそんな腰低いのよ」
「ご迷惑お掛けした様で…あ、これケーキね」
「少し昔のコウスケに戻ったみたいだったわよ、まあ私は知ってたからいいけど…あの子達はちゃんと構ってあげなさいよ」
「ああ、そうするよ」
全員分のケーキはちゃんと買ってきてある、玄人に抜かりはないのだ(慢心)
取り敢えずふわもこコンビとアーニャと、IRySにケーキを渡しに行こうかな
「あら、もうダンジョン攻略はいいの?」
「悪いなクロニー、ああなると周りが何も見えなくなっちゃう性分でさ」
「そう、まあでも…そうしてる時が一番楽しそうだったわよ」
「まあ好きなんでな、ダンジョン攻略」
居間にある炬燵へ集まってるIRyS達……何あの空間かわわ(脳死)
ワイに気が付くとふわもこコンビが真っ先に駆けて来た…わんころめ、くそかわ(大迫真)
「ご主人!もう攻略おわったの!」
「ごしゅじーん!」
「ああ、悪かったな皆」
「ううん、気にしてないですよ」
「そうそう、今まで見た事ないくらいに楽しそうにしてたし…邪魔するのも野暮じゃん?」
ワイからの詫びスパ…基、ケーキを皆に配る
カリオペとクロニーにもケーキは渡して来た……しかし、まさかまた無意識に陥るとは思っても無かったな
これもそれも、大体フロムが悪い(責任転嫁)
ワイがここまでフロムラーになってしまったのも、全てはダクソが悪いんやなって
「……かれこれ一週間は夕食を食べてないみたいだけど、大丈夫なのかしら」
「多分、ダンジョン内で済ませてるんじゃないかしら」
「そうなの……彼って元々こんな感じだったの?」
「私が出会った時は、少なくともそうだったわよ」
カリオペが夕飯の支度をしながら、クロニーと会話をしている
話題は、最近めっきり食卓へ顔を出さなくなった家の主である……当の本人は新規エリアでウハウハ状態なのだが
「ご主人…最近、忙しそう」
「モココも全然遊べてない……」
「もう少し我慢してて、その内いつもみたいに構ってくれる様になるから」
「うん…」
「ちゃんと我慢する…」
今現在もダンジョンへ赴き、ひたすらに影の地を駆け回っている最中であろう彼は…恐らくそれどころではないのだろう
家に帰っては部屋に籠り、翌朝にはそそくさと学園へ行き…その後は夜中まで帰ってこないのがルーティンになりつつあった
「でも彼、凄く楽しそうよね」
「そう、あれだけハードな一日を過ごしてるのに見た事ないくらいに楽しそうにしてるのよ」
「……成程、貴方が彼を気にする理由もなんとなく分かった気がするわ」
「コースケ、とても楽しそうですね」
「あんな楽しそうな顔、アーニャさんも初めて見たよ」
死にゲーを生き甲斐にした者の最終地点である
最早ドMなんじゃないかと疑うレベルで苦行並みの事を嬉々として行う
例えそれが宇宙悪夢的確率であろうと、微かにでも可能性があるのならば全力を尽くす
それがフロムラー、及び地底人と呼ばれる人種である
「攻略が終わればいつものコウスケに戻るわよ、心配しなくても帰って来るわ」
「そうね、今は楽しんでる彼を邪魔しないようにしましょう」
「うん!終わったら遊んでもらう!」
「モココも!」
「多分、本人も気が付いて何か買ってくるんじゃないかしら」
「ああ、しそうね彼」
そうして数ヶ月、彼はダンジョン攻略にいつも通り尋常では無い何かを賭けながら挑むのであった
誉は影の地で死にました
最早ガン盾チクが正攻法なんじゃないですかね
いやね?最初は頑張ったんですよ、出血とかでいけるかなって……もう無理でしたね
指紋石構えて蟻棘のレイピアをチクチクして腐敗で封殺しました…そこに誉などもう要らない
ではでは、またお会いしましょう