蒼き雷霆ガンヴォルト断章 黒いアナタに贖罪を   作:神木レイト

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起動編
扉は開かれた


 

 

──廃墟。

かつて高層ビルが立ち並んでいた都市は、今や

終末戦争後のような雰囲気を醸し出している。

 

丸に翼、そして三角──皇神(スメラギ)のマークから、

ここが皇神の治める都市だった事が分かる。

 

 

その中を、1人の青年が歩いていた。

 

 

黒いプロテクトスーツと黒い髪。

黒いコートが風にはためく。

髪の先は編み込んであるが、その部分だけ

赤黒い色になっていた。

黒い髪も、乱雑に染めたのか

所々染め切れていない部分がある。

 

 

──そんな彼の目の前に、チンピラらしき影。

 

「金と食料を置いていけ」という要求に、

彼は銃を取り出す事で答えた。

拳銃にしては、やけに機械的な銃。

その銃も、彼の髪の先の様に赤黒く染まっていた。

 

「あぁ!?」

 

 

 

 

 

 

 

──厄災、起動。

 

 

 

 

 

 

 

 

赤黒い雷が、彼を包む。

 

蒼き雷霆(アームドブルー)!?いや、こんな色じゃねぇ筈だ!」

 

『はぁ……消えろ』

 

 

──そこからは蹂躙だった。

チンピラ達は反撃する間も無く雷で貫かれ、その命を終えた。

 

 

 

『今日は厄日だった。

能力者の台頭が更にひどくなっている……』

 

彼はそう呟きため息をついた。

 

『全てはあの日に始まった……

俺が選択を間違えたからなのか?

神とやらが操ったのか?』

 

『……分からない』

 

彼は手に()()()()()()()を抱えながら歩く。

と、彼の雷が何かに反応した。

 

『──?』

 

その方向に向かう。

そこには──

 

 

『かつて()()()()暮らした家』があった。

 

 

『何がしたい……?』

 

 

雷は伝える。

 

 

世界を越える術(パラレルワールド)を。

 

 

扉を開く方法を。

 

 

『──厄日だと思っていたが。

今日はツイてる日だったようだな』

 

青年はニヤリと笑う。

 

 

赤黒い雷が迸る。

世界の壁を破る為に。

青年は力を振るう。

今度は、()()()()()()()()

 

 

空間が歪み、

壁が軋み、

それでも青年は雷を穿つ。

 

 

円形に開いた穴。

向こうに見えるのは、電飾で飾られた高層ビルの群れ。

こちらには無い、青い空。

モルフォの歌が鳴り響く、現代都市。

 

 

扉が、開いたのだ。

 

 

 

『最高だ……!

コレなら、行けるかもしれない!

 

あの日出来なかった事を、出来るかもしれない!』

 

青年は興奮したように独り言を言うと、

自らの装備の点検に入った。

 

スーツ、OK

銃、OK

心、OK

 

あの日貰った大切な物──OK

 

全て確認が終わると、

穴の向こうに飛び込んだ。

『待ってろよ──シアン、モルフォ

俺は……必ず!』

 

 

 

 

 

 

 

──コレは、救済の物語。

 

有り得ぬ場所より飛来した青年による、

救う為の物語。

 

そして────

 

 

 

 

 

黒い()()()に送る、

贖罪の物語。




ストライカーパック無印編真エンド到達記念。



カービィの方が終わるまでほったらかしになります。
でもこっちの方がプロット完成していると言う矛盾。
どうしよ。

もう少し投稿頻度上げた方がいい?

  • ガンガンやってくれ。出来れば毎日。
  • 上程までとは行かないが早く頼む。
  • 普通で良い。これぐらいの頻度で大丈夫だ。
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